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「オンライン診療で医療の地域格差や医師の過重労働解消に貢献」石垣市・竹富町と包括連携協定を締結しました

先日キッズドクターは、沖縄県石垣市、沖縄県八重山郡竹富町と「包括連携協定」を締結しました。自治体と協力し、住民の皆さまの健康で安全な生活を共にサポートしていくための協定です。

キッズドクターがこの協定を締結したのには、医療の地域格差や医師の過重労働を解消したいという思いがあります。

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今回協定を結んだ地域には、次のような課題がありました。

・医師が少なく、夜間や土日の受診先がない

たとえば竹富町は、16の島からなる日本最南端の町です。各島には診療所がありますが、基本的に医師1名・看護師1名の体制のため、夜間や土日は休診になります。体調不良はいつ起こるかわかりません。夜間や土日に受診できる場所がないのは、とても不安なことですよね。

・医師に大きな負担がかかっている

とはいえ休診の間でも、急病で緊急を要する際には医療が必要です。このとき対応するのはもちろん、島に1名しかいない診療所の医師。つまり医師は24時間365日気が抜けません。命を救う大切な仕事とはいえ、心身ともに多大な負担がかかっています

・観光客の受診先が限られている

沖縄県には観光客が多く訪れますが、病院は多くないため、観光中に体調を崩した際の受診先が限られています。また観光客の受診が増えると医療が圧迫され、地域住民の受診先も限られてしまいます。観光客は安心して旅行を楽しむために、地域住民は観光客を快く受け入れるために、観光客が体調を崩した際の医療の受け皿が必要です。

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キッズドクターはオンライン診療を通して、「全国どこからでも安心して医療が受けられること」と「医師が働きすぎる必要がないこと」を両立させていきたいと考えています。これは医師も患者も場所を選ばず診察ができるオンラインだからこそできることであり、私たちにとっての使命です。

そこで今回の締結を機に、石垣市と竹富町では次のような取り組みを行っています。

・チャット健康相談の無制限化

病院が空いていない時間に体調を崩した際に、救急病院を受診したほうがいいか、どのようなケアをすればいいかなどを、看護師にチャットで手軽に相談できるようになりました。

これまでは「分からなくて不安だから救急病院を受診する」という選択肢しかありませんでしたが、チャット健康相談をご利用いただくことで「看護師のアドバイスを聞いて受診するか判断する」という選択ができるようになります。軽症での救急受診を防ぐことは、患者本人や家族にとっては通院の負担がなく、医療の圧迫を防ぐこともでき、双方にとってよいことです。

※チャット健康相談はどなたでもご利用いただけますが、通常は3ヶ月に3回までという回数制限があります。

・夜間や土日のオンライン診療の利用推奨

病院や自治体から「時間外に受診したいときはまず、キッズドクターのオンライン診療を利用する」ということを推奨していただいています

重症ですぐに治療が必要な場合はもちろん救急病院を受診した方がいいですが、そこまで重症でない場合や判断に悩む場合は、オンライン診療で十分なケースも多くあります。
キッズドクターと地域病院との間でしっかり連携が取れているので、オンライン診療ですぐに治療が必要だと判断した場合は、救急病院へとスムーズにおつなぎすることも可能です。

たとえカメラ越しであっても、医師の診察を受けられることは安心感につながります。また必要に応じてお薬の処方もできるので、薬局が営業している場合はすぐにお薬を服用いただくこともできます。

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オンライン診療に対して「田舎だから対応していないのでは」「地方では利用できないのでは」というイメージをお持ちの方も多くいらっしゃるようですが、オンライン診療は全国どこからでもご利用いただけます

近くに病院がある・ない、車を持っている・持っていない、兄弟がいる・いないなど、様々な障壁や事情にかかわらず、どんな環境の方でもご自宅から医師と繋がり、医療を受けることができるのがオンライン診療です。お困りの際はぜひ、全国からご活用いただけますと幸いです。

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今後もキッズドクターは、全国の医療格差の解消や、医師の負担軽減に貢献していきたいと考えています。より多くの方の安全で健康な生活をサポートできるよう努めていく所存です。

自治体の方からのお問い合わせも受け付けております。同じ志を持って地域住民の皆さんの健康をサポートさせていただきますので、ご興味をお持ちいただけましたらぜひご一報ください。