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尼崎市USBメモリー紛失事件はガゼだった?

この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:情報の経済性の認識、セキュリティ、プライバシーについてあらためて日本が後進国だという事実。「カバンが見つかった」は実はガゼ、そのウラには国際的情報スパイ組織宇宙人&UFOの暗躍がある、というまことしやかな話。

尼崎市USBデータ紛失はガゼ?

きのう話したよね、戦略って世間をだますこと、だって。

例の尼崎市の住民データが入ってたUSBメモリーが紛失して、入ってたカバンが見つかってっていうんだろ?

あれもだまし、だよ。

カイジのサブキャラ、利根川だったらこう言うだろう。

https://www.dokusyo-geek-ki.com/entry/2016/09/28/173000

「46万人分の個人情報が無事でよかった?バカか、お前らは。

まんまと国際的情報悪魔集団某国or某IT組織の罠にかかりおって!」

利根川幸雄なら言うだろうセリフ

個人情報は抜き取られた?

国際的情報悪魔集団?

説明しよう。

というか、これもまた”カイジ”の福本伸行先生がすでに、カイジより名作の声も高い”金と銀”のなかで、主人公の銀さんに言わせている。

http://runark.blog6.fc2.com/blog-entry-33.html

そうだ、銀さんは”カネより情報”が価値があることを、誰よりも理解していたのだ。

グーグルが、アマゾンが、フェイスブックが世界最大最強の企業になった理由は何か。

そうだ、情報だ。

情報を集めて自分のものにしたからだ。

巨大プラットフォーマーが直面する危機

しかし、昨日論じたトヨタや日産なんざよりも、世の中をだますことにかけては、奴らは天才だった。

タダで世界中から、個人情報をゲットして盗んで?それをあらゆる金儲けに使ってきたんだ。

そんなことは、一言も言わずに、ね。

でも、企業が、政府がキミの情報を自由に奪って使う時代は、そろそろ終わりだ。

ニューヨーク・タイムズ2022年6月15日号は、この見出しではっきりとそう言っている。

「世界の国々が次々、デジタルデータの国境を構築している。More countries are building boundaries for digital data」

これまでは、あの巨大プラットフォーマー達は、なんの制限もなしに世界中からデジタル個人情報をタダで集め、それを加工し、売り飛ばし自分たちのビジネスをひたすら拡大してきた。

しかし、記事は、世界では個人情報に国境の垣根を作り、国家が管理する動きが急なことを報じている。

https://medium.com/@b.caselin/reclaiming-digital-sovereignty-the-prospect-of-good-data-38180a433d9d

この動きを、ニューヨーク・タイムズは、「各国がデジタル主権(digital sovereignty)を主張し始めた」と表現している。

ニューヨーク・タイムズ紙は記事の冒頭で、こう述べている。

「われわれがメールを送信し、インスタグラムに写真を上げ、クレジットカードの暗証番号を入力する時、まさにデジタルデータを創造しているのだ。それらデータの流れはほぼ規制されてない。これに乗じてグーグルやアマゾンといった巨大IT企業が勃興し、グローバルなコミニケーション、ビジネス、エンタテイメントそしてメディアを激変させた。」

前掲ニューヨーク・タイムズ

事実を冷静に書いているだけだが、いかに私が、あなたが日々スマホに、パソコンに入力している数字が情報データが、GAFA等の巨大IT企業の利益に貢献しているかがわかろうというものだ。

データの流れが世界的に是正されつつあるのは、

①情報が経済性巨額の富を生むということ
②独占的な利益を得ている人物の存在
③情報のセキュリティ問題
④情報発信者のプライバシーの問題

前掲ニューヨーク・タイムズ

が起こってきたからだ。

”デジタル主権”という新しい流れ

調査会社インフォメーション・テクノロジー・アンド・イノベーション・ファウンデーション(Information Technology and Innovation Foundation)の調べによれば、昨今はあきらかに情報の流れが制限されつつある。

2017年から2021年にかけて、特定地域に法律、規制、政策を通じてデジタル情報を留め置く命令がでたのは144件と、以前の倍になっている。

もっとはっきり言えば、個人、企業、政府が生み出したデジタルデータは、そのデータがやり取りされた国に留め置かれるストックされるべきだというのが、現在の新しい流れ、すなわち”デジタル主権”という考え方だ。

データはその国だけに留め置け。http://www.taiheinstitute.org/Content/2021/03-29/1454031342.html

留め置かないでも、最低これらのデータは所有者のプライバシーが保護され、政策で守らなければならないのだ。

こんな最中なのだ、尼崎市のUSBデータ紛失事件が起こったのは。

僕は何らかの符合を感じるのだ。

雑誌ムーの読み過ぎだろうか。

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/x779797981

利根川が日本人のデータを軽んじる姿勢を、情報プライバシー感覚が全然ないことを笑った。

あら、利根川に続いて、コナン君がこんなことをいい始めた(ようだ)。

https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im3077820

「もうすでに、USB情報は抜き取られているよ」

「居眠りして、道路にカバンとその中に入ってたUSBをなくしたなんて、真っ赤なウソだよ」

「委託業者は日本の会社を装っているけれど、実は親会社をたどると某国もしくは某世界的なプラットフォーマーに行き着くんだ。ボク、調べたんだよ」

コナン解説

今後は、その国でやりとりされたデジタルデータは、国外流出ができなくなる。

今はまさにその過渡期。

このゴタゴタに乗じて、ある国もしくは某プラットフォーマーが日本の情報をどうにかして盗み出そうとしたのだ。

いや、盗む前に、日本という国がどれだけ、デジタルデータというものを理解しているかを試そうとしたのだ。

手始めに、地方都市の情報セキュリティをテストした。

傘下の業者に下手を打ったテイをとらせ、地方行政都市のデジタルデータの管理を、そして国の反応をチェックしたのだ。

この壮大なフェイク実験の結果は、以下だ。

「日本人は噂通り、情報セキュリティが甘々アマアマだ。社会全体のデータに関するプライバシー感覚もほぼない。

コナン君は、犯人が言ったとされる感想を覚えていた、という。

道路に泥酔してそのままUSBのはいったカバンを置き忘れて、でも翌日そのカバン見っけ!なんてドリフみたいなことがあるわけないじゃないか。

もうデータは抜かれている。でもその操作の記録は消しているんだ。

日本人って、どんだけお人好しなんだ!

コナンが覚えていたとされる

以上、架空の部分もあるが、この事件はどうやら世界が”データ主権”に目覚めんとする夜明けを狙った、壮大な実験なのかもしれない。

もしかしたら居眠りした男は、宇宙人の可能性すらある。

https://ameblo.jp/bass-50up/entry-12017589277.html

お人好しで、ぼーっとしてる国につけ入ろうとするのは、人間の国だけに限らないのだ。

うかうかすると、日本人はランサムウェア攻撃どころか、宇宙からの侵略を受けるかもしれない。

以上は、あくまで僕の妄想だ。

こんなおバカな心配は、杞憂だといいのだが。思い過ごしだと、いいのだが。

じゃあまた明日。

                        野呂 一郎
          清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー






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