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1月に子育て家庭が気をつけたいことまとめ/キッズドクター看護師からのお便り

新年あけましておめでとうございます!キッズドクターでチャット健康相談を担当している看護師の藤原と申します😊

年末年始は楽しく過ごせましたか?久しぶりに祖父母や親戚と会えた方も多いかもしれませんね。ただいっぱい楽しんだ疲れから、新学期に体調を崩してしまうことも多いのでご注意ください。最近はインフルエンザなどの冬に多い感染症だけでなく、季節はずれのアデノウイルスが流行しています。今回はそんなアデノウイルス感染症についてお話ししていきますね。

アデノウイルス感染症とは?🤔

アデノウイルス感染症は「アデノウイルス」というウイルスによって引き起こされる感染症です。夏風邪の一種と言われており、例年7〜8月に流行のピークを迎えます。しかし夏だけでなく、空気が乾燥しやすい冬にはこういったウイルスによる感染症が流行しやすくなります。特に年末年始は親戚の集まりや初詣、旅行など多くの人が集まる場所へ行く機会も多いと思うので、注意が必要ですね。

アデノウイルス感染症にはいろいろな種類があります。有名な咽頭結膜炎(プール熱)や流行性角結膜炎(はやり目)もアデノウイルス感染症です。胃腸炎や膀胱炎などもあります。

プール熱にみられる症状

・39度以上の発熱
・のどの痛み、腫れ
・目の充血、目やに
・嘔吐、下痢

はやり目にみられる症状

・目の充血、目やに、涙が出る
・目がしょぼしょぼする、ゴロゴロする 

全ての症状がなくなるまで1〜2週間かかることもよくあります。お熱は4〜5日程度で下がることが多いですが、それ以上長引く場合は再度受診していただくと安心です。

💡今月はアデノウイルスを予防しよう

アデノウイルスの主な感染経路は、 咳やくしゃみからの飛沫感染と、タオルやおもちゃの共有、ウイルスのついたものを触った手で食べ物を食べてしまうことなどによる接触感染です。予防するためには、石鹸でしっかり手を洗うなどの基本的な感染症対策が大切です

🍀家庭内感染を予防しよう🍀

特に多いのが、子どもが感染し、そこから兄弟やママ・パパに移ってしまうことです。自宅でも感染予防をしっかり行い、感染の拡大を食い止めましょう。下記のような方法で対策してくださいね。

石鹸でしっかり手を洗い、うがいをする
✅ウイルスは便や唾液、目やになどから排出されるので、 オムツ交換や目やにのケアをした後は特にしっかり手を洗う
タオルや食器などは共有せず、各々が別のものを使う
感染者はお風呂に最後に入ってもらうか、シャワーで済ませるようにする

アデノウイルスに感染したら、保育園はいつから登園できる?🤔

プール熱の場合、「主要症状が消退した後2日を経過するまで」つまり症状が改善しお熱が下がって丸2日経過するまでは登園禁止です。

はやり目の出席停止期間は「病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで」となっているので、医師の判断ではありますが、充血などの症状が落ち着いていたら登園できることが多いです。

このようにアデノウイルス感染症には登園停止期間が定められているので、感染すると園や学校から登園許可証や登校許可証の提出を求められることも多いです。登園・登校許可証はキッズドクターのオンライン診療でも発行が可能なので、登園・登校前にぜひご利用くださいね。

今年もよろしくお願いします😊

本格的に寒くなってきて、子どもも大人も体調を崩しやすい季節になりました。アデノウイルス以外の感染症にも気をつけましょうね。外から帰ってきたら手洗い・うがいを徹底して、感染対策をしっかり行いましょう。

2024年はどのような年になるか楽しみですね!素敵ないい年になるよう、キッズドクタースタッフ一同お祈りしています!

2024年もお子様や保護者の方、ご利用いただく全ての方にとっていいサービスがご提供できるよう努めてまいりますので、今年もキッズドクターをよろしくお願いいたします😊なにかお力になれることがありましたら、お気軽にアプリでご相談くださいね。