毎日書こう2日目
今日は映画「怪物」を観てきた。
最近は週4で勤務をしているので、土日以外に平日も休みになっている。
先週の土日は作り置き料理のための買い物やら調理やらで消化したので、
今日は午後の美容院以外はノープランで家にいようと思った。
ところがだ。家で仕事をしているムスメが
「締切が近くて非常に忙しいので、できればいないでほしい」
と言ってきた。
そうかそうか、私がいちゃあ落ち着かないってことだね?
「というか、話しかけられても返事しないよ?」
まあ忙しいときにペラペラ話しかけられても困るわな。あいよ、わかった。
というわけで本日映画を観ることになったのだ。
観る映画はいろいろ候補があったのだけれど、鑑賞料金が2000円という
衝撃の価格を知ってしまうと、そこに2000円か〜と考えてしまい、
ふだん無駄遣いばかりしているくせに、急に財布の紐を固くしている自分に
苦笑いである。まあそんなわけでどの映画にしようか悩んだ結果、冒頭で記した「怪物」と相なった。
カンヌ映画祭で賞を取って6月に封切られてからだいぶ経つ。是枝監督作品だから気になっていたし観たい気持ちもずっとあった。なのになんで観ていなかったのか。それは坂元裕二さんの脚本だからだ。なぜならば作品自体は新しいわけではないが、私自身最近Netflixで観た「カルテット」、これがどうにも腹落ちしない作品だった。これが坂本さんの脚本だった。なので、「きっと途中までは恐ろしく面白いんだろうが、最後は私の中でまた悶々とするんだろうな、と思い、「怪物」を観ることを避けていた。
今回の映画鑑賞にあたっては条件があった。とは言っても内容うんぬんではななく、物理的な問題だ。それは14時過ぎには自宅近辺に戻っていること。
なぜならば、美容院の予約があるから。それだけ。でもこれは結構重要なので守らなくてはならない。となると映画館選びが重要だ。30分圏内に映画館が割とある恵まれた環境ではあるが、上映映画は正直どこも同じ。その中でこの「怪物」を見つけてしまったのだ。でもな〜とまだカンヌで脚本賞を取ったこの作品に躊躇している。でもな〜是枝監督だし。時間的にもちょうど良いし。是枝監督と坂本裕二氏との脳内綱引きでは僅差で是枝氏が勝った。よし観るぞ!でも2000円か〜ここでまた変に財布の紐が固くなる。映画の日は1日だし、何か割引はないのか。そんなことを考えていると当然のように会員割引があった。火曜日は1300円だという。15%オフではないか。でも会員じゃない。私はユナイテッド・シネマの会員なのだ。しかし待てよ、そういえばTOHOシネマズにも結構行くではないか。なので、15%オフに惹かれて500円の年会費を払い会員として映画を観ることを決めた。
日比谷シャンテもきれいになったもんだ。と感心しながら場内へ。
すでに公開から3ヶ月過ぎているので、さほど混んではいないが、それなりに座席は埋まっていた。一人で来ている人が多い。男性も女性も。割と年配の人が多い気がした。多くの上映予告が流れ、鑑賞注意が流れ、いよいよ本編の開始だ。場内が暗くなる・・・・。
ほらね。やっぱりだった。
やっぱり坂元裕二さんの脚本は私の思ったとおりだった。
なんか得体の知れない感じ、サスペンスなのか、という感じ。
なかなか面白い→すごく面白い!→どうなっていくのか!!
どうなったのか・・・エンディングになり、エンドロールが流れる。
きっとこの後に何かメッセージ的な映像が来るかも。
場内では誰も席を立たない。
坂本龍一氏への哀悼の言葉が映された。
ああ、そういえば楽曲は故坂本龍一氏だったな。
ん?てことはこれで終わりかい?
場内が明るくなった。ああ・・・どうなったのか・・。
え〜〜〜何一つ回収できてないじゃないか。
子供達の「そこ」が主題だったとしても、
他の部分のところがほったらかしなんだけど。
ラストで何か動くのかと期待したけど、
そりゃない。
ラストを考察をするのって面白いけど、
自分なりの解釈があってこその考察なんだよね。
私、解釈ができてないし・・・。っていうかなんていうか。
余談だが、ラスト10分くらいになってトイレに行きたくなった私。
スマートウォッチなので、ライトがついてしまうため外していたので時間も分からず、なるべく尿意のことは考えないようにしていた。
なのに、台風の豪雨シーンなので雨からなんだか余計にトイレが気になってしまった。
映画「怪物」それぞれの角度から描くのは面白いと思う。
え?もしかしてこの子達って・・・
先生はどうなるの?どうなったの?
お母さん、これからどうするのよ
校長先生もどうするのよ。
これからその考証をしていこうかと思うけど、続編はありません。
以上終了!
いただけるなら喜んでいただきます。