見出し画像

韓国コロナ対策特集 | 買い占め?検査数?隔離アプリ?気になる質問にまとめて解説

世界を大きく動かした新型コロナウイルス(COVID-19)。

韓国では、一時は1日最大1,000人を超える新規感染者数が出るなど緊張が走りましたが、比較的早い期間内で拡大を抑えたと言われています。

そこで、この記事では韓国での新型コロナウイルス対策どのようなものだったのか?
また韓国人の生活はどのように影響があったのか、お伝えできる範囲内でシェアします。
各項目に関してさらに詳しい内容は、リンクをチェックお願いします。


本題に入る前に!

4月下旬から1日の新規感染者数を一桁台をキープしていた韓国。ですが5月初旬の連休中、ソウル市内のクラブでクラスターが起き、コロナ第二波が発生しています。
クラスターが起きる数日前には、BTS(防弾少年団)メンバーを含めたトップアイドル4人もそのエリアに訪れていたことでさらに波紋が広がり、最終的に全員が謝罪文を出す結果となりました


Q1. 韓国のコロナ検査はどのように行われたの?検査数は?

特に話題となったのがドライブスルー検査の導入もあり、世界的にも徹底した検査数を出した韓国。
5月14日の時点で累計検査数は約73万件。ちなみに、コロナの検査費用は約16万ウォンですが、海外からの入国者や医師から検査を受けるように指示された患者、また第二波の原因となった梨泰院クラブ訪問者は原則検査費が無料となっています。


Q2. 日本でも話題になった、韓国の”コロナ感染者追跡アプリ”ってどんなものなの?

韓国では、自宅隔離対象者と担当公務員を繋ぐアプリが3月初旬から導入されました。
携帯のGPS機能を利用し、隔離中に家の外に出ると担当公務員へ通知が来るシステムになっています。
ですが、携帯のGPS機能をオフにしたり、携帯を自宅に置いたまま外出する人が続出し、最近では違反した場合かなりの罰則が課せられるんだとか…


Q3. コロナ感染拡大真っ只中の中、マスクと消毒液は普通に買えたの?

韓国でもコロナ感染ピーク前後は、マスク価格が高騰したり店頭にも売っていなかったりという状態が続きました。
そこで政府は国のマスクを買い占め、まずは医療機関へ200万枚を、残り600万枚は薬局、郵便局など指定の機関を通して市民に販売を開始しました。
さらに今はもう終了しましたが、均等にマスクが手に入るように「マスク5部制」を導入し、曜日に分けて買える対象を限定していました。


Q4. 世界で問題になった買い占め。韓国では食糧調達はできたの?

韓国では元々、配達やオンラインショッピング文化がとても身近です。

食材などをネットで購入すると、早ければ翌日朝には届いているなんてサービスも一般的なため、今回のコロナが原因で生活用品や食糧の目立った買い占めは見られませんでした。


Q5. 韓国内の学校や語学学校はどのように対応しているの?

韓国での新学期スタートは日本より1ヶ月早い3月からです。
義務教育の小中高では、オンライン授業を実施したのち、5月下旬よりようやく順次登校が始まっています。
大学では1学期目は丸々オンライン授業となった学校がほとんどで、生徒たちは授業用の返還など大学に向けた抗議運動まで。
また語学学校でもオンライン授業で対策を取っている機関がほとんどのようです。


Q6. コロナで韓国に行けなくなったって本当?日韓ビザの状況はどうなってるの?

コロナ拡大を受け各国で外国人受け入れが厳しくなっていますよね。
日韓でも本来は90日までの滞在であればビザ申請の必要はなく、自由に行き来ができていました。
しかし、コロナ拡大防止のため、3月9日より日本人のビザの効力が停止され、今現在は短期滞在を含め、韓国に入国するには必ず合法なビザを持っていなければなりません。
またビザの審査では健康状態も厳しくチェックされるため、以前の通り気軽に韓国旅行が楽しめるまでにはもう少し時間がかかりそうです。


Q7. K-POPアイドルのイベントや音楽番組はどう対応しているの?

サイン会や音楽番組、各種イベントなどファンとの距離が近いことでも有名なK-POPアイドルたち。
K-POPアイドル界でもコロナの影響で様々な変化が見られました。

音楽番組では観覧客なしで実行し、ファンサイン会やコンサートは全てオンラインで実施するなど、様々な工夫でファンとの交流が途絶えないようにしています。


番外編 | 韓国ではコロナ真っ只中でも選挙開催!隔離対象の人も投票できたの?

韓国では2020年4月15日に実施された第21代総選挙。
コロナ真っ只中での開催となりましたが、投票場での徹底的なコロナ対策により、選挙場でのクラスター発生などもなく投票率は28年ぶりの最高値66.2%という結果に。

海外からの帰国者などが隔離生活を過ごしている生活治療センターへは今年特別に事前投票所を設置し、入院患者には郵送で投票を受け付けました。また無症状で自宅隔離中の場合は、事前申請をすれば、投票所の特別ブースで投票が可能でした。


まとめ

いかがでしたか?

少しでも参考になれば幸いです。

世界が1日でも早く以前通りの日々に戻ることを祈りながら、今日はここまでとします :)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?