見出し画像

50代最後の1年。もし再挑戦してみたいことがあるなら何にする?と聞かれたら。

中学生の頃から地元新聞や趣味の映画雑誌
の読者欄へ投稿するのが好きだった。
自分の文章が活字化されるスペシャル感、
そして謝礼がもらえることも嬉しかった。

ライター業を在宅ワークにしようと
思い始めたのが約15年前。
そして今、50代最後の年を迎えて
気持ちも新たに、
ライティングを基礎から再度
学んでみたいと思うのである。

#私の学び直し

在宅ワークが必要だった

15年ほど前、娘がまだ幼稚園の頃
旦那の仕事の関係で転勤となり、
全く知り合いのいない土地へ
引っ越すことになった。

新しいベッドタウン、新築の家。
家電製品や新たに家具も全て
買い換なくてはならなくなった。


予定以上の出費に異郷の地ながら、
私もいよいよ仕事を見つけなくてはならない
家計事情となっていった。
とは言うものの、英語が日常会話程度の私には
仕事選択の幅は非常に狭い。

娘が通う事になった公立小学校は9時から15時、
しかし幼稚園クラスはお昼前に終了してしまう。
(幼稚園年長はアメリカでは小学生になる)
祝祭日に加え学校独自の休みや半日授業も
日本と比べると段違いで多い。
スクールバスがあってもバス停までは
大人が必ず送迎に行かなくてはならない。

つまり外で仕事を見つけるのは
非常に困難に思えた。
それにパートをしながらシッターさんを雇うなんて本末転倒である。

そこで思いついたのが在宅ワーク。
これなら一日の稼働が6時間だとしても
なんとか時間のやりくりができそうだ。

そして昔は書くことが好きだったよなあ、
と言った気持ちも手伝いライター職に応募しようと
オンライン上で検索を始めた。

需要が多くて作業と共に成長していけると実感

ざっと在宅ライター職で探してみると
かなり多くの案件にヒットした。
つまり需要がかなりあるんだな、と実感した。

最初は応募するにあたって実績がなかったので、
トライアルを実施している顧客をリストアップ、
自分が興味ある分野あるいはこれから
もっと興味が持てそうな分野に絞って応募し始めた。


OL時代、広報として関わった
映画・エンタメ関連分野、
自身の片付け魔の傾向を生かして生活関連、
家の売買を経験した知識を活かした
不動産関連など、過去の経験を生かせるところを
アピールして応募すると思った以上に
返答をいただいた。

実際、作業が始まると編集者さんから
たくさんのフィードバックをもらった。
直しの要請である。

“もっとご自身独自の表現を使ってください“、
と言ったものだったと思う。
でも一体どう表現を変えていいのかわからない。

web上の文章とプリント上の文章の書き方の違いは
理解しているつもりだった。
ルールに沿って書いていたつもりではあった。
しかし経験値が浅い為に
すぐに煮詰まってしまった。

文字単価1円(あるいは未満)の意味

リモート案件でのライティングの相場は
1文字1円からが相場のようだ。
未経験だと0.5円もありである。
そこから手数料を引かれるので、
1日中机に向かって作業をした場合でも
時給で換算すると雀の涙ほどである
(何が雀の涙かは個人差はあるが。)

フリーライターは実績がものをいう世界だ。
とにかく地道に案件を取り、
コツコツとプロフィールを充実させ、
そして単価を上げていく、
という方法が王道なのは理解している。

が、ライター教室などに所属していて
お互いがサポートし合い、
情報交換し、同じ目標に向かって行かない限り、
個人一人で寡黙に進むには
非常にきつい道に感じた。

結果、せっかくの在宅ワークではあったが、
進展があまり無いうちに、もう挫折感を覚えた。

そんな頃に翻訳をしてみませんか、
というお誘いを受け、
いただける案件料金も数十倍良かったため、
あっさりと方向転換をすることにした。

こんな経緯であっという間に
10年以上が過ぎてきた。

当時幼稚園児であった娘も今では大学生。
私は単に老いてしまったのかな、
と言った感が拭えない。

これから5年、10年先の風景を見ながら


これからの数年、5年、10年後、
自分は一体どんな景色を
窓の外から眺めているのだろう。
なぜなら窓の外の景色が
私のこの10年余りの在宅ワークからの
景色だったからだ。
穏やかではあったが多少モノトーンにも感じえた。

新たに人生の節目の時期にきて、
振り返る余裕ができると今後の残りの時間
どんな景色を窓から眺めたいのか、
とふと思ったとき
フリライターという肩書きをもう一度
目指してみよう、と考えてみた。

今度は自分と長く付き合える、そんな
ライティング・スキルを獲得しようではないか。
そしていろんな景色を眺めながら書いている自分を応援したい。

Noteの皆さん、最後まで読んで下さった方々、
今後とも応援よろしくお願いします。












この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?