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34歳で妻子持ちが仕事辞めてデジハリ大阪に入ってcg業界を目指した事_01

34歳で妻子持ちが仕事辞めてデジハリ大阪に入ってcg業界を目指した事をつらつらと。

つらつらなので話あっちいったりこっちいったり肝心な事書いてなかったりするかと思いますがお付き合い下さると助かります。

一度、高校を卒業してから京都コンピュータ学院と言う京都の専門学校の芸術情報学科に通う。確か3年課程やったかな。
3年間は初めて触るソフトに悪戦苦闘しながらとても楽しく過ごしたのを覚えている。photoshop、illustratar、aftereffects、lightwave、Mayaと。
京都の街中や京阪電車内でゲリラ的にドラマの撮影をしたりなんかも。
だけど、就職となると今思い返せば作品の質が圧倒的に足りなかった。
今見ても寒気がするくらいのクオリティ。
この前久しぶりに見ましたがクオリティの低さに笑ってみてました。
業界に就職出来ずに、物づくりからは離れたくないと思い印刷会社に就職して機械のオペレーターをしていた。
そこで3年間何やかんやで少し大変やったけど楽しい時間を過ごせた。が、やはりクリエイターへの夢を諦めきれなかった。
そこで、未来の奥さんとも出逢います。
その時はちょうどソーシャルゲームが盛り上がってたので、そっち方面で転職してみようと考えた。盛り上がってて絵師が足りないと記事で読んだので自分でも大丈夫だろうと甘い考えをしていたものだと今だから笑える話。
会社を直ぐに辞めて、作品制作をする。で、送ってみるが全て撃沈。思う所全てに送ってみたが全部撃沈。この時のストレスは半端無かったと思います。
それで諦めてまた製造業界に転職します。仕事はキツかったですが当時付き合っていた彼女と結婚、子供を授かり仕事環境は最悪でしたが働いていた人達が良かったので「このままでもええかな〜」と思う様に。

で、転機が訪れます。
簡単に言うと父親が倒れてしまい仕事と看病(母親の手伝い)の両立で相当体への負担があったんでしょうね、自分が体を壊して入院。
そこでふと考えました。「体を壊すくらいなら好きな事をして倒れたいな〜」と。
あっ、父親はその後元気になり今でも元気です。
そこから行動は早かったです。
奥さんに「会社辞めて3dcgの勉強して良い?」と心の内を語りました。
奥さんは自分の数少ない良き理解者だったので「あなたがそう思うならやってみたら?」と言ってくれました。
良くしてくれた会社の上司に申し訳無かったのですが辞表を提出。皆んなとても悲しんでくれましたが最後は笑顔で送り出してくれました。
5年間、ありがとうございました。

さぁ、いきなりデジハリに、入ると思ったでしょう?違うんですよね。
最初の2、3ヶ月は独学してたんですよ。その頃に今後はhoudiniが来る !と記事を読んで「これだ!」と思いhoudiniの勉強を始めます。
巷で言われる赤本、白本を一通りしましたが、何だろう?難しくね?理解できない?
と何度やっても頭の上に「???」が並びます。一度、ゲーム会社主催の本場ハリウッドからゲストを呼んでのhoudini会にお邪魔しましたが無理でしたね。
やってる内容はとても魅力的でしたがhoudiniと言うソフトを自分の物にするのは難しいと判断。

で、もう一つ盛り上がっていたソフトがありました。
blenderです。
自分も数年前に触った事はあったのですが操作がイマイチ掴めずその時はスッとアンインストール。
改めてソフトをdlして触ってみます。うん、月とスッポン並みに操作が改善されておりました。
blenderを主体にチュートリアルで独学しようと考えましたがhoudiniの二の舞になるんではないかと不安に感じました。
そこでふと思います。
「自分、学校、行った方が良いんじゃね?」。
奥さんには独学と言っていたので、学校に行っても良いか?1年〜2年程無収入だけども良いか?と離婚決意で言います。
普通なら、大概の家庭なら離婚か大喧嘩案件です笑
けども、奥さんは「えっ、最初から学校に行くつもりやったんやろ?」と言ってくれました。

良き妻と結婚したものです。

で、色々専門学校を探してデジタルハリウッド大阪(デジハリ)の3dcg本科に入学する事となります。
何故デジハリにしたかと言うと、1年制と言う所が妻子持ちの自分にとってとても魅力的でした。
他の学校は最低2年〜しかなく、しかも3dcg以外、例えばグラフィックデザインやwebデザインの様な自分にとって無意味な授業があり、デジハリは3dcgに没頭できる環境があったのも決めてでした。
あとは、直に入学相談に行って担当者に根ほり葉ほり聞くの大事です。この時の担当者さんは自分相手に大変だったんではないでしょうかw

デジハリには3dcgのコースが二つ存在します。
専科と呼ばれる週1回本授業(コア)だけを受けるコースと本科と呼ばれる本授業(コア)と平日2回の専門授業を受けるコースです。あとは、経験者用のCGGYMなるものも存在します(説明は省略します)。
で、自分は迷わず本科の方を選びました。

↓3DCGのコースについて

↓CGGYMについて


デジハリには軽い入学試験なるものが存在します。自分を表すポスターをA4一枚で作る課題です。確か雑誌を切り抜いてコラージュでも良かったはずです。
クオリティは置いておいて与えられた時間内で真面目に作品を作り上げられるかどうかを見る為に設けているみたいです。
で、自分は今まで影響を受けて来た映画監督、作品をA4一杯に詰め込んだ作品を作り提出しました。

数日後、メールにて入学OKとなり晴れてデジハリ生となりました。

入学前にmayaの操作を一通り復習しようと考え、pcとmayaの参考書3冊を購入。
pcはその当時最高のスペックを購入。
自分は必ず業界に就職するんだ!と言う思いで銀行に大金を振り込んだ事を覚えております。
さらば、諭吉。
参考にしたのはsafehouseの鈴木卓矢さんの使用しているスペックを参考にしました。

※3dcgするならWindowsを購入して下さい!!Macに憧れる気持ちは充分過ぎるくらい分かりますがそこは抑えてWindowsで。
マウスコンピュータ、パソコン工房、ツクモあたりが良いのではないでしょうか?

「3dcg pc」と検索すれば色々出てきます。

本を読みながらmayaに没頭します。自分が最後にMayaに触れたのがMaya6とか7辺り。
とりあえず、2冊を読了。


もう1冊は北田栄二著のMaya実践ハードサーフェスモデリングの途中でタイムアップ。
2冊は終わっていたので何とか入学式に間に合って良かったなと。
その後もちゃんと北田栄二さんの参考書は無事に読了。
※デジハリにも自宅学習にAnyと呼ばれる動画教材があったのですが自分は参考書の方が向いていたのでそこは人それぞれかな。
(色々学べます。Maya、SubstancePainter、UnrealEngine、etc)

入学式が近づくにつれて少し不安になります。
自分、学校に馴染めるんだろうか?とか続けられるのだろうか?などなど思いながら入学式当日を迎えます。

ー入学まで編終ー

※この記事は2019年9月時点です。カリキュラムとか当時と変わっている可能性がありますがご了承下さい。

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