見出し画像

チームビルディング①

皆さん、こんばんは。
今日は、チームビルディングについて書きます。
ぜひ、お読みください。

チームの目的

皆さんは、今までどんなチームに所属してきましたか?
学級、学校、スポーツクラブ、会社、家族等、身近にも様々なチームがあります。

では、チームの目的とはなんでしょうか?
それは「目標達成」です。あらゆるチームは目標達成の為に人が集まり、協力しているのです。

ただ、チームの在り方は、現代と昔で変化してきています。
高度経済成長期の頃は、トップダウンが基本でした。上司、先生、監督、親等の立場が上の人の指示に正確に従えることが重要でした。また、個人で量をこなしていればある程度の成果を得ることができました。
ということは、価値観を擦り合わせたり、お互いの意見をぶつけ合ったりする必要はなかったわけです。

ですが、現代ではどうでしょうか?
インターネットの発達により様々なものが多様化しました。
働き方一つとっても在宅勤務、アウトソーシング、フリーランス、フレックス等、様々です。
また、SNSでは多くの人が情報を発信できるようになったことで、多様な価値観に触れられるようになりました。それにより、幸福観や職業観、勤労観等が多様化し、様々な価値観を持つ人が一緒に働いています。

このような状況で旧来型のマネジメントは通用しなくなってきています。
同時に、この複雑で多様的で正解のない時代に1人で課題に立ち向かうのも困難です。

そんな時に必要なのがチームです。チームで協力し、目標を達成することが必要です。

チームの形成

では、チームはどのように形成されていくのでしょうか?
チームは以下の順に成熟していきます。

ステージ①:形成期
ステージ②:混乱期
ステージ③:統一期
ステージ④:機能期

各ステージによって得られる成果やパフォーマンスが違います(図1)

図1

また、形成期と混乱期はまだチームでは無く、グループです。
所属する者同士、負荷の掛からないコミュニケーションしか取らず、発展がありません。最初は、一見、成果が上がっているようにも見えますが、これは互いのことを少し理解した程度です。

形成期を過ぎ、お互いの意見や思いを言えるようになると、そこに食い違いや摩擦が発生し、対立が起こります。
これが混乱期です。混乱期は、とても負荷の掛かるコミュニケーションが求められます。
また、対立が起こるため、一見成果が下がったようにも感じられます。
多くのグループは、ここで混乱期を避け、再び形成期に戻ってしまいます。

ここで、混乱期を乗り越えたグループが、本当に成果を上げれれるチームに成長していきます。

こう考えるとあなたが今所属しているのは、チームですか?
それともグループですか?

今の学校現場

私は、今公立小学校で勤務しています。
正直、私の勤務校の職員はグループです。
職員会議でも対立を避け、言いたいことを言わない人がほとんどです。また、そこで不完全燃焼になる為、不満や陰口も生まれます。

一方で、学級の子どもたちは、チームに成りつつあります。
これまで、学級では様々な問題が起こり、課題が明らかになってきました。
その都度、学級内で対話を重ね、より良い姿を模索し、試行錯誤を重ねてきました。

本音と本音がぶつかり合い、関係がギクシャクしたこともありましたが、子供同士で向き合い、対話を重ねて乗り越えてきました。

混乱は、避けるものではなく、乗り越える者です。
子供達は、混乱を恐れず、前向きに立ち向かっていくのに対して、それを教える大人たちは、混乱を恐れ、自分の意見を押し殺しています。

まずは、学校で働く教員が、混乱に立ち向かい、それを乗り越えより良い姿になる喜びを知ることが大切なのだと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?