Mantova (マントヴァ)II

時計台の中の仕組みを見学し時計台の窓から町を見下ろした。外は灼熱の太陽が照り暑いが時計台の中はひんやりした空気が心地いい。
この町の近くでレストランを経営する夫の弟と合流する予定なので町の中心部へ向かった。しばらく話をしながら町をぶらついてお土産を見たりこの地域の名産モスタルダなどを試食した。
この町の人たちはイタリア人とはいえ少し真面目で恥ずかしがり屋の人が多い印象だ。レストランに入った時そう思った。あまり大きな声で話している人がいない。イタリアではだいたい電車の中やレストランは大きな声で話す人が多い、でもこの町は違う。落ちついた人が多い。

夫はナスのミルフィーユ、私はブレザオラとパルミジャーノ、弟はラム肉を注文した。私以外は料理人なので料理の話で盛り上がっているが私には調理方法など詳しいことはわからない、でも美味しいということはわかる。イタリアでは美味しくないレストランを見つけるのが難しいくらいどこのレストランもこだわりを持っている。カジュアルなレストランでもこだわりは味や盛り付けにしっかりと感じる。

帰りの車では兄弟のたわいもない会話が心地よく私は後部座席で眠ってしまった。

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