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DMR(臨床検査薬情報担当者)というお仕事
2020年4月より、MR(医薬情報担当者)から、DMR(臨床検査薬情報担当者)に転職した私。徐々にDMRのお仕事の概要がわかってきましたのでご紹介。
DMRとは、自動分析器を用いた検体検査を行う際に使う試薬を、臨床検査技師の方相手に営業するお仕事です。
聞きなれない言葉が多くてよくわからんと言うツッコミが来そうなのでざっくり言うと、プリンターのインクを売る商売だと思ってください。
検体検査とは
患者様から採取した、尿、血液、細胞などを調べる検査のことです。
健康診断の尿検査や、今はやりのPCR検査などがこの検体検査に該当します。
自動分析装置とは
生化学自動分析装置は、血液や尿などの体液成分を検体とし、糖やコレステロール、タンパク、酵素などの各種成分の測定を行う装置です。
https://www.jeol.co.jp/science/ca.html より引用
自動分析装置に尿をセットすれば測定ができるわけではなく、ここで出てくるのが試薬です。詳しい説明は省きますが、プリンターがあって、紙があっても、インクがセットされてなきゃ印刷できないのと一緒です。
自動分析装置には大きく分けて2種類ある
■汎用機
機械と試薬が別々に販売されているもの。
つまり、装置はA社、試薬は B社 C社 D社 なんでもいいですと言う機械
・メリット
使う試薬のメーカーは何でもいいのでそこに競争の原理が働くこと
汎用機を使っている病院にはB社もC社もD社も営業をかけるので、値段、情報、その他諸々、各社が頑張ります。
・デメリット
高度な想定方法を使うことができない。
難しい話になってしまうので、インクが何でも言い分、モノクロプリントとカラープリントくらいしか機能が無い、、みたいなもんとお考えください。
■専用機
機械と試薬が同じメーカーからセットで販売されているもの
・メリット
高度な測定方法を使うことができる。
モノクロ、カラー以外に、クリアファイルに印字もできちゃいますよ!!
自動で真ん中をホッチキス留めして、冊子を作ることもできちゃうよ!!
みたいなイメージです。
初期の導入費用が安い
消耗品で採算がとれるので、ケータイの機種代実質無料!!だから月々の使用量払ってね。という携帯電話の売り方が近いかな。
・デメリット
試薬が高い
機種代実質無料って言われたけど、月々の支払い高くね?みたいなイメージ
日本では汎用機が強く、海外では専用機が強いようです。今現在、日本でも専用機を使う流れが強くなってきているようなので、もしDMRを志す事があれば、その辺気にしてみて下さい!
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