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ニチアサが好きだ No.7 ヒロミ変身おめでとう

○リバイス7話感想

ヒロミ変身おめでとう!!!

門田ヒロミという人物はリバイスの登場人物の中ではどちらかというと影が薄かった。変身失敗おじさんというふうに第1話の変身失敗以来ネット上でいじられてはいたが、狩崎のようにキャラが濃いわけでもなく、主人公が属するしあわせ湯に集まる人々でもなかったので出番もそこまで多くなく、「仮面ライダーリバイス」という物語の中でそこまで語られていなかった。だがエビルの登場と同時に彼に触れる機会が増え、彼の魅力に落とされてしまった。ヒロミかっこいいって!!彼の目的も、フェニックスに入った動機も、心情もそこまで明かされているわけではないが、変身失敗により左遷させられたがもう一度昇格のために真面目に働き、あまつさえ大二の不調を自分のせいと背負い彼を止めようと変身する。なんて真面目なんだ!こういう真面目で不器用なキャラクターは愛される。好きだ!推せるぞヒロミ!!

脚本の木下さんがTwitterでおっしゃっていたが、元々ヒロミは1話で変身失敗して絶命する予定だったらしい(1話から死者を出そうとしていたなんてやっぱ黒いぜリバイス…)

生き残ってよかったよかった!!

と言ってもやっぱりヒロミ(デモンズ)も危ない

なんてハッピーで仮面ライダーリバイスが終わるはずもなく。門田ヒロミという人間及び仮面ライダーデモンズの不穏な点もたくさんあった。まずヒロミの性格面だが、変身台詞に注目。「我が命をかけて…」ちょっと重いなあ。真面目なヒロミの性格がよくでてるかっこいい台詞だと思うが、命までかけていいのか?真面目でまっすぐなキャラクターは危ないなんて創作物にはよくある話だが(昨年でいうと倫太郎とか)ヒロミも例外ではないだろう。そもそも大二がおかしくなったきっかけが自分が変身失敗したことというのもそこまで責任を感じる必要があるか?第三者から見れば大二がちょっとビビって変身できなかっただけで結果的にはカゲロウを産んだことに繋がっていても元々大二は一輝に屈折した思いを抱えておりそこまでヒロミに責任があるとは思えない。真面目な人は小さなことでも自分を責めたりもっと頑張ろうとなってしまうが(自分も経験があるのでヒロミの気持ちはよくわかるが)そこが仇にならないか心配だ。

次に不穏なのが「仮面ライダーデモンズ」という存在。デモンズって名前からしてdemon(悪魔)なのに今のところ悪魔が絡んでいる気配がない。1話でヒロミはレックス・デッドマンを出していたが、以前デッドマンズの誰か(オルテカかな?)が、普通の人間がバイスタンプを使って生み出せるのはせいぜいギフジュニアだと言っていた。よってヒロミは心に悪魔(デッドマン)を生み出せるほどの何かを持っているということになる(ここらへんが掘り下げられるのも面白そうだ)。また変身音(関係ないけど津田健二郎さんなのアツい)↓

Deal→Decide up!→Deep. Drop. Danger. Rider. Demons!

こわ!何と契約したんだヒロミ!!普通に変身しているが狩崎の実験台にされていないか心配。ヒロミにドライバーを渡したシーンは狩崎と若林がヒロミに変身するようにけしかけているように見えたから尚更。

デモンズかっこ良すぎる話と蜘蛛の糸

クモ降りてくるのからクモの巣広げるのヤバすぎ。本当に変身がかっこいい。そこから人工筋肉が包んでそして6連複眼。デザインの完成度が高い!!クモの糸使ったアクションもすごい。デモンズの強化は武装系らしいから多彩な武器使ってくれれば嬉しい。

クモの糸といえば天から地獄に仏が落とした蜘蛛の糸が思い浮かぶ(芥川龍之介)。悪魔を天から救済しにきたのがデモンズなのか?でも名前が悪魔だから蜘蛛の糸を掴んだ側か?これからもう少しデモンズの詳細がわかれば考察が捗りそうだがどちらにせよ天から地獄への「蜘蛛の糸」とデモンズは関係があるのではないかと思う。

カゲロウがよくわからない

いまだ変身が明かされないカゲロウ(次回来そうだけど)。彼の目的もよくわからない。大二の心の底で望んでいた「兄のいない世界」を実現することで何かあるのだろうか。1つ考えられるのは「兄のいない世界」の実現により何かカゲロウ側の願いを叶えるという契約を大二と密かにかわしたということだ。後は兄を殺すことで大二を絶望させることで体を乗っ取れるとか。今回は大二が初めてカゲロウに会うシーンもあったので大二がカゲロウのことをどう思っているのかも知りたい。次回の五十嵐家全員での温泉旅行でカゲロウのことも一輝に伝わるみたいなので何か動きがあるか。

一輝って何様??って思うけど

まあ最近毎回一輝って何様って思ってる気がするが。今回も「親が泣いてるぞ」「レールを引くから脱線するんだよ」など悪くいえば上から目線の発言が多かった一輝くん。ただ後者の発言はもしかしたら彼自身サッカーのレールを引かれていて脱線したとかもあるのかなと思った。「自分の生き方なんて誰もわからないんだよ」は自分にも言い聞かせているようだった。上から目線のように見える発言も一輝の挫折の経験が底にあるのかもしれない。そうするとただ一輝の発言を結構上から目線のお節介だなーとだけ見るのではなく、一輝のセリフの裏に彼の経験が隠されているのかもしれないと思って見るとまた彼の発言が違って取れるかもしれない。

その他:4人目のライダー他

・スケボーアクションやばすぎ。中は縄田さんじゃなくて専門の人だったのね。
・狩崎さんのお気に入りの10種類と残りの10種類の違いは?番組最後のバイスタンプラリーでデモンズのスパイダーバイスタンプは「50」の左側の5ではなく右側の0に青色で押されたのでエビルのバットバイスタンプなども合わせて押すときの青色の方はお気に入りではないだろう。動物に違いがあるのか?動物と虫かなって思ったけどコウモリは動物らしいし。まだわからない。
・世界中のみんなをギフ様の家族にっていうのがデッドマンズの目的なのね。敵組織が全世界の人間を1つの家族にすることを目的に動いているのが面白い。
・牛島光登場。牛島家も銭湯の常連って書いてある割に全然出ないから何してんのかなって思ったけど光はさくらと同じ道場に通っていたのね。公式サイトによると牛島家も偶然(?)次の温泉旅行にいるらしいから牛島家の話も掘られるだろう。
・何気なく言ったバイスの一言「悪魔は正直者」。今から悪魔の言葉は全部本当として信じていいと言うことでこれからの考察のヒントになる。
ジョージ・狩崎のゲノムラボラトリーで4人目の仮面ライダーについて触れられている。4人目はさくらか、狩崎か、それとも…。

○ゼンカイジャー32話感想

ステイシーメイン回!!

ステイシー回はハズレがない(ゼンカイジャーはいつもハズレはないが)。冒頭からゴールドツイカー一家と介人たちが和やかに話していて本当に仲良くなったなあと感じた。そこからステイシーに絡まれてサカサマワルドのところ行こうとしたら「お前は今僕と戦っているんだ」と言うかまっテイシー。可愛い。そっからの駒木根さんと世古口さんの入れ替わり演技がうますぎる。ステイシーの目の輝きが介人なんだよ。

他人の家族の話

ステイシーは今回介人を「僕には持ってないものを持っている」と羨ましく思っている自分に気づいていた。最近すごく迷うことが多いステイシーだが迷うヒーローはかっこいい。親を失っているステイシーはキカイノイドやヤっちゃん、セッちゃんなどの多くの家族に囲まれている介人の状況を体験してよりその気持ちが強くなったのだろう。ステイシーの母親はステイシーの前にはおらず、ステイシーの状態を心配してくれる家族は誰もいない。自分の生まれてくる家族は選べないからこそ、小さいことだと家庭のルールなど、様々な面で他人の家族と比較してしまうものである。他人の家族がいくら羨ましくても、他人は他人である。ただ介の今の家族は介人が作り出したものだ。キカイノイドのみんなに声をかけて。駄菓子屋でも様々な人に愛されるのも介人の人柄による。自分で家族は選べないが、自分で家族を作ることができる、と言うところにステイシーの救いがあるといい。それにステイシーの母親が死んだとは限らないしね。

その他:ゲゲってこんなに大きかったのか

・入れ替わったステイシー介人を見てすごい勢いで勘違いしてすごい勢いでわちゃわちゃ出ていくキカイノイドたち可愛い。さすがゼンカイジャーっていう感じ。
・フリント変身。スーアクさんもフリントに合わせて五味涼子さんが演じたらしい。かっこよかったぜ!!フリント自身も変身できるといいね。
・ゲゲってこんなに大きかったのか。いっつもボッコワウスの肩にいるだけでサイズ感が掴めてなかったけど人よりちょっと大きいくらいなのね。介人に出口を教えたあたり何考えてんのかよくわかんないけど賢いしゲゲがラスボスになりそう。
・ステイシーと介人共闘。結局どんどん仲が良くなっている気がする。このまま味方になるといいけど今回の最後にステイシーがなんか決心しているようなカットが流れたので何か覚悟を決めたのかもしれない。
・ゼンリョクゼンカイオーがまたで出てくる。繋がったって意味わからなくて好き。

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