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飛騨三十三観音霊場 第三番 海蔵山 雲龍寺 曹洞宗

第三番 海蔵山 雲龍寺(曹洞宗)

高山市若達町一の八六

本尊 十一面観世音菩薩

養老四年(七二〇) 泰澄大師が飛騨高山東山の地に白山社を創建し、

別当妙観寺を建立したが後に無住となり衰退した。

応永二年(一三九五)、曹洞宗大本山能登総持寺四世の法孫竹窓智厳和尚が弘法の旅の途中飛騨に立ち寄られた。

衰退した妙観堂宇 建、天台宗を改め、飛騨に於け 日洞宗最初の道場海蔵山雲龍寺を創始された。

天正年中、初代高山城主金森長近公が、本能寺の変に十九歳で殉死した長子忠次郎長則の菩提のため、堂宇を修以来長則の菩提寺となる。

鐘楼門は、高山城二之丸にあ た黄雲閣を移築たもので高山市文化財。

又、近代画壇の巨匠、橋本関雪亡妻供養のためにのこした観世音菩薩の軸が寺宝となって三寺に滞在の折り、

江戸初期の作と伝える庭は心字池の回りに、つつじ、松、椿、楓が調和よく植え込まれ、四季おりおりの風情は心和む。

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