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怪奇経営学序説「分析より直感」。

この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:常識や理論、カタチだけが正解とは限らないよ。怪奇経営学は単なるスピリチュアルやオカルトを経営学に取り入れた「エンタテイメント経営学」ではない。案外王道かも、という暴論。

怪奇経営学を創ってみた

怪奇経営学とはですね、「オカルトを経営学にとりいれたテイをとりながら(笑)、『でもひょっとしてこれ、言えるんじゃね?』と人々に感じさせる仮説の提示をする学問のこと」です。

僕が20数年前、千葉商科大学で非常勤講師をやっていた頃に、開発しました。ちょっとその頃から進化をしていますが。

近くこれを体系化して、発表したいと思っているのですが、今日はその怪奇経営学の一例をご紹介します。

ここ最近ずっと取り上げてきた、シリコンバレー銀の件です。

怪奇経営学的な仮説:

シリコンバレー銀の歴史的なデジタル・バンクラン(デジタル取り付け騒ぎ)の原因は、リーマンショックにあった!

お金が鳥のように逃げていく。https://qr.quel.jp/pv.php?b=3WW9qyD

概要:

2008年のリーマンショックは、超安い住宅ローンを発売した金融機関の資本主義すぎる強欲が元凶とされ、銀行でも悪いことをするという意識が米社会に深く刻印された。いわばその「悪しき記憶」が、今回の取り付け騒ぎの引き金になったのだ。

怪奇経営学的な考え方

直感は分析にまさる

科学vs直感

従来の経営学だと、デジタルバンクランの原因を5つ提示して、アンケートをとるとかします。

また、回帰分析にかけて預金をおろしに行った件数と、預金の額、男女の別、シリコンバレー在住者か否かなどの関係を調べ、最も統計有意な要素を犯人と決めつける、そういう手法を取ります。

しかし、アンケートとか回帰分析など、◯◯くらえです(笑)

なぜならば、そこに最も重要な「あなたの直感」がないからです。

怪奇経営学とは、なんのことはない、あなたの直感、インスピレーションをあくまで重視する問題分析、解決法のことなのです。

科学的とは何か

じゃあ別に怪奇経営学なんてけったいな名前をつけんでも、直感経営学でいいじゃないか、そのとおりです。

しかし、この怪奇経営学という名前は、アンチテーゼが入っているんですよ、「常識への挑戦」というね。

それは、科学的とは何か、ということです。

経営学でも経済学でもそれは数学であり、統計学のことなんです。

何でもかんでも統計に落とし込んでいるから、数式を使っているから偉いだろう、これが科学なんじゃい、ひれ伏せよ、これが今までの学問なのです。

僕はあえてそれに反論したいので、ちょっとおしゃれな名前(笑)をつけて、あなたの気を引こうと考えたのです。

でもほんとに半端な回帰分析のほうが、あなたのすべてが詰まった直感よりすぐれてるのかなあ?

人工知能vs無意識

そもそも経済の答えなんて、誰にもわからないじゃないですか。

じゃあ、今回金利を上げたから、インフレが抑制され世界経済が好転した、なんてどうやって証明できるんですか。

数式も直感も、おんなじようなものです。

数式は形式にすぎず、むしろ、直感のほうが色んな要素を「無意識」に取り入れているから、確実性が高い、真理に近い、そう言えないでしょうか。

ちょっといま、嘘をつきました。

そうなんですよ、無意識層には人間の記憶のすべてが入ってる、なんてまだ科学的に証明されてないですものね。

でも、その科学とやらも、あらゆることを証明できてないから、いいか。

でもさ、AIも無意識も似たりよったりじゃね?

僕はそう言いたいのです。怪奇経営学で。

なんのことはない、怪奇経営学とは「人間をもっと信じろ」っていう教えなのです。

またこの続き、書きますね。

野呂 一郎

清和大学教授



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