不妊治療③〜採卵〜

生理3日目からいよいよ採卵周期スタート!持病もあって低刺激の薬を使いながら卵胞を育てますが、育ったのはわずか1個!無事に成熟卵になって採卵できますように!!!

①採卵周期スタート!

生理3日目、いよいよ採卵周期が始まりました!この周期では卵子の元である原始卵胞を成熟させ、採卵できるサイズまで大きくしていきます。私の病院は基本自然周期のため薬は極力使わない方針ですが、私は高プロラクチン血症という病気があるためレトロゾールという卵胞の成長を促す低刺激の薬を使いました。飲み薬で1日1回5日間の服用。卵胞がちゃんと育ってくれますように!!!
ちなみに自然の仕組みだと、複数の原始卵胞(卵子の元)が育っていき、一番大きな卵胞(主席卵胞)が排卵され卵子になります。だから卵子は毎月1個の排卵なんですね。また、不妊治療①で紹介した刺激法ではこの周期で薬を投与(飲み薬、注射、膣薬etc)し複数の卵胞を大きく育て、とれるもの全てを採卵していきます。

この時に行った血液検査で少しショックな事が!卵子の残数が40歳くらいとのこと。卵子がなくなるのは平均45歳くらいらしいので、あと5年が勝負。ってことは残り60個ってことか…。卵子の数ってお母さんのお腹の中にいる時に全数作られて、それを少しずつ育てながら使うんですって。だから初潮が早ければ終わりも早い。初潮が異常に早かったのが今になって響いてくるとは…。だけど卵子の質は今の年齢らしいので、数は少ないが質はまだ大丈夫!というのが救い。毎月毎月がとっても大切に感じられます。

②卵胞のサイズ確認

約10日後、卵胞のサイズ確認です。右側の卵巣に26mmの卵胞が1個。1個しかないから大切に育てなければ!!!2日後に採卵のため(早!)、もうちょっと卵胞を大きく育てる鼻スプレーの薬を22時に使いました。で、次の日の12時、18時、24時に排卵を止めるための座薬を入れました。働きながらの私は薬を入れるのを忘れちゃいそうだったので夫にリマインドLINEしてもらって、無事に忘れずにできました!!

で、この時の血液検査で風疹の抗体がついてない事が判明。去年から通算3回受けてるのでおそらくつきにくい体質とのこと。もう1回予防接種する人もいるらしいですが、2ヵ月のタイムロスがもったいないのでこのまま進む事にしました。妊娠初期に風疹感染すると胎児に障害がでてしまうらしいので、そこだけ要注意とのことでした。ここ数年、大人の風疹・麻疹が流行っています。大人の方、妊婦とその子供のために予防接種お願いします!

③いざ、採卵!

採卵当日、採卵できたら受精させるので夫も採精のため一緒に来院。精子をボトルに入れて持ってくるという方法もあるのですが、元気さが落ちるとの事だったので夫に半休とってもらって来てもらいました。これで採卵できなかったらゴメン!と思いつつ手術室へ。手術着に着替えベッドでリラックスしながら待機。カーテンで仕切られてはいるんですが、周りの患者さんの動きで「もうすぐだ!」とドキドキしたことを覚えています。そして手術室でいざ採卵!無麻酔なので超痛いんだろうと覚悟してましたが、チクチクと弱い痛み。モニターで卵胞が周りにある液体(卵胞液)と一緒にチューッと注射器に入っていくのを見せてくれたので、それで気分が紛れたのもあります。その後、止血のガーゼを入れられ退室。ベッドで15分休憩中に培養士さんが採卵結果を報告しにきてくれました。結果は1個。採れて良かった〜と一安心。ちなみに隣のベッドの方は3つ採れたので、全部使えるものだったら凍結保存らしいです。凍結保存もお金かかるので、結果オーライと前向きに考える事にしました!で、その後トイレで長〜いガーゼを自分で取り出し、出血も腹痛もなかったので退室。

夫と合流し、培養士さんからお話を聞きました。卵子は成熟卵でいい状態のもの。良かった〜。運動率が心配された夫の精子も元気だった(山芋効果!?)ので『ふりかけ法』でいくことに。ただし受精が進まない場合は培養士さんの判断で顕微授精してもらう事にしました。次の日の14時〜15時に電話で受精確認をする事に!採卵できてホッとしたのも束の間、受精・分割・移植・着床とまだまだ乗り越える壁がたくさんです!!


不妊治療④〜受精確認から不妊治療卒業まで〜に続きます。


【不妊治療の話一覧】
・不妊治療①〜病院選び〜
・不妊治療②〜夫婦で事前検査〜
・不妊治療③〜採卵〜
・不妊治療④〜受精確認から不妊治療卒業まで〜
・不妊治療⑤〜ストーリーに入らなかったイロイロ〜


※私が治療した時点での情報・私が知り得る知識の中で記載しておりますので、知識の浅さ・情報や言葉の間違え等はご了承いただければと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?