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タクシードライバー。観ました。

孤独なベトナム帰還兵が、一生懸命生きてる社会のクズどもをぶち殺したら結構褒められた、ってお話。

You talkin' to me?

とか、突撃時のモヒカンヘッドとかが有名なんですけど、自分がいちばん心動かされたのは、ウィザードとの会話シーンでした。(動画がyoutubeにありました)

頼れる先輩に、こわごわ相談するトラヴィス。
うまくはしゃべれない。
「よくわからないが、ここを出て、なにかしたいんだ」
というトラヴィスに、先輩なりの愛情で説教するウィザード。ぐっとくるシーンですね。

You got no choice, anyway. We're all fucked. More or less, you know?

...I don't know. That's about the dumbest thing I ever heard.

「どうせ俺らは終わってんだ」
というウィザードの言葉に
「そんなアホな」
と返すトラヴィス。
それでも怒らずに、
「俺はバートランドラッセルじゃあねえんだぞ。タクシードライバーに何を求めてんだ?」
と柔らかく返すパイセンがかっこいいです。

※このシーンは、もとの脚本だと銃を買ってからのシーンですが、完成した映画だと、銃を買う前に入ってますね。
うん、そら銃買う前のほうがいいよな。

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いろいろ評価が分かれる映画かと思いますが
スコセッシ、デニーロは34歳ぐらい
脚本のポール・シュレイダーは30歳ぐらい
のときの作品ですので、荒々しいエネルギーが感じられて、おっさんになってからみると沁みますね。

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[2019.11.19 facebookから]

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