見出し画像

ままならぬ心身との付き合い方

心身ともに言えることなのだけど、何か調子を崩しているなというときに、物理的な環境がストレス因子だったりすることが多いことに最近気付いた。

例えば、今の季節は部屋の湿度がストレス因子になっていることが多い。なんか息がしづらいとか体がだるいとか、とにかくしんどいという時に湿度を確かめてみると、70%台になっていたりする。そこでようやく、この湿度の高さがあるから、今不快になっているんだと気付く。それまでは不快というより、自分の身体の異常としか把握できない。数値を見て初めて不快なのか、と分かる。

そこでエアコンをつけて除湿にしたりする。そうすると、室温は下がるけど除湿は思ったよりされなかったりする。その時は、なんか変だな、と思って、布団をかぶったり長袖を着たりして、いやこれはこれで違うなと思う。しばらくして、自分は今寒いのか、と気付く。寒いということに気付くと、室温は下がっているのだから、エアコンを止めて除湿機に切り替えれば、室温も湿度もちょうどよくなるのでは、ということが分かる。

それでもまたなんか変だな、と思う。何か具合が良くないな、と思ってうだうだしている間に、自分が暑さを感じていることに気付く。でも除湿機つけてるからそりゃ室温も上がるよなと一旦納得する。そうしてまたなんか変だな、を感じているうちに、扇風機を回せばいいことに気付く。それで大体自分の感じるなんか変だな、が終わる。ここに来るまでに1時間ぐらいかかったりする。

暑いとか寒いとか暗いとか明るいとか、あとは空腹とか睡眠不足もそうなのだけど、自分のなんか変(この時点で不快とは思ってない)に対処するのが苦手なのかもしれない。なんか変と感じてから、その変を取り除く行動に移るのが遅いのかもしれない。かもしれない、というのは、他の人はどうなのか分からないからで、例えば「暑い」とふと自分が声に出して、それで、今自分は暑いのか!と気付くタイプの人がどれだけいるのか分からない。

部屋の電気をつけて明るいから具合が悪くなるときもあれば、部屋が暗いから具合が悪くなるときもあって、自分がどういう状態にあると落ち着くのか、常にモニタリングしなくちゃいけなくて、何か別の生き物を自分の中に飼っている感覚がある。

ままならない。ままならないなぁと思いながら、自分をなるべく快適に過ごさせてあげられるようにしてもいい、みたいな許可はおりたような気がする。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?