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夫の親との同居をどう考える?

夫の親との同居は難しいと考えている花嫁さんは66%、実際同居している家族はだんだん減っており今では2割をきっているそうです。私も同居するまでは、できれば同居は避けたいなあとおもっていたうちの一人です。実際今二世帯住宅で夫の親としてみた経験を書きたいと思います。

我が家について

夫の実家は東京の23区内。ものすごく便利ではないけれど、都心に通勤圏内です。私の実家は愛知県。大学から東京にでてきており、夫が母ひとり、子ひとり、ということもあり、結婚当初からいずれは夫の実家を建て替えて一緒に住む話がでていました。とはいえ、子供が生まれるまではそんなことは考えられず、都心のマンションを借りて夫婦ふたりで住んでいました。

なので、今住んでいる我が家は、夫が育った夫の実家を二世帯住宅に建て替えたものです。私が妊娠して家の建て替えの計画がはじまり、娘が0歳の3月に今の家に引っ越しました。保育園を0歳4月でいれたかったので、ベストなタイミングだったなと振り返って思います。家の建て替えには、夫の母の経験から、それぞれがちゃんと独立した二世帯住宅にしようという話になりました。夫の母はその義母との同居で大変苦労をしていたため、気を使わずに過ごせるようにと。なので、外からみたら一戸建てですが、中は左右にわけて、玄関、トイレ、お風呂、台所、リビング、寝室、すべてがそれぞれにそろっています。玄関にたどりつく門もポストも別です(住所の番地は一緒なので、たまに間違って荷物が届いたりしますが)。一応、家の中で行き来ができるよう扉がついています(お互い鍵をかけられるようになってます)。

距離感をつかむまではストレスがあった

とはいえ、お互いの距離感をつかむまではストレスがありました。それまでは同じ都内とはいえそれなりの距離があり、誕生日とかにたまに食事をする程度。それが二世帯とはいえ同じ家に住むようになったのです。最初半年ほど、お互いの距離感をつかむまでストレスがやはりありました。

最初のストレスはご近所まわり。家の建て替え工事がはじまったとき、引っ越してきたときにそれぞれお義母さんに連れられてご近所にご挨拶。家の建て替え工事がはじまったときは臨月の妊婦、引っ越してきたときは0歳児を連れての挨拶でした。ここで感じたずれは、お義母さんは、私が仕事をしていることを理解しているものの、自分の経験から、家にいて子育てをするからご近所さんと仲良くしておかないと、という風に思っていらっしゃったのかなあと。一方で私は、基本平日は仕事でいないし・・・と思っていました。今娘が3歳になって、毎朝保育園に送っていったり、週末に近所の公園で遊んだりしていると、ご近所さん大事だと思うのですが、当時の私はそんな想像ついておりませんでした。

次のストレスは、突然のノックでした。娘におっぱいをあげながらのんびりしていると、つながっている扉が突然ノックされるのです。今でこそ部屋着でも眼鏡でも平気でお義母さんの前に姿を現していますが、当時はまだ気を使っていましたからね・・・。気付いていても返事をしなかったことも何度かありました。

あとはいろんな介入ですよね・・・。町内会に入れとか、娘の保育園は園庭がなくて小ぶりだから、園庭があって大きな保育園とか、3歳になったら幼稚園にとか、布団乾燥機がいいってきいたからうちの分も布団乾燥機買っておいたわよ、とか。いろんな介入があり・・・困った介入の場合は、夫と相談します、の返事にしてました。夫がはっきり言ってくれる人で、保育園のこととかは、「まだわからないし、自分たちが決めるから」とちゃんと言ってくれたこともあり、いつからか困った介入は減ったように思います。今でも娘の服やおもちゃは買ってくれますが、それはありがたく受け取ることにしています。

娘がおばあちゃんになつくのにも半年くらいの時間がかかったように思います。最初週に1回だけ保育園のお迎えをお願いしていました。月齢もあるかもしれませんが、その間はそんなになつかず、お迎えが週に3回になって、接する頻度が増えるとどんどんなつきました。そして緊急事態宣言で保育園が休園になった2か月間、義母が中心にみてくれていたので、加速度的に仲良くなっていったのでした。

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助かっている点

正直、義母がいないと私たちの生活(特に私の仕事)はかなり制限がかかるだろうなあと思います。

保育園のおむかえや週末:保育園が最終20時すぎまでみてくれて、晩御飯も食べさせてくれることを考えると(そして徒歩3分の距離)、そんなに変わらないのかもしれませんが、ちょっと打ち合わせが伸びて20時半や21時になるとか、週末夫が外出時に、1時間だけオンライン会議をしたいとか、そういうときにちょっと見てもらえるのはありがたいです。

娘の熱発時:熱は予測できないので、これは本当に助かってます。保育園からの第一報は私にくるようにはなっていますが、義母にいってもらうことが多くあります。もともとはあまり義母に頼ってはいけないと思って、自分と夫と病児保育の契約して、とやっていましたが、自分が打ち合わせなどで難しいときには頼める人がいるのはありがたいです。

娘がどうしようもなくぐずったとき:例えば朝、保育園いくとき、ぐずって夫が言っても私が言ってもうごかないとき、おばあちゃんがでてきて「おんぶでいく?」というと、ぐずぐずしながら動くこともあります。

ご近所情報やご近所とのつながり:ずっと地域に住んでいる義母なので、ご近所にいろんなつながりがあって、いろんなことを知っています。あそこにこんな公園があって、とか。また、保育園に行く途中に義母の友達に声をかけてもらえたり。将来娘がひとりで歩くようになったときにそういうつながりが重要なのかなあって思っています。

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無駄なようで重要な間の部屋

我が家は2階建てで、左右にわかれた二世帯住宅です。1階の私たちのスペースと義母のスペースの間には、一部屋パーティールーム?があります。酒好きの夫の趣味でできた部屋ですが、一見無駄に思えるこの部屋が意外と重要な役割を果たしているように思います。

ひとつは、二世帯とはいえ一戸建てだと、音はある程度聞こえます。空いた部屋なくリビングが隣り合っていると結構音がツーツーで気になったんじゃないかなあって思うのです。アパートやマンションに住んでいた時もお隣の声とか音気になったことありました。それと同じですよね・・・。近い人だとなおさらかもしれません。

一緒にご飯をたべるときは、真ん中の部屋で食べています。どちらかのリビングではなく、中立の部屋で食べることがいいように思います。

もちろん相性もありますし、うちは義母ひとりなので、義父がいる場合にはまた違うのだと思います。やはり子どもが小さいうちは大人は多い方がいいなあと思います。距離感が保てる環境と、好意をすなおに受け取ること、それぞれの状況を理解して家族でうまくまわるように思うことが大事なのかなあと思っています。

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