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まだまだ未開の地、アラスカへ (前篇)

旅はフェアバンクスから

この夏、アラスカへ2週間ほど家族で行ってきました。アメリカ東海岸の自宅から飛行機で約7時間。8月中旬のアラスカはすでに秋の気配が始まっており、夏の旅行としては初めての長袖・フリース持参となりました。

まず降り立ったのはオーロラ観光で有名なフェアバンクス。ただし夏は日照時間が長すぎるので残念ながらオーロラを見ることは出来ません。その代わりにリバークルーズ、かつての金鉱後で疑似体験のできるゴールドラッシュツアーに参加してみました。

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どちらのツアーも思ったより盛況で特にゴールドラッシュ体験では誰もが少なからずの金箔を振り当てることが出来ます。金箔の時価は500円程度から数千円まで様々で自分のものとして持ち帰ることが出来ます。金箔を小瓶に入れて持ち帰るのもよし、アクセサリーとして記念のお土産にすることも出来ます。ちなみに私たち3人の金箔を合わせた時価が1万円近く!併設のお店でペンダントを購入し、その中に金箔を入れてもらいました。これで世界で一つだけのアクセサリーが出来ました。

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観光の後はやはり美味しい食事。フェアバンクス・ダウンタウンにあるマリオットホテル内のレストランへ向かいました。地元では非常に人気の場所のようで予約を入れてから向かった方が賢明のようです。夕食は地元でとれた生カキ、キング蟹とマンハッタン・カクテルで日中の疲れが快く癒されていきます。
マンハッタンとはウィスキーを使ったカクテルのこと。このレストランのバーテンダーはたっぷりと入ったマンハッタングラスを5つ載せたお盆を片手で持ちながら、一滴たりともこぼすことなく私たちのテーブルまで運んでくれました。そのプロのお手並みにちょっと感動!


デナリ国立公園へ

フェアバンクスから車で2時間かけて次の目的地デナリ国立公園へと移動します。デナリにはスカイラインのようにそびえるアラスカ山脈が広がっており、その中でもマッキンリー山は北米の最高峰として知られています。高い標高のため雲に隠れてしまうので山頂の景観を見ることは非常に稀なことだと言われています。

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デナリの街は夏季(おおよそ5月~9月)のみ開いています。その他の期間はまるでゴーストタウンのように雪で閉ざされてしまうそうです。夏のひと時を待っていたかのようにいろんな州のライセンスプレートを付けた車を見かけます。宿泊したグリズリーベア・ホテルは全ての部屋が川沿いに建っており、とてもゴージャスな景観を味わうことが出来ました。また1日に数本のアラスカ鉄道を走る列車を見ることも出来ました。

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いざデナリ・バスツアーへ

デナリ国立公園を訪れる観光客はバス・ツアーに参加して周るのが一般的のようです。個別でハイキングをしている人たちも見かけましたが、よほどの経験・知識がないと難しいかもしれません。私たちも漏れずにバスツアーに参加、出発は朝の6時半です。参加者の多くはグリズリーベア、ムース、オオカミなどをバスの中から見るのがお目当てである、と聞いていました。さてどのぐらいの近距離で見ることが出来るのかわくわく感を持っていざバスの中へ。

日本の観光バスのようなふわふわシートを期待していたら現れたバスはまるでスクールバス同等のバス・・。席も硬くリクライニングもしないのでちょっとテンションが下がりました。バスの運転手さんは車内ガイドも兼ねます。一旦公園内に入ると途中でもし野生動物を見かけたら”ストップ!”と叫んでください、と乗客にアナウンス。出発して間もなく、躊躇することもなく乗客が次から次へと、”ストップ!”と叫びます。微か遠くに黒い点に見える熊がいたり、ヘラジカ、ヤギなんかもいるらしいのですが、双眼鏡があってようやく見える程度。それでも乗客からのストップ・リクエストは絶えることがありませんでした。この写真(下記)の中のどこかに動物がいたはずなのですが、あとで見返してみてもよくわかりませんでした。。。

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数時間ごとにトイレ休憩があり、ようやくバスは最終目的地(これ以上バスで行けない地点)に着きました。ここで唯一開いているレストランであらかじめ予約していた軽いランチを取ったあとは少し休憩して帰路に着きます。こうして13時間に及ぶデナリ国立公園バスツアーは終了となりました。目撃した野生動物:熊、野生ヤギ、ヘラジカ、ウサギ達・・・。遠すぎてよくわからなかったけど、デナリは偉大な自然の生息地でした。

旅は後編へと続く・・・

後編ではデナリでの川下り、そしてアンカレッジから海岸沿いの街への旅路を紹介したいと思います。


#一度は行きたいあの場所 #アラスカ #北米の旅


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