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ウェブマーケティングに吹く逆風。
この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:自社製品のウェブ・プロモーションにいつも余念がないあなた。ビューだとか、フォロワーの数だとかをいつも気にし、SEO対策に大金を投じている割には、商品の認知度も、売上も振るわないのはなぜか。ウェブマーケティングをやるまえに、やるべきことがあったのだ。トップ画はhttps://qr1.jp/85OQLM
SEO詐欺の横行
水のトラブルで、サイト上位だからその業者がいいと思って頼んだら、詐欺業者でトラブルは直せず、大金をとられた・・・
それでも、サイトを上位にもってくるために、SEO対策をやってます、って会社が多いんです。
でも、それは本末転倒じゃないか、と思うんです。
ドラッカーじゃないけれど、ビジネスの目的は信用を創造することなんですよ。
製品の信用を高めることをせずに、SEO対策なんてやるバカいるかよ(アントニオ猪木)ってもんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1716206992761-3cuf3pXsVA.png)
本末転倒
結局、ウェブだとかオンラインだとか、SNSだとかは、世間に信用されてなく、極めて不確かな存在なんですって。
それなのに、ビューだとか、イイね、だとかフォロワーだとかの数ばかり気にして一喜一憂している企業が多い。
note界隈では、「どうやったらフォロワーを増やせるか、フォローすることだ、そしたらフォロワーが増える」なんて、教え合っています。
そうじゃないでしょ、製品や記事のクオリティを上げることでしょ。
それだって、いいねやフォロワーが増えるとは限りません。
仮に増えたところで、本当にあなたの記事を評価しているかなんて、わからないんですって。
気まぐれに好きしたり、フォローしたりすることだってあるし、あなたがスキをしたり、フォローするからお返しすることだってあるわけです。
こんな不確かなツールやシステムを信じて、業者やコンサルタントに大金を払っても、売上は増えません。
仮に数百万を払って、きれいなサイトを作ったところで、肝心の製品やサービスがよくなければ、結局大金をドブに捨てたことになるのです。
ウェブマーケティングへの逆風
ディープフェイクという技術が発達し、ニセ画像が出回り、ニセ池上彰が投資の宣伝をする動画が出回っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1716207171627-DgGdOmSt3R.png)
本物そっくりの人物が、本物そっくりの声で、フェイク商品の宣伝をする時代です。
ウェブサイトを精巧に作り込むほど、消費者は「これ本物かな?」の疑念が強くなる、時代はそういう流れです。
情報商材のウェブサイトでよく見かけますが、色んな人が写真付きで、その商材を盛んに持ち上げています。
でも実名の実在の人のはずが、フェイクだったら・・・
だまされてその情報商材を買うのは、ディープフェイクすら知らない、まさに情弱(情報弱者)の消費者しかいない、のではないでしょうか。
結局、ウェブマーケティングが功を奏するのは、大企業やすでにブランドを確立した製品だけとなります。
システムの不備は見えにくい
ウェブ・マーケティングでは、知らないうちにユーザーの不興をかっていることがあるのです。
たとえば、ピザのデリバリー注文。
![](https://assets.st-note.com/img/1716207343484-mTRjgBfzZ7.png)
これはどうしてもウェブ・マーケティングで宣伝から販売まで、自動化するしかありません。
でも注文までこぎつけて、消費者から「もう二度と使わないと」愛想を尽かされることがあるのです。
昨日の僕がそうでした。
ピザの注文画面で半額セールをクリックしても、ピザのラインアップが出てきません。
それどころか、突如サイドメニュー格安、の画面がでてきて、そちらに誘導しようとします。
もう一度ピザ半額のタブを押すと、今度は1190円~割引のメニューが出てきて、仕方ないので、画面に誘導されるまま、そのラインアップにあるピザを頼んだのです。
半額ピザは結局、頼めずじまいでした。
消費者は、直接文句を言わず、黙って去っていきます。
売上が上がらない?
もしかして、注文システムがわかりにくいのかもしれません。
しかし、そのピザチェーンが感心なのは、お客の苦情を聞くシステムを持っていたことです。
詳しく、注文の際のトラブルを書いて送信したところ、丁寧な返事と謝罪が来て、全額無料ピザのプレゼントクーポンもくれました。
ウェブマーケティングも、常にお客様からのフィードバックを受け入れる双方向のシステムにするならば、少しは救いようがあるのかもしれません。
結論として、まずはウェブマーケティングの前に、いい製品、サービスを創るべき、そういいたかったんです。
野呂 一郎
清和大学教授
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