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自分をアップデートをする。そして新生活の嗜み方について

1年の30%をむかえた午後6時。夜気にうなだれた花が白く淡く咲く。かぐわしいというより、憂いを含んだ黒い激情が呼び起こされる。

繰り返す波の中に突如大波が押し寄せるときは、決まって立っていられなくなるときがある。そのようなときは過去に向き合ったり、未来への自分に手紙を書くかの如く、思いめぐらすことがある。人が一生をかけて向き合わなければならない時間でもある。

高校・大学卒業した人、おめでとう。春から新社会人になる人、不安もあると思うが、期待に胸を膨らませて入社式にのぞんでほしい。これから色んな人と出会い、貴方にとって刺激の多い日々になるだろう。また職場が変わる人、大変だったと思うが、これを期に良い再スタートにしてほしいと切に願う。

3月の終わりというのは、心の準備が必要となる期間である。僕もこれからの生活に不安や期待もありながら、大学を卒業して入社までのこの時期はどこか浮遊していた。先のわからない不安に心を狩られてもしょうがないと思った僕は、この時期、遊び尽くしていたことを思い出す。

とくに、先の2年間というのは目に見えぬ戦いの日々を、その渦中にいた学生たちの生活を思うと、心が締め付けられる。若輩者ではあるが、みんなにこれからの生活の中で忘れないでほしいことがある。(※過去の自分にも箍を締める意味でもこの記事を書く)

自信を失わないでほしいということだ

大学を卒業して社会に出る。貴方が今まで大学生活の中で何を得られただろうか。

その答えは”ない”

4年間頑張って勉学に励んだ貴方にだけ、その答えを持っている。誰にも引けを取らない貴方だけの強みだ。

いま、社会はかつてない変化と向き合っている。短期的には、某感染症。長期的には、多様性のある総活躍社会への変容である。(ここではざっくりとした意味で”多様性”と表現することをご容赦いただきたい)

今までの暮らしの中で、これまでに経験したことのない日常が起きている。ときには突然起こる理不尽な出来事に、当たり前の日常が崩されるかもしれない。諸外国で今起きている世界的出来事がそれだ。

そうなったとき、これから社会に出る貴方が、過去と未来に向き合うことでその答えは出てくる。そして今の貴方ができることといえば、あえて言うなれば

日々、自分をアップデートするということ

10年前の常識が今となっては非常識かもしれない。また10年後もどうなるかわからない大きな変容の中で、今の自分をアップデートすることを忘れないでほしい。だから僕も日々、勉強を怠らない。「大学生活の中で後悔していることは?」という問いに「もっと勉強しておけばよかった」と言う人がいるだろう。もし「大学生活でやり残したことはない」としたらどうだろう。そこまで学問を究めて修めることができただろうか。残念ながら僕は20数年生きて、修士号をとるのでやっとだった。だからまだ学問を深めることに対して未練がある。

もし、あれも!これも!と、すべてやりきったら燃え尽き症候群になってしまわないだろうか。人間、少しやり残したことがあってもいいのだ。死ぬときに「生まれ変わっても、また自分に生まれ変わりたい!」と思える人生をおくることができれば、それで万々歳なのである。

まだこれからだという貴方には、今まで過ごしたときを振り返り、自分の強みを見出し、自信を失わないようにしてほしい。千里の道も一歩から。僕はようやく半歩だけ歩けたような気がする。先人たちはどれくらい歩いてきたのだろう。計り知れないが、先人たちも時代の波に抗っていきながら日々アップデートしている。“追いつけ追い越せ“ぐらいの気持ちでいこう。

この話はここまでにしておくが「自信を失わないでほしい」「日々、自分をアップデートすること」をこれからも続けてほしい。

さて、話を変えて、新生活の嗜み方について話そう。これは完全に僕個人の経験からの話である。(サンプル1=僕)

  • 食費をケチらない
    平日は質素にするのはいいが、休日は贅沢な食事をすることを心がけよう。それだけでQOLも爆上がり。幸せホルモンをいっぱいだそう。ちなみに僕は1杯1000円する家系ラーメン、回転ずし、タピオカやスイーツをよく嗜む。食は裏切らないのである。新生活にむけて新たにグルメ開拓をするといいだろう。


  • インドア、アウトドアともに楽しめる趣味をみつけよう
    なぜ両方なのか。ずっと家にいたら僕の場合、憂鬱っぽくなってしまうからだ。だから休日は何かと用事を作って、外出するようにしている。僕はよく古着屋で洋服を買う。新しい洋服を身にまとい、街を歩いていると、「自分イケてるな」と、自己暗示をかけることで自己肯定感をあげる。またSNSに投稿するかは別にして、出先でこまめに自撮りを撮ってみよう。たとえば、メイクがばっちりなとき、インスタ映えするスポットに行ったとき、おしゃれな服を着ているときに自撮りを撮っておいて、あとから見返して、「やっぱ自分イケてる」と思えるのでオススメだ。

  • 推し活を怠らない
    「推しは、推せるときに推せ」というアイドルファンの格言があるが、まさにそうである。その推しは何でもいいのだが、推しを目の前にすると何とも言えない気持ちになるだろう。“この日のために頑張ってきた自分偉い!“という気持ちをくれるのが推しなのだ。「松島や ああ松島や 松島」と詠んだ句があるように、綺麗な景色を目の前にしたら言葉が出て来なくなる現象と似ている。

  • アナログでもデジタルでも文章を書くクセをつけておく
    理由はただ一つ。思考が整理できるからだ。書くことは何でもいいし、文章じゃなくても単語でいい。僕はEvernoteやnoteがメインだが、何かあったらすぐにメモしておくことを習慣にしている。できれば書いた日付がわかるようにするといい。「あ、この時の自分、こんなこと思っていたのか!」と客観視でき、「こんなちっぽけなことで悩んでいたのか。くだらな!」と、自分を振り返ることができる。

こうみると「社会人ってそこまでしないといけないのか…大変だなぁ…」と思わないでほしい。むしろ大人はめっちゃ楽しいぞ。

僕のような大人は、息抜きの仕方を知ってるし、自分の機嫌の取り方を知っているし、好きなものを追求する力は若い人より持っている。まだ未熟だった僕を振り返るとそれが足りなかった。むしろ大人になった今がすごく楽しいのである。だから僕は若い人や学生に対して「大人っていいだろ?自分の好きなこと、とことんできるんだぜ?いいだろ!!!」ぐらいには思っている。それもあるので、僕はTwitterやnoteでは仕事の話は一切しないと決めている。

これからの新生活、とても刺激的で、実りのある毎日が続く。これからの生活をぜひ楽しんで。時には息抜きをすることを忘れずに。今日も明日も、そしてこれからも全力で楽しもう。それが真の大人だ。

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