ラジオ版~小麦のコンタミネーションに注意!

ラジオ版~小麦のコンタミネーションに注意!

ノルン鍼灸院
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こんにちは!ノルン鍼灸院・管理栄養士,登録販売者のななむらです!



みなさん、「コンタミネーション」という言葉を知っていますか?

これは食品を選ぶ上で気にした方が良いことの一つです。

特にアレルギーがある人や摂取したくない食品がある人は覚えておきましょう!



▼コンタミネーションとは▼

コンタミネーションとは、「混入」の意味です。

略して「コンタミ」とも言います。

食品を製造する際に、原材料としては使用していないにもかかわらず、特定原材料(卵・乳・小麦・えび・かに・そば・落花生)等が意図せずにごく少量、最終加工食品に混入してしまうことを意味します。



▼コンタミネーションを防ぐために▼

食物アレルギーの方はごく少量のアレルギー物質によっても発症することがあります。

中には、同じ工場内での製造、設備が兼用であるというだけで、症状が出てしまう方もいます。

そのため、十分なコンタミネーション防止策の徹底を図ることが必要です。

防止策としては、

① 製造ラインを十分に洗浄する。

② 特定原材料及び特定原材料に準じるものを含まない食品から順に製造する。

③ 可能な限り専用器具を使用する。

といった方法があります。

しかし、このように防止策を徹底しても完全に排除できない可能性もあります。

そのため、生産ラインにおいてどのような原材料を用いた食品を製造しているのか管理し、食物アレルギー患者に情報提供できる体制を整えることが必要です。



消費者へ向けて情報を提供する方法として、原材料欄外に注意喚起表示をすることが認められています。

商品パッケージの裏などに、

「本品は卵、乳、小麦を含む商品と共通の設備で製造しています」

といった表示を見かけたことはないでしょうか?

こういったものが重篤なアレルギーの方への注意喚起表示です。

ただし、注意喚起表示で可能性表示(例:「入っているかもしれない。」「入っている場合があります。」)は認められませんのでご注意ください。



注意喚起表示の例

① 同一製造ライン使用による場合

「本品製造工場では、小麦(特定原材料等の名称)を含む製品を生産しています。」

「小麦(特定原材料等の名称)を使用した設備で製造しています。」等。



② 原材料の採取方法による場合

「本製品で使用しているしらすは、かに(特定原材料等の名称)が混ざる漁法で採取しています。」等。



③ えび、かにを捕食していることによる場合

「本製品(かまぼこ)で使用しているイトヨリダイは、えび(特定原材料等の名称)を食べています。」等



食物アレルギーがある方は必ずこの注意喚起表示を確認するようにしましょう。

アレルギーの方で兼用の設備で製造されコンタミネーションの可能性がある商品を食べても良いか、という判断については、個人の症状の違いや体調等にも左右されますので、通院されている医療機関にご相談ください。

アレルギーは特になく、健康の為にグルテンフリーを実践されている方などは、小麦がもし含まれていてもごく少量になりますので、あまり気にする必要はないかと思います。

しかし、少量でも気になる方はパッケージ裏の注意喚起表示を確認するようにしてください。



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芸能人や日本代表のアスリートを鍼灸・栄養指導の両方からサポートし続けています。



参考文献:

東京都福祉保健局> 食品事業者向け情報 > 食品の適正表示推進者向け情報提供サイト(食品の表示制度) > 食品表示法 > 加工食品 >一般用加工食品(アレルゲン)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/hyouji/shokuhyouhou_kakou_allegy.html

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