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リクツか直感か。

この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:経済学は科学か。ナラティブ経済学とは何か。理論至上主義は、権威主義にすぎない。実感や直感こそが科学的真理により近い論。

経済学は科学か

この間、朝日新聞を読んでいたらこんなことが書いてありました。

「経済学は物理学に例えれば、ニュートン以前の状態にある」。

朝日新聞の偉い論説委員の方が書いておられる記事で、欧米の流行の言説を取り上げたものだったのですが、要するに経済学にいまだ確たる「科学」は存在しない、というのです。

その理由は「再現性がないこと」。

このことはよく言われますよね。

科学実験のように、条件を同じにして実験することができないから、そもそも社会科学などと言って科学を謳うな、という批判です。

野呂の講義ファイルより

論説委員の方は、こう続けます。

「ノーベル経済学賞を受賞したロバート・シラー博士が提唱している『ナラティブ経済学』に瞠目せよ。ナラティブとはストーリーのこと。数量的どうのこうのではなくて、経済現象を一つのストーリーとして考えることは、経済を深く見つめることにつながる」

朝日新聞最近の記事より

ナラティブ云々については、また今度やりましょう。

潜在意識論も悪くない

昨日「潜在意識リーディング」の話をしました。

速読すると潜在意識が働いて、自然にあなたに必要な情報を素早くくれるよ、という暴論だったのですが(笑)、僕が言いたかったのは、    「実感が大事だ」ということなのです。

経済学に限りません、学者に限りません、どうも僕らは「理論」「リクツ」ばかりに重きをおくんです。

ノーベル経済学賞の人がこういったから、とか、日銀総裁がそう考えるから、とか、日経新聞がこう言ってるから、とか、そんなのばっかり。

経済論文とやらは、偉い先生の引用のオンパレード。そんな権威の言葉で盛り付ければ、また偉い理論の出来上がりです。

そうじゃないでしょ、経済って、生き物でしょ。

いつ何がどう経済に影響を与えているなんて、わかるわけないでしょ。

僕はいつもこう言ってます。

野呂授業ファイルより

だから実感が大事なんですよ。

潜在意識は、その延長上にあるんです。

それを潜在意識と言ってもいいし、「実感」でもいいじゃないですか。

権威にだけ裏打ちされたリクツを信じているうちは、成功なんてできませんよ。

実感は「直感」と言い換えてもいいんです。

面白いことに、結構note書いてると、「直感」「ひらめき」みたいのって出てきますよね。

今日の暴論も、その直感に従って書いてみたよ。

リクツか直感か、それが問題だ。

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

では、また明日お目にかかるのを楽しみにしています。
 
                            野呂 一郎
               清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー

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