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東スポとツチノコと川口浩と猪木の関係とは?(東スポ六角形⑤)
この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:ツチノコのロマンの秘密。”川口浩探検隊シリーズ”がなぜ昭和のキラーコンテンツだったのか。猪木とツチノコの関係。
UFOとツチノコの違いとは
東スポ六角形の4番目はツチノコだ。ご存知、幻の生物と言われている伝説のいきものである。
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ツチノコはその存在そのものがロマンと言える。
“探”という字を宛てたのは、ツチノコと聞いたら、探すという行動、経験価値理論でいうと”経験“が自然にフォローされるからである。
逆に言うと、探せるから、ロマンなのである。
UFOは探そうとしてもムダだ。
せいぜい、多摩川でUFOコンタクティーの先導に合わせて呪文を唱えるくらいが関の山であろう。
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しかし、ツチノコは、探せる。名前のとおり、土の中にいる(だろう)からだ。
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土の中にいるかも知れないことが、ロマンをかきたてる理由は、土が日本人の郷愁をかきたてるからかもしれない。
UFOもロマンだが、しょせん空にいては手が届かない。
土は手が届くし、触ることもできる。
日本人は仏教の影響で土葬を信じ、そして死んだら土に帰ると教えられる。
こんなことも、土の中の神秘な伝説の珍獣に対する、われわれ日本人の思慕の念がひとしおである理由かもしれない。
UMAという言葉を聞いたことがあるだろうか。
”未確認生物”という意味であり、UFO”ユーフォ”をもじった和製英語で”ユーマ“と無理やり発音させる。ツチノコはこれに分類される。
日本人の魂を揺さぶった川口浩
実際に、そのUMAを探すというロマン溢れる行動に出た男がいる。
伝説の俳優、川口浩である。
昭和生まれのあなたは覚えているだろう。
1977年にNET(旧テレ朝)で始まった川口浩探検隊シリーズ。
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川口浩が隊長を務めたサバイバル企画で、一行は南半球のジャングルを中心とした世界各地の秘境に猛獣・UMA・少数民族などを求めて探検するのだ。
こうした企画につきものの、ヤラセ疑惑は、ブラジル魔境取材でピラニアに指を噛まれたことで吹っ飛んだ。
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その番組タイトルの一部を見てみよう
・ 2億年の恐竜は存在した!
・幻の白いカンガルーを見た!!
・死の八甲田山の謎
・地上最大の毒蛇デビルファングを追え!
・恐怖!双頭の巨大怪蛇ゴーグ!
どうだろう、ツチノコに負けず劣らず、ロマンをかきたて、あなたも探検に参加したくなるだろう。
ツチノコをUMAを探しに行くという”経験“。
これこそ、日本人のエモーションをかきたててやまないロマンではないだろうか。
https://www.youtube.com/watch?v=jIcOs5hR9k4
プロレスというロマン
東スポがプロレス、なかんずくアントニオ猪木を追いかけてきたのはなぜか。
それは、猪木がプロレスを通じて夢とロマンを追求してきたからだ。
東スポは”強さ”という理想を追求した猪木を一面に乗せることで、自らの価値観を猪木に重ねた。
プロレスと関係なくても、猪木を一面にするのは、もはや東スポにとって猪木という存在自体がプロレスである証明ともいえよう。
![](https://assets.st-note.com/img/1642344383556-tbjkbuK6Th.png)
ツチノコと猪木はその意味で通底するのである。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
また明日お目にかかりましょう。
野呂 一郎
清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー
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