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愛しさと切なさと心強さがつまった『愛の不時着』の魅力を語ろう

世間を賑わせているNetflixで配信中の韓国ドラマ『愛の不時着』

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(写真:tvNドラマ『愛の不時着』公式HP)

2019年tvNドラマ史上歴代1位の視聴率を記録し、Netflix内でも配信から現在まで「人気コンテンツランキング」の上位を常にキープ!
その人気は韓国と日本のみならずアメリカやヨーロッパ、中東と世界中から注目され話題となっています!(アメリカのテレビ番組で脱北者の解説特番が放映されたほど)

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(写真:tvNドラマ『愛の不時着』公式HP)

あらすじは、韓国の財閥令嬢がパラグライダー中に思わぬ事故にあい、韓国から北朝鮮が管轄する非武装地帯に不時着してしまったことから物語は始まり、韓国の財閥令嬢と北朝鮮の将校の現代の国際社会におけるロミオ&ジュリエットの要素のつまったロマンスコメディー作品です

北朝鮮でも国際恋愛が珍しくはなくなってきた現代において、韓国と北朝鮮との恋愛はいわば一気に射殺対象になってしまうという敵対する国際背景が〝許されない恋〟をよりリアルに描いていて、ロミオ&ジュリエットの設定に説得力のある作品に仕上がっていてなんとも言えない。。。😢

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(写真:tvNドラマ『愛の不時着』公式HP)

「統一したら会おう」というセリフがこんなにも笑えないなんて。。あれ、これって令和の話?って話せる時代はやくきて・・・。

個人的に一番切なかったシーンが第16話の38度線でのシーン…!

「もう会えないの?」
「会いたくなったらどうしよう・・・」

・・・涙止まらずの大号泣のシーンでした😢

「アフリカだって南極だって行けるのになぜあなたはここにいるんだろう」というセリフもドラマとはいえ他人事とは思えないほど切なかった・・・。
分断された先の国でも言葉が通じることがまた…「同じ民族なんだよな~」と改めて感じる時があり、地味に胸が痛くなりました。うぅ...

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(写真:tvNドラマ『愛の不時着』公式HP)

さらに〝物の豊かさ≠幸せ〟という描写は個人的にツボでした。
自粛期間によって当たり前の生活がなくなってしまったタイミングでもあったのと、丁寧に暮らす人々の生活は、実際の朝鮮旅行時にも感じていた部分でもあり、日本でなくなりつつある地域の繋がりに惹かれる場面が多かったです。
これは北朝鮮だけの話ではなく、海外旅行をしていると「世の中お金ではないんだな」ってことをよく感じます。

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(写真:tvNドラマ『愛の不時着』公式HP)

よく井戸端会議を繰り広げていたおばちゃんたちなんて、日本にも自分のまわりにいそうなキャラクターたちで親近感わきませんでしたか!?不時着したときのこのおばちゃん達の存在はかなり大きかったと思います…!
(ドラマ内にでてきた干しタラとテドンガンビールはかなり相性抜群で、列車のお供としてお決まりの組み合わせだったことも懐かしく思いました笑)

何でも悪者になってしまう北朝鮮の話ではなく、こうして「国≠住んでいる人」は別物として描かれているのにとても好感がもてたドラマでした。

自分で道を切り開いていく強く自立したヒロインをはじめ、規則(ルール)と人としての同情心が揺れ動くエリート将校。
他の登場人物たち一人ひとりが「個々の中にあるそれぞれの正義と過去の痛みを抱えて生きていく」というキャラクター含め、ドラマ内の演出が大ヒットのひとつの要因なのでは?と個人的に思ってます。

何度もみて、何度もロスになった『愛の不時着』
みんなの好きな名場面などコメント欄でぜひ聞かせてください~~~♡


ちなみに・・・

\朝鮮ガイドブック発売しました~!/

こちらには可愛いイラストで『愛の不時着』からみる朝鮮の生活Q&Aを説明しておりますっ!
ドラマででてきたアレって本当?実際どうなの?的なやつを紹介しているので気になる方はぜひチェックしてみてください♡

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(イラスト:EMIRI MANO)

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