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仮 笙の窟から江ノ島へ巡礼の旅 7 


1,北条政子・実朝の墓に行く

頼朝の墓から次の墓へ行くのは無理ぽい感じだ。
時計を見ると昼を過ぎている。

最終地点の江の島まで行けるのかが不安。

急いで足早に行く。ここから、頼朝の墓をあとにして、実朝、北条政子の墓へ向かうことにした。

スマホで設定するが様子がおかしく起動しない。
数分後、復帰したのでふと安心。

とともに写真撮影用のカメラの調子がおかしくなった。
そして、ネットで書いてあった近道へと向かう。

しかし、雨による土砂災害により、通行不可と書いた説明の張り紙があった。

よって、通常の方向へ向かう。

ようやく、目的の墓の標識まで来た。
寺の空いておらず、墓だけが参拝可能。

墓へと続く参道

寺の真横を通り、目的場所へと向かう。

2,墓への案内人

墓へと案内したリス

偶然の如く、リスが道沿いのフェンスにいて、私を目的の墓まで案内してくれた。
ふと、墓近くにきたとき、道案内をしたリスは、用が終わったのか。
違う方向へと消えていった。

3,墓の入口に到着。


墓の入口にきたとき、右奥に、洞穴の中に墓石が多くあった。
早速、その中で、実朝、北条政子の墓を探した。

ようやく、見つけたところで、問題が発生。

この場所で奥の方で御経を唱えていた声が聞こえてきた。
遠くを見れば、一人のお坊さんがいた。

平日のせいか、人もいないのか。他の観光客が来ていないのか。
到着したときは、私だけだった。


お坊さんが御経を唱えていた墓は、目的の墓だった。
しばらく、この様子を遠くから見守っていた。

唱えている様子を見ていたら、やぐらから、白い霧のようなものが、大空へと向かっていった。

線香の煙にしては、どうも違う気がした。
ともあれ、お坊さんのお経が終わり、私に気づいたのか。
お坊さんは、足早に立ち去っていったのである。

北条政子の墓
源実朝の墓

ようやく、ふたつのお墓に入った。

しばらく沈黙しながら、実朝、北条政子の人生を感じていた。

とても、この場はさみしく感じた。

そう思いながら、写真撮影、お参りして、ここを去った。

このとき、前日の疲れで、体力は限界に来ていた。
そして、汗が多くかいていた。

4,駐車場にある鎌倉宮へ向かう

次の江の島へと向かうため、クルマを止めている鎌倉宮へと向かう。

やはり、あせっていたせいか、鎌倉宮までの距離が遠いと感じていた。

ただ、簡単に言えば、もと来た道を戻ればいい話であるが、そうもいかない。

初めて来る鎌倉は、昨日からの疲労感と睡眠不足で体力も限界である。

ましてや観光目的でもない。自分のルーツの旅であると自分に言い聞かせていた。

もと来たルートをスマホで設定しようと思ったがバッテリーも切れていた。

仕方なく、道案内の表示にしたがって、間違いあがれど、鎌倉宮の駐車場に到着した。
ようやく、鎌倉宮の駐車場から出て、クルマは江の島へと向かった。


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