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映画感想まとめ

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映画「四月になれば彼女は」感想

100点、とか5億点、とかいう映画ではなかったけれど。 70点という感じ。 レビュー前提。 佐藤健は一軍とみないこと(花束問題)。こいつはある程度見た目は整っている写真部の陰キャです。長澤まさみも見た目は整っているが、内面が圧倒的に豆腐で、ぎりぎりのところでべらべら理屈をしゃべりながらメンタルを防御しつづけて生きている陰キャ。それも大事。 このような連中の共通点は、成長過程で無条件の愛情(主に親から)にしっかり浸れてないので、自己肯定感が低く、こころの中に余裕が

MY ALL TIME ベスト映画 18本

2024現在 年代順にまとめてみました。

[映画]2023年ベスト(+感想)

窓ぎわのトットちゃん → 12月公開でまだ味わい切れてないため2024年枠へ *** 1-10 love *** 1.ザ・フラッシュ 2.レッド・ロケット 3.いつかの君にもわかること 4.BLUE GIANT 5.別れる決心 6.エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 7.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3 8.ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り 9.かがみの孤城(2022) 10.クリード 過去の逆襲 ***** 以下、感想を

映画・風立ちぬ 10年前に書いた感想

御大の新作「君たちはどう生きるか」が公開中であります。 残念ながら、個人的にはポニョやハウルと同系列の「まあ君の中ではそうなんだろう、君がそう思うのなら」という映画で、あんまし乗れなかったですね。エンタメとして観に行くか、芸術として観に行くか、という姿勢によっても賛否は分かれる映画だと思います。 風立ちぬ、がジブリで1、2を争うぐらい好きでして、10年前に鑑賞し、震えた直後の感想文を引っ張り出してきました。 以下は、2度目の鑑賞後の感想文になります。この年、この後、5,6

[映画]2023年 上半期ベスト13(+感想)

2023 上半期ベスト13 1.ザ・フラッシュ 2.レッド・ロケット 3.ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り 4.別れる決心 5.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3 6.エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 7.BLUE GIANT 8.クリード 過去の逆襲 9.かがみの孤城 10.スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース 11.エンパイア・オブ・ライト 12.長ぐつをはいたネコと9つの命 13.モリコーネ 映画が恋した音楽

[映画]2022年ベスト(+感想)

*** 0 *** 0.トップガン マーヴェリック *** 1-13 love *** 1.ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー 2.ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス 3.こちらあみ子 4.RRR 5.犬王 6.天間荘の三姉妹 7.NOPE/ノープ 8.ゴーストバスターズ/アフターライフ 9.こんにちは、私のお母さん 10.ケイコ 目を澄ませて 11.さかなのこ 12.マイ・ブロークン・マリコ 13.バブル ***** 以下、感想をちょっとずつ書い

【映画】2022年 上半期ベスト10 

1月~6月公開作ベスト10 (鑑賞27本 見逃し23本) 1.トップガン マーヴェリック 2.ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス 3.犬王 4.ゴーストバスターズ/アフターライフ 5.バブル 6.ハウス・オブ・グッチ 7.こんにちは、私のお母さん 8.メタモルフォーゼの縁側 9.SING/シング:ネクストステージ 10.スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 簡単に感想も書いておきます。 1.トップガン マーヴェリック 2.ドクター・ストレンジ/マルチバ

MCU批判のご紹介

ハリウッド映画の「重鎮」「巨匠」たちがMCUに対して批判的な発言をしているわけですが、興味がでて、ちょっと調べてみました。 さて、大監督たちがMCUに対して何を言っているのか? いくつかご紹介します。(翻訳ソフトで訳しました) まずは、発端となったマーティン・スコセッシの発言から↓ そして、これを聞いたフランシス・フォード・コッポラ↓ いや、すごい言いようですね。MCU初期ならまだしも、2019.10といえば、エンドゲーム公開後ですよ。 やっぱあれかなあ、エンドゲームが

[映画]2021年ベスト(+感想)

*** 0 *** 0.竜とそばかすの姫 *** 1-12 love *** 1.花束みたいな恋をした 2.1秒先の彼女 3.マリグナント 狂暴な悪夢 4.ドント・ルック・アップ 5.JUNK HEAD 6.シャン・チー/テン・リングスの伝説 7.いとみち 8.DAU. ナターシャ 9.17歳の瞳に映る世界 10.アナザーラウンド 11.フリー・ガイ 12.ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 ***** 以下、感想をちょっとずつ書いておきます。 歌と映像を浴び

ドライブ・マイ・カー 感想

以下は公開直後(2021.8)に書いた個人的な感想ですが、アカデミー賞にノミネートされておるので、こういうダラダラ長いのも誰かが読むこともあるかな、と、アップしてみます。 良いことも、そうでもないことも書いてあります。観たのは1度だけで、2度観たくなるかというと、そうでもないので、個人的にはそこまで好きな映画でもないね、と。 別にきらいじゃあないですけど ↓ ↓ ドライブ・マイ・カー 感想 2021.08.31 村上春樹を読むとどうも(悪い意味で)ムズムズする体質で

映画「竜とそばかすの姫」6回観た感想・考察(7/29)

初見時点の感想はこちら ↓ ☆3周目時点での感想 ↓ 2021.7.20「竜とそばかすの姫」 あっという間に3回目に行ってきました。 あと何回かは行きそうだなこれは。。 本日は隣がいたため、あまりおおっぴらには泣きませんでしたが、それでも序盤から涙が出てきます。 toho日比谷のスクリーン1。音がめちゃめちゃいいので、全身歌にさらされ痺れました。 *** 宇多丸映画評が次回は竜とそばかすの姫みたいなので楽しみです。 なぜか今週はおやすみで、7/30になるのかな。 その頃

映画「竜とそばかすの姫」はどう観るのが良いか、という話。

<鑑賞直後の感想 2021.7.16> 初日、朝イチIMAX 程度には期待してる ↓ 観終わった、 ド傑作 泣きポイント 犬 マグカップ ゲロ クソ野郎がペガサス流星拳を撃ってくるが フェニックス幻魔拳で逃亡 beauty and the beast 城の3D表現 君の名は。 空飛ぶクジラ そのもの青き衣をまといて金色の野に *** 完全にサマーウォーズ超え おめでとうございます ********************* 「竜とそばかすの姫」 ネタバレ少ししつつ、初見感想

映画「花束みたいな恋をした」

あんま情報なく観てきました。 素晴らしい。素晴らしい。 坂元裕二は天才やで。 おっさん、どのツラさげて花束とか言うてんねん、というツッコミも聞こえてきますが、わたしの中には恋する女子大生の側面もありますので、別にいいのです。 *** 映画始まっていきなり「天竺鼠のワンマンライブ」ってありえないワード出てからずっと笑ってて、固有名詞が出てくるたびにいちいち刺さって序盤はほんと楽しかった。 有村架純が菅田将暉の部屋の本棚みて「ほぼ私の本棚じゃん」と感動するわけですけど、

映画「朝が来る」

「朝が来る」 本日より上映開始。 観てきました。 今年みた邦画でいちばん良かったです。 テーマ的に刺さる、ってのもあるのかもですが、非常に繊細で丁寧、そして、なにより 映画であること、が必然となってる。そこが愛しい。 小説が原作で、小説には小説でしか描けないことが描かれているはず。 この映画は小説をなぞるのではなく、映画でしか描けないもの、がしっかりと映っており、そこに酔いしれました。 河瀬直美という監督の作品を観たことがなく、なんとなく 「カンヌとかよく行ってる、映像