(good) morning
morningにモーニングを食べるなんてのは意外と難しい。大学4回生ともなろう僕は朝に弱い。AM2:00の就寝で9時間寝るのを厭わない人間だからだ。
父の飲み会の送迎というアルバイト。その為に早起きをせざるを得なかった。父と二人で街へ向かう。道中は出社に勤しんでいる人で溢れかえっていた。慣れない道を父に案内され進むのは少し怖いながらもゲームのようで楽しかった。
父を送った後に僕はモーニングを食べに行くことを思い付く。場所は街のはずれにある赤いオーニングが特徴的な喫茶店にした。入ってわかる良い喫茶店だった。
※いい喫茶店の特徴
・綺麗すぎない
・年齢層は高め
・タバコが吸える(僕は吸わない)
・トイレが和式
・BGMはCDかLP
まあこんなところが網羅されていたわけだが、この喫茶店の特筆すべき点はアルバイトにある。大体「いい喫茶店」ってのはシワシミだらけのマスターが一人で切り盛りしているのだが、ここにはアルバイトの女の子が一人いる。大学生ぐらいだと思う。「うんうん。そうだね。」なんて、マスターとはタメ口で話していた。それぐらいの距離感。派手な格好をしておらず正直地味。それが良いのである。
店内観察をした後にコーヒーを口にすると冷え切っていた。でも美味い。
完璧な夜型人間はここでモーニングの味を覚えた。いや訂正しようグッドモーニングを覚えた。次来る時は「Good morning everyone!!!」とか言ってみようかしら。
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