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【CNET Japan編集長・藤井涼さんインタビュー】「1カ月ぶっ続けウェビナー」の挑戦で見えてきたWebメディア成長のこれからの鍵

ITニュースサイトCNET Japanが今年2月に仕掛けた企画に、僕はいちWebメディア業界人として度肝を抜かれました。

「CNET Japan Live」は例年、リアル会場で2日間にわたって数百人が参加するカンファレンスですが、今年はコロナ禍でオンラインに移行。なんと、1カ月にわたって毎日、豪華ゲストを迎えての開催となりました。

このモデレーターを務め上げたのが、CNET Japan編集長の藤井涼さん。1カ月ぶっ続けで実施したウェビナーの準備や進行、そしてイベントを終えて見えてきた「これからのWebメディア成長の鍵」について伺いました。

1カ月毎日ウェビナー、企画・準備・モデレートを自分で

―1カ月間、毎日開催とはすごいなと思っていたんですが、終わってみて、率直な今の感想は?

終わった瞬間は「寂しいな」ですね(笑)

毎日モデレーターをやっていると、それが日常というか、朝起きてごはんを食べて風呂に入るのと同じ感じで、毎日夕方4時にはウェビナーをやるというのがルーティンになるんですよ。

最初の1週間は「これ、あと3週間なんて無理でしょ!」という感じだったのが、最後の2週間ぐらいは「もうあと2週間で終わっちゃう・・・」と思うようになってきて。

終わった瞬間はチームとも「お疲れ様!」という達成感はあったんですが、もう少し続けてもよかったなあと・・・。だから3月1日はめちゃくちゃ「燃え尽き症候群」になってました(笑)

―「やりきった」という感じですよね。準備も大変でしたか?

そうですね。2カ月ぐらいほんとに準備に追われていたので。

今回は初のオンライン開催ということでノウハウもなかったので、全20講演分の内容を自分で考えて、「Zoom」の画面の見せ方みたいなものも含めて、自分が中心になってつくりましたね。

各講演は前半20分がご登壇者によるプレゼンテーションで、後半20分が私とのトークタイムなんですが、20セッション分の出演者は1カ月ぐらい前にはすべて決まっていました。

対談の質問内容は早ければ2週間前ぐらいに登壇者のみなさんに送りました。スライドはみなさん直前まで直したいと思うので、基本的にはご本人に投影してもらうことにしました。

ただ、登壇者の環境によっては本番で急に投影できなくなったりするトラブルもあり得るので、当日の午前中までにバックアップとしてデータを送っていただくようにしました。

―1カ月に何人くらい出てもらったんですか?

全20講演のうち、1人の登壇者との1対1が15講演、2人の登壇者との2対1が3講演、4人の登壇者との4対1が2講演あったので、合計で29人の方に出ていただきました。

これまでこの規模でオンラインセミナーをやったことはなかったので、いきなりすべての方を新規で、というのは難しく、過去に自分が取材をしたことがあったり、面識があった方にもお声がけしました。

例えば、神戸の久本喜造・市長いとうまい子さん、渋谷区の長谷部健・区長なども、去年、一昨年にインタビューしたことのある方たちだったので、みなさん快くご登壇していただけました。

ほかにも、京都や伊勢など、距離の問題でリアルイベントではなかなか登壇していただくのが難しい企業さんにも、あえて声をかけたというのはありますね。

また、初めてお声がけした人に対しても、本番とは別に事前にミーティングの時間を作っていただいたので、完全ぶっつけ本番で「はじめまして」の方は1人もいなかったですね。

ただ、事前に決めすぎると本番が盛り上がらなくなってしまうのは ”イベントあるある“ なので、最低限のすり合わせだけにとどめました。

ウェビナーインタビューは「ハイブリッド」と「ながら視聴」を意識

―ウェビナー、実際に盛り上がったようですね。

CNET Japanのカンファレンスは「CNET ID」というアカウント登録が必須になるので、だれでもすぐに視聴できるYouTube Liveなどと比べると参加人数は多くありませんが、質疑応答で視聴者からとても多くの質問が寄せられることが特徴かもしれません。

例えば、「空飛ぶ車」を開発されている「SkyDrive」さんの講演では、50問以上の質問が殺到して。ただ、それをCEOの福澤さんが15分くらいですべてさばき切ったことも驚きでしたね(笑)

たとえ1000人が聞いていても質問が2~3つしか出ないカンファレンスと比べたら、登壇者の満足度は高いんじゃないかと思います。

―本番のインタビュー(対談タイム)は20分と、普段の記事用のインタビューに比べてかなり短いですが、話の持って行き方とかは変わりますか?

そうですね。やはり核心にせまる質問が中心になりますよね。あとは、例えば自分が質問を3つか4つ用意していても、視聴者の質問を優先させるようにしていました。

ウェビナー中には視聴者からの質問がどんどんくるので、自分が用意していたものに近い質問がきていたら、「自分はこう思うし、視聴者からもこういう質問きていますけど、どうですか?」という感じで、ハイブリッドに回しながらやっていましたね。

なるべく視聴者には「こんなにすごい人が答えてくれる」っていう特別感を味わってほしいので。

―いつもはインタビューして原稿にして編集して、5分くらいで読める凝縮した記事として公開していますけど、今回はライブの公開インタビューみたいなものだから、だいぶ様子が違ったのでは?

もう慣れてしまってなんとも思わなくなっているというか、意外と、基本的にはいつもの取材をしているのと変わらないんですよ。

これはある意味ウェビナーのよさでもあって、視聴者はいるけれど、画面上には登壇者の顔しか見えないので。だからそこはあまり気にならない。むしろリアル会場で100人が聞いているほうが緊張します。

あとはオンラインだと、多くの人が「ながら視聴」していると思うので、やはり片耳で聞いていても飽きないように言葉のキャッチボールなどは気をつけました。ラジオの掛け合いみたいになるように。

普段割と自分はテンションが低いんですけど、「なるほど!」と頑張って相槌を入れたり(苦笑)

―1カ月の序盤と終盤で、だんだんと自分が上手くなっていった感触はありましたか?

特に最初の挨拶とか、スラスラ言えるようになりましたね。ウェビナーのいいところでもあり、悪いところでもあるのですが、困ったときのためにカンペを用意できるんですよ。

最初のころは間違えないように、ときどきメモを見ながらしゃべっていたんですが、そうするとどうしても目線が下がってしまいます。途中からは挨拶も慣れてきて、カメラを見ながら話す余裕が出てきたり。ウェビナーだと難しい、質問のタイミングも掴めるようになっていきました。

あと、トラブル対応も余裕を持ってできるようになりました。例えば、スライドが出なくて相手が困っているとき、こちらからスライドを出したり、その間アドリブで慌てずにつないだり、臨機応変に対応できるようになっていきましたね。

「ウェビナー元年」に先手を打つ。制作体制は3〜4人だけだった

―そもそもこの1カ月ぶっ続けウェビナーを開くことになったのはどういういきさつがあったんですか?

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毎年2月に「CNET Japan Live」というリアルカンファレンスを開いていたのですが、2日間で20セッション、1日にして10セッションの規模で開催していたんですよ。でも今年はオンラインになって、「だれが1日10セッションも聞くの?」という話になって。

ただ、年に一度の媒体の冠をつけたカンファレンスなので、やはり今回は20セッションを死守しようと。それで「2月って平日18日あるよね・・・」みたいな話から、「Zoom」で内製して毎日配信することになった、というのがもともとの経緯です。

―どうして1人でモデレーターをやろうと思ったのですか?

編集部には自分以外にもモデレーターをできる人はいるんですが、やはり日々の取材も忙しいので、おそらく多くて全体の4分の1ぐらいしか出られない。だったらモデレーターは私だけにしてしまって「徹子の部屋」みたいに「藤井の部屋」にしようと(笑)

あとは、私が1人モデレーターを「面白がって」やれたこともよかったのかなと。1カ月ぶっ続けでやるということに対して「しんどい」というよりも「面白い」と思えた自分の性格が合っていたんじゃないかと思います。

イベントチームもそのほうが面白いという意見だったし、自分としても毎日すべてのモデレーターをやるというのは、この1年試行錯誤しながらウェビナーをやってきた集大成になるな、と思って。

それと昨年度は「ウェビナー元年」でしたよね。みんなめちゃくちゃウェビナーをやり始めてますけど、今年度は「コロナは終わらない」とあきらめて、予算もつけてさらにちゃんとやらざるを得なくなる。

そうなると、結構資金力とか人員の勝負になってくるので、そこで大手メディアにはおそらく勝てないだろうと。それなら、まずは最初にどこもやったことのないチャレンジをして、インパクトを残したいと思いました。

―「先に手を打つ」というCNET Japanのイメージをつくろうと。

そうですね。例えば、今となっては「Clubhouse」で公開インタビューをしても全然新しくないと思うんですけど、CNET JapanはClubhouseが日本に上陸して間もない1月末にやったことに意味があったと思います。

―ウェビナーの裏方は社内のイベントチームの人たちがやっていたんですか?

今回のCNET Japan Liveに関しては、実はメインは3〜4人で回していました。モデレーターである私と、あとは申し込み管理やZoomの設定、当日のオペレーションなどを担当してくれた社内メンバーですね。

今回はZoomの画面を4分割して、自分と登壇者の顔が写っている画面2つのほかに、講演タイトルを記した画面、あと登壇企業のサービスやコーポレートサイトの画面を映していました。

―やる前に目標は設定していたんですか?

まずは、1カ月間トラブルなく私がモデレーターをやりきるというのが目標でしたね。

18日間やっていれば1日ぐらいトラブルがあるだろうと思うじゃないですか。「完走できればいいけど、たぶんなにか起きるよね・・・」と思ってやった結果、なんとか無事に完走できました。

今回は成功に近いと思いますし、登壇者も他に類を見ないくらい豪華な人たちに出てもらえたので、「モデルケース」になるくらいのことはできたかな、と思います。

―今回のウェビナーは「藤井の部屋」でしたし、藤井さんのTwitterも面白いし、CNETでは編集長や記者を前面に押し出していく方針なんですか?

自分が表に出たいというよりは、ある意味、「イベントでマネタイズする」というビジネスモデルを実現するためには、編集長が表に出ざるを得なかったというのがまずありますね。やはり、冒頭の挨拶やパネルディスカッションのモデレーターをすべて外部の方にお願いすることはできないので。

ただ、おかげさまで自分も緊張しなくなってきて、それに自身のキャリアにも役立つと思っているので、イベントに出られるのならいくらでも出たいと思っています。

記者の中には「ペンで戦う」という考え方で、あまり表に出たがらない人も多いじゃないですか。でも、特に編集長・副編集長になると、今後はモデレート力や表に立って自らの意見も発信していく能力が不可欠ということには、わりとみんな気づいていると思います。

なので、それなりに早いタイミングでこうした機会をもらって、いわゆる「メディア芸人」になれたのはよかったのかなと思います(笑)

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稼げる炎上ネタより人を救う介護の話題。不特定多数の読者は狙わない

―今回のイベントは「CNET_ID」で登録している人が対象で、さらに申し込みをした人に限定されていましたけど、業界的には今そういう方向ですよね。

テレビみたいな大手マスメディアは視聴者数が多ければ多いほうがいいと思いますが、CNET Japanのように「テクノロジーを活用したいビジネスパーソン」を対象にしているメディアが、そういった情報に関心のない層にアプローチしてもあまり意味がないと思っています。

―それってウェビナーだけでなく、記事コンテンツに関してもそういう考えですか? ITニュースサイトとしてのCNETの存在って大きいと思うんですが。

もちろん記事は読んでもらいたいですが、かといってテレビや新聞も報じるような、なかば炎上している話を、CNET Japanがこぞって記事にする必要はないと思っています。

そういうことが起きたとしても、「どういう対策をとって、その結果どういう効果があったのか」みたいなほうがCNETが拾うべき内容です。

―ということは、より多くの不特定多数の人に読んでもらうというよりは、編集部としても顔が見えて、反応もしてくれる「熱量のある読者」を求めていると。

そうですね。ファン読者を増やすことはとても意識していますし、実際にそういう取材をしています。例えば、3月に取材した「LINEとヤフーの両代表インタビュー」はホットトピックでしたけど、これだけ大きなニュースは当然テレビや新聞でも報じられます。

でも、CNET Japanでは長年両社を最前線で追ってきたからこそ拾える視点というのがあります。

「海外事業はどうしますか?」みたいな質問はどのメディアでも聞けると思いますが、そこから一歩踏み込んで、ヤフーの海外ライセンス問題や、日本にGAFAのようなエンジニア創業者がなかなか生まれにくい要因などについて聞くのは、テクノロジービジネスを追いかけているメディアならではの切り口かなと思います。

―読者を絞ることに抵抗感はないですか?

ないですね。もちろんたくさんの人に見てもらいたい、というのはこういうビジネスの夢であって、3倍4倍の読者を稼ぎたいというのはあるんですけど、でもやっぱりそこには焦点を当てていない

自分たちがターゲットとしているのは、不動産や教育、医療など、テクノロジーで社会課題を解決したい人たちなんですね。

例えば、最新デバイスや仮想通貨などの話題はPVを稼げるニュースかもしれないけれど、いくらそういったニュースを報じても、このコロナ禍で失業してしまった人や、さまざまな社会課題を抱えている人たちの課題はなにも解決されていませんよね。

なので、例えば日々の介護が本当につらかった人が、”医療×テクノロジー” の力で救われたとか、ターゲットはすごく狭いかもしれないけれど、そういった世の中にたくさんいる、社会課題を抱える人のためのテクノロジーを、少しでも多く紹介していきたいですね。

「ファン読者」を増やす出発点は「そのメディアらしさ」を見いだすこと

―今後、ファン読者を増やすためにやりたいことは?

2つありますが、1つはイベント。ウェビナーやClubhouseなど、いわゆるテキストにこだわらない情報発信にこれからも取り組んでいきたいと思っています。

もう1つは、人気の連載や特集を2020年度から意識して強化しています。CNET Japanはストレートニュースも多いのですが、それだとやはりなかなか「ファン」は増えないと思っています。なので、記者会見やプレスリリースをベースにした記事だけでなく、読み応えのある寄稿や解説記事もどんどん増やしています。

昨年度のそうした “種まき” が上手くまわってきている手ごたえも感じ始めていて、例えば「十人十色のテレワーク」「企画書全公開」とか「イントレプレナー」を数珠つなぎで紹介していく連載などですね。そういうコンテンツをどんどん増やしていかないと、長い目で「CNETって面白いメディアだ」と思ってもらえないと思うので。

―ということは、ストレートニュースの割合は減らしているんですか?

まだ大きく減らすところまではいけていませんが、少しずつ比率を減らしていきたいと思っています。例えば、速報を載せるにしても、これまでは目の前の仕事に追われてしまって、なかなかその後のフォローまでできていないという反省がありました。

なので、なんでもかんでも速報やストレートニュースにするのではなくて、「CNETらしく」紹介するんだったらなにが必要なのか、どういう切り口であるべきなのかをもう少し考えないといけないと思っています。

―「CNETらしさ」とはなんですか?

「CNET Japanが情報を届けるべき相手はだれか」というのを、年度末にかけて編集部のメンバーと話し合ったうえで、新たに「不確かな時代をテクノロジーで切り開く挑戦者を応援するメディア」という媒体方針を打ち立てたんです。

先行きが見えない世の中であっても、我々が取材するテクノロジー企業は、日々新しいサービスをどんどん出し続けています。CNET Japanはやっぱりそういう挑戦している人たちを応援するメディアだと。

なので、新規事業をテーマにしたイベントもやるし、テクノロジービジネスとしてイノベーションを起こしている企業やサービスに関しては、速報でもClubhouseでもウェビナーでも紹介するという感じです。

そこがブレていなければ、結局見せ方はなんでもいいというか、CNET Japanを見た人が「このメディアはテクノロジービジネスで挑戦している人を応援しているメディアだな」というのがどこを見ても一貫していればいいかな、と思っています。

―だれもがメディアになれる時代に、CNET Japanにはとても芯があるなと感じます。

編集長になってこの5月で2年経ちますが、1年目は10年以上編集長を務めていた前任から引き継いだばかりで、今思えば、当事者意識が低かったと思います。「これは前任者が決めたことで、自分が決めたことじゃない」みたいな甘い考えも持っていました。

それが2年目から変わってきて、特に今回の1カ月ぶっ続けウェビナーは、準備も含めてほぼすべて自分が中心となって作り上げたので、「CNET Japanの編集長の藤井」として自分にも自信を持てました。前の編集長にも「CNETはちゃんと藤井のものになったな」と言ってもらったのは嬉しかったですね。

―イベントでは次にどんなことを考えていますか?

来年の今ごろはまだオンライン前提で考えたほうがいいと思っていますが、テーマはいろいろと検討しているところです。ただ、1カ月ぶっ続けウェビナーを超えるインパクトは残したいですよね(笑)

CNET Japan 編集長 藤井涼
1986年生まれ。2010年に朝日インタラクティブに入社し、CNET Japan編集部でGAFAを始めとするテクノロジートレンドを取材。2017年にCNET Japan副編集長、2019年5月から編集長。日々の取材に加えて、2020年5月以降はオンラインセミナーにも注力。年に1度は海外取材にも行っており、近年では2018年にニュージーランド、2019年に中国の深セン、2020年2月にアフリカのルワンダで現地取材。2021年4月から経済産業省「U30関西起業家コミュニティ」のメディアメンター。note
取材:編集者/Livit代表 岡徳之
2009年慶應義塾大学経済学部を卒業後、PR会社に入社。2011年に独立し、ライターとしてのキャリアを歩み始める。その後、記事執筆の分野をビジネス、テクノロジー、マーケティングへと広げ、企業のオウンドメディア運営にも従事。2013年シンガポールに進出。事業拡大にともない、専属ライターの採用、海外在住ライターのネットワーキングを開始。2015年オランダに進出。現在はアムステルダムを拠点に活動。これまで「東洋経済オンライン」や「NewsPicks」など有力メディア約30媒体で連載を担当。共著に『ミレニアル・Z世代の「新」価値観』『フューチャーリテール ~欧米の最新事例から紐解く、未来の小売体験~』。ポッドキャスト『グローバル・インサイト』『海外移住家族の夫婦会議』。
構成:山本直子
フリーランスライター。慶應義塾大学文学部卒業後、シンクタンクで証券アナリストとして勤務。その後、日本、中国、マレーシア、シンガポールで経済記者を経て、2004年よりオランダ在住。現在はオランダの生活・経済情報やヨーロッパのITトレンドを雑誌やネットで紹介するほか、北ブラバント州政府のアドバイザーとして、日本とオランダの企業を結ぶ仲介役を務める。

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