手抜き料理と帰省
良い文なので貼り付けておきます。
本人の許可はとっていません。
本人から苦情が来たら削除します。
帰省はしたい、が、コロナ自粛の帰省中止に安堵する旦那がどれほどいるだろうか。
寒村の累代の畑を父亡きあとも守る母。都会で嫁を貰った息子の帰省に張り切って田舎手料理に腕を振るうも、都会の嫁はほとんど箸もつけず、俯く視線の先が野良仕事で染まった爪先や指の皺に向いてると感じ思わず引っ込める母。
台所の母の悲しそうな横顔が目に焼き付き離れない。あれからまた夏が来て、今年は自粛。
ほっとしている息子たちの心境は悲しい。たかが数日、たかが数回の手料理を美味いとお代わりして何のバチが当たるのだ。
日本を取り戻せ。
松本洋三
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