【18きっぷ】安く済ます!中国地方世界遺産一人旅記録【4泊5日】
3月末に、これまで未踏だった中国地方の県中心に一人旅に行ってきました。その記録です。
安く済ます為に何かを妥協する必要があり、今回はグルメ要素と移動時間でした。
歩けるところは歩くので体力も使います。
前提:
関東発
自家用車なし
カーシェア使用(山口県のみ必須)
一人旅(いろいろ割高)
【忙しい人のためのサマリ】
■行くところ
☆が世界遺産。
・広島県(☆原爆ドーム、☆厳島神社)
・山口県(秋芳洞、秋吉台、☆松陰神社)
・島根県(☆石見銀山、出雲大社、稲佐の浜)
・鳥取県(鳥取砂丘)
・兵庫県(☆姫路城)
■かかった費用(食費除く)
41,322円
・交通費
計24,262
18きっぷ:11,850
宮島フェリー往復:360
秋芳洞駐車場:500
カーシェア(山口):4,120
石見銀山バス往復:1,260
石見銀山レンタサイクル:700
カーシェア(島根):2,472
鳥取砂丘バス(片道):300
鳥取砂丘リフト(片道):300
鳥取-姫路高速バス:2,400
・観光費
計2,910
厳島神社:300
秋芳洞:1,200
石見銀山龍源寺間歩:410
姫路城:1,000
・宿泊費
計14,150
広島カプセルホテル:2,150
山口カプセルホテル:2,500
出雲ビジネスホテル:4,300
姫路まともなホテル:5,200
【旅行記】
■1日目:横浜~広島(原爆ドーム)
この旅行のカギとなる青春18きっぷ(https://railway.jr-central.co.jp/tickets/youth18-ticket/)(11,850円)を買っておきます。
18きっぷをおおざっぱに説明すると、「使うとJR在来線が1日乗り放題になるアイテム5回分セット」です。
横浜から広島に向かいます。早速この旅行の最難関です。
ジョルダンの青春18きっぷ検索は非常に便利で、PCでの検索結果をテキストコピーしておくと下記のようになるので、事前にオフラインで見れるようにしておくと便利です。
↓総額11,340円とありますが、18きっぷを1回分使うことでその日は無料になるという寸法です。
検索条件: 横浜→広島 2019/03/21(木) 05:41 出発
発着時間:05:48発 → 20:28着
所要時間:14時間40分
乗車時間:13時間11分
乗換回数:8回
総額:11,340円
距離:865.4km
■横浜 6番線発
| 東海道本線(東日本)(沼津行) 75.8km
| 05:48-07:08[80分]
| 11,340円
◇熱海 ≪直通≫ 2番線着・2番線発 [2分待ち]
| 東海道本線(東海)(沼津行) 16.1km
| 07:10-07:22[12分]
| ↓
◇三島 2番線着 [7分待ち]
| 東海道本線(東海)(静岡行) 325.2km 前~後
| 07:29-08:29[60分]
| ↓
◇静岡 4番線発 [2分待ち]
| 東海道本線(東海)(浜松行) ↓ やや前・やや後
| 08:31-09:43[72分]
| ↓
◇浜松 3番線発 [1分待ち]
| 東海道本線(東海)特別快速(大垣行) ↓
| 09:44-11:47[123分]
| ↓
◇大垣 1番線発 [25分待ち]
| 東海道本線(東海)(米原行) ↓ 前~後
| 12:12-12:46[34分]
| ↓
◇米原 [4分待ち]
| 琵琶湖線新快速(米原経由姫路行) 198.4km
| 12:50-15:17[147分]
| ↓
◇姫路 8番線着・7番線発 [16分待ち]
| 山陽本線(播州赤穂行) 249.9km
| 15:33-15:53[20分]
| ↓
◇相生(兵庫) [3分待ち]
| 山陽本線(三原行) ↓
| 15:56-18:37[161分]
| ↓
◇糸崎 [29分待ち]
| 山陽本線(岩国行) ↓
| 19:06-20:28[82分]
| ↓
■広島 1番線着
乗車時間、13時間。。。
ソシャゲの周回してればすぐだなとか思ってしまう人には18きっぷ向いています。なんにせよ時間つぶしは必須です。
応用情報技術者試験の勉強するつもりでしたが、ほとんどプライムビデオとか見てました。
座れるかどうかで暇つぶしの内容も変わってくると思いますが、今回に関してはほとんど座れました。
見ていただくと分かる通り、乗り換え時間がかなりシビアで、食事はコンビニで都度都度買う感じでした。大垣の25分待ちは救いでした。
広島到着後、歩いてホテルにチェックイン(2150円)。
この日はきれいめなカプセルホテルをとりました。
paypayのために登録したyahooプレミアムの特典を活かして、yahooトラベルから1割引きで予約しています。
チェックイン後、原爆ドームまで歩いて往復しました。
原爆ドームはもともと物産陳列館だったらしいんですが(世界遺産検定知識ひけらかし)、近くに物産なんちゃら店みたいな店があって意識してるのかな?とか思いました。
帰って就寝が24時過ぎ。全然寝れない!
■2日目:広島~宮島口(厳島神社)~山口(秋芳洞、松陰神社、秋吉台)
18キッパーの朝は早い。5時に起きて下記の電車に乗り、厳島神社行きのフェリー乗り場に向かいます。
検索条件: 広島→宮島口 2019/03/22(金) 始発
発着時間:05:52発 → 06:20着
所要時間:28分
乗車時間:28分
乗換回数:0回
総額:410円
距離:21.8km
■広島 1番線発
| 山陽本線(岩国行) 21.8km
| 05:52-06:20[28分]
| 410円
■宮島口
宮島口から厳島神社のフェリーの時刻表(http://jr-miyajimaferry.co.jp/timetable/)を確認すると始発は6:25で次発が7:05でした。
始発は無理だなと思っていましたが、少し急いだらなんとか行けました。
フェリーってこうそくせんアクア号のBGMが脳内に流れ始めて直ちに高まると思うんですけど、おとなしく中で座ってる人の方が多いんですよね。
宮島到着。
シカが普通にいます。
干潮だったので大鳥居の目の前から写真撮れました。
厳島神社の拝観料は300円です。
何やらおしゃれなカッフェーもあったので入りました。
そば屋などいろいろありましたが、宮島は全体的に物価安い気がします。
3時間ほど滞在で、修学旅行客など人も増えてきたので退散です。
鹿くんたちは人慣れしているおかげで、望遠じゃなくてもいい感じの写真が撮れました。
帰りのフェリーは1時間に4本くらい出ており、スムーズに移動できました。往復で360円です。安すぎ。
2日目の午後は山口県に向かいます。
検索条件: 宮島口→新山口 2019/03/22(金) 10:30 出発
発着時間:10:43発 → 13:20着
所要時間:2時間37分
乗車時間:2時間33分
乗換回数:1回
総額:1,940円
距離:111.0km
■宮島口
| 山陽本線(岩国行) 111.0km
| 10:43-11:06[23分]
| 1,940円
◇岩国 [4分待ち]
| 山陽本線(下関行) ↓
| 11:10-13:20[130分]
| ↓
■新山口
山口県で一番行きたかったのは秋芳洞だったんですが、せっかくなら萩も行っておきたい…でも電車は遠回りすぎる…というところで浮かび上がった選択肢はカーシェアでした。
ホテルは山口駅で取ったんですが、カーシェアがなかったので新山口で降ります。
安く済ますと言っておきながらカーシェア利用でちょっとハードルも予算も上がりますが、その価値はあったと思います。
新山口から1時間ほどで秋芳洞に着きました。
公営駐車場は500円ですが、いろいろ民間駐車場が工夫して食事したら0円とかのとこもあったみたいです。
トラブルが嫌だったので500円払いました。
少し歩いて、秋芳洞に到着。入場料は1200円です。
大きい地底湖にかかる橋を渡って進んでいくのが印象的でした。
鍾乳洞の中ではかなり広い部類で、奥まで行って帰ってくるだけでもかなりの運動です。
最奥地はカラフルで、エンカウントがなくなってボス敵が出てきそうな雰囲気でした。
ボスを倒して入り口に戻ります。
余談ですが、この旅行の歩き具合ときたら、5kmランニングした日と比べても平均1.5倍のカロリー消費で、帰ったら少し体重減ってました。
滞在2時間ほどだったでしょうか、秋芳洞を出て萩市の松陰神社に向かいます。
なぜか埼玉県がサジェストされるも、なんとかなりました。
1時間経たないくらいで着いたと思います。
銀魂知識しか出てこなかったですが、街並みからそもそも雰囲気あって楽しかったです。
駐車料金、入場料なしは嬉しい。
夕方ごろに秋芳洞のある付近の秋吉台に戻るように調整し、秋吉台のカルスト台地で夕日を撮ることができました。
マイカーとかマイバイクでこういうとこ来て写真撮ってたら時間がいくらあっても足りなそう。
カーシェアでも楽しい。
夕日に満足したところで新山口駅に戻り、無事に車を返却(4120円)。
翌日の島根県への移動を少しでも楽にするために、ホテルは山口駅で取ったので、電車で向かいます。
検索条件: 新山口→山口(山口) 2019/03/22(金) 18:30 出発
発着時間:18:52発 → 19:15着
所要時間:23分
乗車時間:23分
乗換回数:0回
総額:240円
距離:12.7km
■新山口
| 山口線(山口行) 12.7km
| 18:52-19:15[23分]
| 240円
■山口(山口)
この日もカプセルホテル(2500円)宿泊。
ラウンジでサッカー日本代表VSコロンビア代表戦を見て、シャワー浴びて日付が変わるくらいには寝ました。
そろそろ湯船に浸かりたい。
■3日目:山口~島根(石見銀山、出雲大社)
ちょっと余裕のある6時起き。
石見銀山行きのバスのある島根県大田市駅に向かいます。結構がっつり電車乗ります。
検索条件: 山口(山口)→大田市 2019/03/23(土) 始発
発着時間:06:30発 → 11:02着
所要時間:4時間32分
乗車時間:3時間45分
乗換回数:1回
総額:3,350円
距離:178.5km
■山口(山口)
| 山口線(益田行) 81.2km
| 06:30-08:35[125分]
| 3,350円
◇益田 [47分待ち]
| 山陰本線快速アクアライナー(米子行) 97.3km
| 09:22-11:02[100分]
| ↓
■大田市
大田市駅は小さい駅なのですが石見銀山はやはり推しているようで、マップなど駅でもらえました。
バス
11:22 大田市|11:55 石見銀山
石見銀山到着。
バスセンターの1つ前のバス停で降りた気がします。
街並み含めて世界遺産です。
しかし一番の目的はやはり実際に銀の発掘が行われていた間歩(まぶ)。洞窟とかそういう類のものが好きすぎるので…
歩いていくには遠いので、民間のレンタサイクルを借りました(2時間700円)。
電動自転車初めて乗ったんですが、めちゃめちゃ楽しいですね。言わずもがな脳内BGMはポケモンのじてんしゃ。
人も少なく、10分ほどで龍源寺間歩に到着しました。
受付の方に入場料410円を払って入場です。
道の整備された洞窟という感じです。横穴(立ち入り禁止)がたくさん空いているのは採掘場ならではの要素かなと思います。
自分が旅行で高まるポイントは「人が少ない場所」かもしれません。
あそこよかったな~と思い出すのはほとんど人の少ない場所です。
龍源寺間歩自体はもとより、向かうまでの道含めて世界遺産というのは納得感ありました。
出雲大社近くの稲佐の浜から夕日を撮りたかったので、石見銀山の滞在は短めに切り上げます。
石見銀山に関する交通費はバス往復で1260円くらいでした。
バス
13:50 石見銀山|14:23 大田市
大田市駅ではそこそこ待ち時間ありました。
検索条件: 大田市→出雲市 2019/03/23(土) 15:55 到着
発着時間:15:03発 → 15:55着
所要時間:52分
乗車時間:52分
乗換回数:0回
総額:580円
距離:32.6km
■大田市
| 山陰本線(出雲市行) 32.6km
| 15:03-15:55[52分]
| 580円
■出雲市
出雲市から出雲大社前への私鉄もあるのですが、前日のカーシェアの満足度に味を占めた自分はここでもカーシェアを使いました。
時間がちょうどよくなさそう&18きっぷの恩恵を得られない、という理由もあるのですが。
出雲大社の駐車場は豊富かつ無料で助かりました。
しめ縄撮って満足してましたが、これとは別の場所にある縄がメインらしいです。この旅1番のしくじり。
夕日に間に合うよう、そそくさと出雲大社を後にして1kmほど歩いて稲佐の浜に向かった結果、全然夕景じゃなかったです。
1時間くらい夕日待ちしました。出雲大社もっと滞在しておけばよかった…
撮りたいものが撮れてよかったです。
カーシェアの料金は2472円でした。864円分(1時間)は削れたはずですが、それでも私鉄で行った方がよかった気がします。
この日はビジネスホテルに泊まり(4300円)、久々に浴槽に浸かってゆっくりしました。
■4日目:出雲市~鳥取(鳥取砂丘)~姫路
5:30くらいに起床。出雲市駅から鳥取駅まで4時間かかります。
検索条件: 出雲市→鳥取 2019/03/24(日) 始発
発着時間:06:10発 → 10:21着
所要時間:4時間11分
乗車時間:3時間4分
乗換回数:1回
総額:2,590円
距離:154.3km
■出雲市
| 山陰本線(新見行) 154.3km
| 06:10-07:32[82分]
| 2,590円
◇米子 [67分待ち]
| 山陰本線快速とっとりライナー(鳥取行) ↓
| 08:39-10:21[102分]
| ↓
■鳥取
米子での待ち時間はポケモンGOしてやり過ごしました。
鳥取駅から鳥取砂丘まではバスを使いました(300円)。
砂丘に到着。
といっても到着した場所は砂丘センターという、サッカースタジアムで言うところの客席のような場所だったので、
リフトで砂丘に降ります。300円くらいだったかな。
道路に面しているところは人が多いんですが、奥に進むにつれて人の気配がなくなり、高まりポイントが上がっていき、タイマー使ってめっちゃ自撮りしてました。
あとポケモンGOツイートでいいねもらいました。
どう見ても周りに誰もいないのにジムが攻撃されてたりして恐怖を覚えました。ルビサファで土の中から出てくるトレーナーとかいたなあ。たぶん位置偽装でしょうが…
鳥取から姫路への交通手段にもJRを使う予定だったんですが、事前に調べたところ高速バスが運行しているようで、こちらを使うことにしました。
鳥取駅の前に鳥取大学前というバス停があったのでそちらを使うことにしたんですが、鳥取砂丘から鳥取大学前まで思ったより距離があり、5kmランニングする羽目になって地獄でした。。
検索条件: 鳥取→姫路 2019/03/24(日) 13:06 出発
発着時間:(15:14)発 → (17:34)着
所要時間:2時間20分
乗車時間:2時間4分
乗換回数:0回
総額:2,400円
■鳥取
| 徒歩
| (15:14)-(15:20)[6分]
|
◇鳥取駅前
| プリンセスバード(姫路駅前行)
| 15:20-17:24[124分]
| 2,400円
◇姫路駅前
| 徒歩
| (17:24)-(17:34)[10分]
|
■姫路バスの中では写真加工してました。
こういうアダプタがあればiPhone・iPadでも一眼で撮った写真をRAWで読み込むことができるので、lightroom等を使えば旅の最中での写真加工が身軽に完結します。
無事姫路に着いたところで、目指したのはらあめんたろう。
兵庫のローカルラーメン屋で、昨年関西旅行した時に行って以来です。
いざ、夜の部開店凸!
・・・定休日でした。
とはいえここでらあめんたろうを諦める考えは微塵もなく、別店舗が定休日でないことを確認しつつまた歩きました。
砂丘を彷徨ったこと、バスに間に合わせるためのランニングもあり、この日の消費カロリーは5km走った日の2倍でした。
久々に食べるまともなラーメン、全部盛りにしない手はないですね~
幸福指数が上がったところでホテルに向かいました。
この日は最終宿泊日ということで大浴場付きのちゃんとしたホテルに泊まりました(5200円)。
これまでとは違ってにぎやかな大浴場に浸かりながら、俗世に戻ってきてしまったんだなという寂寥感を覚えました(ポエム)。
■5日目:姫路(姫路城)~横浜
9時の姫路城開城に合わせ、久々に7時台の起床です。
姫路駅までのホテルの送迎サービスを使いつつ、姫路駅からは歩いて姫路城まで向かいます。
街から城が見えるのは新感覚でした。城下町とはこのことかという感じ。
入城料は1000円です。
もう少し日にちをずらしたら桜×姫路城を撮れたようで少し残念。
城以外にも皿屋敷の井戸とかあってコンテンツ力に富んでました。さすがの世界遺産。
姫路城を後にし、終電までに帰るのみです。
ここでも新幹線に甘えません。
検索条件: 姫路→横浜 2019/03/24(日) 12:06 出発
発着時間:12:27発 → 22:13着
所要時間:9時間46分
乗車時間:8時間59分
乗換回数:5回
総額:9,610円
距離:615.5km
■姫路 6番線発
| JR神戸線新快速(米原経由近江塩津行) 198.4km 前~中
| 12:27-14:53[146分]
| 9,610円
◇米原 8番線発 [7分待ち]
| 東海道本線(東海)(大垣行) 341.3km
| 15:00-15:35[35分]
| ↓
◇大垣 5番線発 [6分待ち]
| 東海道本線(東海)新快速(豊橋行) ↓
| 15:41-16:58[77分]
| ↓
◇蒲郡 [3分待ち]
| 東海道本線(東海)(浜松行) ↓ やや前・やや後
| 17:01-17:58[57分]
| ↓
◇浜松 4番線発 [12分待ち]
| 東海道本線(東海)(熱海行) ↓ 中央
| 18:10-20:37[147分]
| ↓
◇熱海 [19分待ち]
| 東海道本線(東日本)(宇都宮行) 75.8km 前~後
| 20:56-22:13[77分]
| ↓
■横浜 7番線着
浜松で電車ずらしてトンカツ食べただけで、この旅行で足りなかったすべての食欲が満たされました。
記載した金額だけで約4万円、食費雑費含めて5万円といったところでしょうか。思ったよりかかってしまいました…
これを安いと思うかは置いといて、18きっぷはほんとにおすすめです!
この夏はどこに行こうかな~
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