エッセイ 関東大震災で燃え残った町
NHKの番組で、関東大震災にまつわる話でとても興味深い話を知りました。感動的であり、皮肉であり、また、とても恐ろしい話です。
関東大震災で東京の下町は壊滅的被害を出し、10万人以上の人がなくなりました。その中でポツンと燃え残った町があったというのです。千代田区の神田佐久間町と神田和泉町です。二つの町は隣同士です。他の町の住民が、家財道具だけ持って逃げ出した(借家住まいが多かったから)のに対して、この2つの町の住人は逃げずに、協力して消火活動に努めたというのです。それには理