見出し画像

なぜ、モテる男の条件は未来永劫変わらないのか?

この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:モテる男の条件は人類誕生の頃から不変という、みもふたもない最新学術理論。エクササイズ(運動)こそ健康寿命を伸ばす絶対確実な方法。なぜ、エクササイズが必要なのか。

なぜ、あなたに運動が必要なのか

最近ニューヨーク・タイムズで最も気に入った一節がこれです。

定年はスローダウンする時ではない(Retirement is not the time to slow down)」」(ウィークリー版2022年3月20日号)

定年になったからって、身体を甘やかすな、という意味ですが、エクササイズ(運動)は年をとっても欠かしてはならないというのがこの記事の内容です。

前掲ニューヨーク・タイムズ

フン、あったりまえのことじゃんか、と、僕も思っていたんですが、この記事は「なぜ、エクササイズが必要なのか」という根本に迫っていて、現代人必読の記事だと思った次第です。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fi-voce.jp%2Ffeed%2F6324%2F&psig=AOvVaw0mzOqEp220DD3wuC2xqItG&ust=1653745422339000&source=images&cd=vfe&ved=0CBgQr4kDahcKEwj4tJKB6P_3AhUAAAAAHQAAAAAQAg

皆様と是非共有したいと思います。

以下、例によって俺流の解釈を披露します。

年をとってもなぜエクササイズが必須なのか、というこの主張は、ナショナル・アカデミー・オブ・サイセンセズ(Naional Academy of Sciences)に掲載されたれっきとした学説で、「アクティブなおじいちゃん・おばあちゃん仮説(Active Grandparents Hypothesis)という名前がついています。

この理論は人間が狩猟採集民(さいしゅうしゅりょうみんhunter-gatherer)だった1万年前まで遡って、人間とはそもそもどう生き抜いてきたのか、を考察します。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fwww.psychologytoday.com%2Fus%2Fblog%2Ffreedom-learn%2F201908%2Fthe-play-theory-hunter-gatherer-egalitarianism&psig=AOvVaw3kCCjulBTiKfDswY9TT6to&ust=1653745570285000&source=images&cd=vfe&ved=2ahUKEwikyrK76P_3AhUaKqYKHZOcCoAQr4kDegUIARDYAQ

狩猟採集民とは、農耕が始まる以前、野生の動植物の狩猟や採集をしていた人たちのことです。

この理論を提唱しているハーバード大学の進化生物学者のダニエル・リバーマンさん(Daniel Liberman)は、人類の原型ともいうべき狩猟採集民の人たちの根本的な価値にスポットを当てました。

リバーマンさん。https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fdrchatterjee.com%2Fbitesize-the-benefits-of-movement-and-how-to-get-more-professor-daniel-lieberman%2F&psig=AOvVaw2iHCtFaxSEOO1FsRngmuis&ust=1653745660853000&source=images&cd=vfe&ved=2ahUKEwiptcrm6P_3AhVDdpQKHVzDCPQQr4kDegUIARC_AQ

それは何かというと、「健康で長生きをすること」なんです。

なぜならば、健康で長生きをすれば、つまりジジ、ババになっても孫の世話ができ、結果的にその家族も健康で長生きできるというわけです。

では、1万年前の人類がどうやって、今で言う健康寿命を伸ばせたのでしょうか。

それは、「動くこと」でした。

モテる男の条件は人類誕生から不変

なぜならば、初期の人類は、つまり狩猟採集社会では最も動いたものが、最も多くのごちそうを見つけ、結果最もサバイバルに成功したと考えられるからです。

栄養のあるごちそうを得ることにより、健康になり、長寿を達成し、元気なお年寄りとなり孫にも良いものを食べさせ、お世話もできる。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fm.facebook.com%2Fhuntergatherercoffee%2Fphotos%2Fa.1488302204528900%2F1539535109405609%2F%3Ftype%3D3%26source%3D44&psig=AOvVaw3kCCjulBTiKfDswY9TT6to&ust=1653745570285000&source=images&cd=vfe&ved=0CFcQr4kDahcKEwjghf2Y6f_3AhUAAAAAHQAAAAAQAw

この生活態度は家族を繁栄させるものと考えられ、つまり動き回って食べ物を探す男は、繁殖の観点から「選ばれる遺伝子」と考えられたのです。

この時代からすでに、よい遺伝子やり手モテ男子のセレクションが女性によって始まり、今に続き、未来永劫このサイクルは止まらない、というわけです。

もっともダニエル・リバーマンさんは、男が狩りの担い手だとは書いていませんが、そうじゃないでしょうか。

われわれの遺伝子には、動き回ることで幸せになり、家族が繁栄すると言う情報が書き込まれているのかもしれません。

なぜ人間が哺乳類で最も長生きできるのか

リバーマンさんは、謎掛けのようなことも言っています。

野生の猿は、あまり歩かない、つまり運動しないというのです。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fcasino-tube.com%2F39568%2F&psig=AOvVaw1vUH9MvHnz_-OFBwhso1dZ&ust=1653745917024000&source=images&cd=vfe&ved=2ahUKEwir6d3g6f_3AhWfz4sBHZVbA1EQr4kDegUIARCvAQ

アメリカの成人男子は平均1日に4キロ歩くのに、猿の歩く距離はそれ以下だというのです。

それなのに、猿は人間を悩ませる心臓病、糖尿病とか、リウマチとかにはかかりません。たいして運動してないのに、健康を保っているのはどうしてなのでしょうか。

ただ、それでも人間は猿より、そして他の哺乳類よりもダントツで長生きで、平均寿命は70を超えます。特に女性は長生きで、これは自然界では非常に珍しいのです。

でも運動が足りなければ、余った摂取栄養が脂肪になり、様々な病気を生み、いわゆる健康寿命を短くします。

エクササイズつまり運動で、脂肪を燃やせばこうした病気にならず、長生きするという理屈は今も活きています。

運動による長生きのメカニズム

リバーマンさんは、運動がわれわれを元気にするメカニズムについても触れています。

エクササイズは筋肉と血管を少しだけ損傷させますが、その反作用として人間の肉体は細胞のメカニズムが働き、損傷部分を修繕し、過剰に再構築をしようとするのです。

そのオーバーリアクションともいうべき肉体の反作用こそが、エクササイズの恩恵なのです。

エクササイズつまり、動くことが足りなければ、初期の人類も長生きはできなかったはずなのです。

マメな男は本当にモテるのか

マメな男はモテる、なんていう俗説がありますよね。

それは、一理あるような気がします。

マメ=動き回ることをいとわない、つまり、モテる男のプロトタイプ原型

すぐにラインを送ったり、記念日を忘れずに必ずプレゼントするとか、髪型を変えたらすぐに褒めたりするアクションを、「よく動く、行動力のある人」と感じてしまうのは、なんとなくわかる気がします。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Ftrilltrill.jp%2Farticles%2F2365625&psig=AOvVaw2k6nadYEXZMNz9hyGURT4B&ust=1653746023108000&source=images&cd=vfe&ved=2ahUKEwiw26iT6v_3AhWRVt4KHT0bDygQr4kDegQIARBc

しかしですね、大人の貴女はもうおわかりのとおり、そういう男はモテるためだけに、マメを演出しているだけで、結婚するとグータラでだらしなく、ダメ男の本性を表したりします。

いや、結婚してくれるならまだいいけど、マメな男はそこまで誠実じゃないことが多い(個人的統計)。

でも、女性は色々親切にされると、「行動力がある」と錯覚してしまうのではないでしょうか。

いや、これは単にもてない男のひがみ、かな。(笑)

でも、この連載を見てくれている知的な男性の皆さんは、少し反論しますよね。

「行動力って、それは人類創世期のごちそうがなかった時の話だろ、今女性を幸せにし、家庭を繁栄に導くのは、知性じゃないのか。動きが多い=筋肉バカには負けないぜ」。

貴男の反論(たぶん)

でも「動く男最強遺伝子説」がすでに人類の遺伝子に組み入れられている、とすれば、その正論もtoo lateかも。

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

では、また明日お目にかかるのを楽しみにしています。
 
                             野呂 一郎
               清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー




 

 
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?