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女性差別「ガラスの天井」という問題が残ってる。

この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:男性中心の労働価値観を変えていかないと、日本はもう無理だ。でも、まずは目に見えない差別=ガラスの天井をどうにかしないと。トップ画はhttps://qr1.jp/T5qKVG

「ガラスの天井」は日本のほうが深刻

僕は、職場における女性差別問題で最も深刻なのは、「ガラスの天井」の問題だと思います。

「ガラスの天井glass ceiling」はアメリカで40年ほど前に流行語になった経営用語で、女性に対する目に見えない差別を意味します。

ガラスで作られた天井は、目に見えない境界を表現した言葉で、女性への差別が目に見えないカタチで行われていることを指します。

https://qr1.jp/AnRyz8

要するに、男性側が女性側に、労働を通じて自分を成長させる機会を与えてこなかった、ということです。

自分に合った成長する機会、より難しい職務へのチャレンジの機会、リーダーシップが鍛えられる機会等々です。

30数年前、僕はアメリカの大学で日本語を教えていた頃、同僚の女性教師たちに、このガラスの天井について、「やってらんないわよ」と何度も愚痴をこぼされたことを思い出します。

日本社会は、女性に男性と同じ均等な成長の機会を与えてきたでしょうか。

これは、目に見えない部分なのでデータがないのです

だからこそ、深刻な問題なのです。

政治の世界などでも、女性に機会を与えてこなかったくせに、社会がダイバーシティ(diversity多様性)を声高に叫ぶと、突然女性を党の役職につけたりすることがあります。

しかし、女性たちは、男性に比して成長のチャンスをもらってないから、うまくいかないことがしばしばです。

失言したり・・https://qr1.jp/fO6nav

この日本での「ガラスの天井問題」は、あくまで僕の見聞した範囲ですが、改善されていません。

女子校を廃止しろ

これは僕の偏見なんですが、なぜまだ女子校なのか

https://qr1.jp/s1YiU0

なぜ男子と同じ教育を受けさせないのか。

それは勝手に「女性とはこうあるべき」と決めつけているからこそ、男子と違う教育を受けさせているのではないのでしょうか。

もしその女子教育の方向が、「男性のヘルプをする存在」「家庭の主としてのユティリティ・プレイヤーつまり家政婦教育」「理系は女性に似つかわしくないから、文系教育オンリー」としているならば、それは時代に合わないのではないでしょうか。

はっきりいって、教育からして女性を差別していることになります。

「家政科」などというカリキュラムがまだ、女子大、短大に存在することを考えると、それは制度からしてまだ男女差別が厳然としてあることを証明しています。

https://qr1.jp/GYPt28

もちろん、女性と男性のあり方については、様々な意見があり、「差別」という言葉でくくれないこともあることは承知しています。

考えてみれば、女性はずーっと、無条件で男性とのハンディキャップマッチを戦ってきたわけです。

そのうえで「公的な差別」を作る必要は無用、そう思うのです。

野呂 一郎
清和大学教授


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