雪や昏々
正しくは「雪やこんこ」で、しかも「来ん来ん」で「もっと降れ降れ」って意味だとか。
写真は、去る1/20に母から送られてきた実家の庭の積雪風景です。
今週頭からの「雪やばいよ!」予報に少なからず期待はしていたものの、迎えた今日のそんなでも感。
いやしくも雪国出身の民からすると、やっぱり東京の「雪やばいよ!」はしょっぱいなという思いも少なからずあり。
また、地元にいた頃は「東京で積雪1cm 転倒者続出」みたいなニュース映像を見ては「・・・アホちゃうん?」と嘲り笑っていたものです。
しかし上京して数年経って以降、雪道を歩く感覚を忘れきってしまった私は、まぁ滑っては転ぶ転ぶ。
多分、毎シーズンに一回は派手にすっ転んでる記憶があります。
そんな自身への戒めも込めて、今日は雪道を滑らずに歩く、北国出身者が幼少期から自然身に付ける特殊な歩法(俺だけか?)を、ここでご紹介したいと思います。
滑らないために、まず滑らせる
悦に入った言葉遊びじゃないですよ。
端的に言語化するとこういうことになるんですよ。
雪道に踏み込んだ時、一旦は靴底が滑るものの、確と摩擦をキャッチして、滑りが止まるポイントってあるじゃないですか。
そこを踏み込みながら掴んで、「これ以上滑らない」状態にしてから、次の足を踏み出す。
これこそが、「滑らないために、まず滑らせる」歩法なのです。
そんなんめちゃくちゃおっかなびっくりスローウォークになるやん、とお思いでしょう。
しかしそこは素晴らしいかな人間の身体学習能力。
用心しながら繰り返す内、「滑らせ→キャッチ→次足踏み出し」の間隔がだんだんと狭まり、
ついには普段の歩行と変わらぬ速度でズンズン行けるようになるのです。
滑らないようにそーっと歩く、なんてのは下の下も下。
「滑るなら一旦滑らせてしまえ」の逆転発想で、一歩の確信を踏みしめてから進むこの歩法。
毎年転んでるやつに言われても説得力ないでしょうが、明朝路面が凍結していたら、ぜひお試しあれください。
ちなみにこれを書きながら思い返した幼少期。
最終的にはわざと裏ツルッツルのスニーカーを履いて、車の踏み均した凍結路面を、スケートのように滑りながら登校していたことを思い出しました。
スキースノボはハードルが高そうですが、アイススケートは行ってみたいんですよね。
でも間違ってもおっさん一人で行っていい場所ではないだろうし、ましておっさん友達誘っておっさんだけで行くのは更に憚られるし。
彼女がいないってことで、こんな行動制限も発生するんだと、思考巡っては悲しくなりますね。
おわり
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