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YouTubeで「本物の」経営と英語を学ぼう

この記事で紹介したように、無料の「文書」はネットに多くあるが、同様に有益な「動画」もたくさんある。そこで、今回は経営やビジネスの本質に気づかせてくれる優れた動画を紹介したい。

革新的なことをしたいなら「ナウイスト」になろう

いまはMITメディアラボの所長を務めるJoi Itoのこの動画は、インターネット時代の本質を改めて見事に表現している。特に、事業は「MBA主導からデザイナーやエンジニア主導に変わった」と述べ、深センの子供達が携帯を「アジャイル」的にどんどん作っていく事例を紹介しながら、次のメディアラボのトップは深センから、と未来に繋げていく部分は何度見ても刺激される。

マックワールド 1997 ジョブズの「帰還」

これは、スティーブ・ジョブズが97年のマックワールドでアップルへの復帰とその戦略について語る動画。取締役会の刷新、アップルの強みの再認識、そしてマイクロソフトとの電撃的なパートナーシップ、など絞り込まれたシンプルな戦略とその意味のプレゼンテーションが見事。

NeXTでのジョブズを追った貴重な動画

Appleを追われたジョブズがNeXTで若い社員たちと共に新たな革新を起こそうとしている姿が見ることのできる貴重な動画。

Googleのエリック・シュミットが語る成長の「秘密」

これも必見。How Google Worksの出版を踏まえて、著者のエリック・シュミットとジョナサン・ローゼンバーグが、あのマリッサ・メイヤーを聞き手として、Google成長の秘密を具体的に語る貴重な動画。二人がマリッサ・メイヤーをいじりながらリラックスして語る雰囲気もとても良い。

ちなみにエリックシュミットの動画は論理的に考え、それを英語でどう表現するかの最高の教材。一時私もずっと見続けていた。彼がテクノロジーやマネジメントを語る時、必ずまず自分の中で論理構造や本質的な部分が吟味され、それを簡潔な言葉で適切に表現しようとしてるのがよくわかる。

「イノベーションのジレンマ」クリステンセンの講義

「イノベーションのジレンマ」で有名な経営学者、クレイトン・クリステンセンによるオックスフォード大学のMBAでの「破壊的イノベーション」についての講義。朴訥とした語り口ながら、 一つ一つ重要な概念について紐解いていくスタイルが勉強になる。

ウォルマートCEOから学ぶプロのオペレーション

ウォルマートCEOのスタンフォードMBAでの対談。まさにオペレーションのプロという感じで、きわめて複雑なオペレーションが求められる世界一の小売業をグローバルに展開する上での経験や洞察を明晰に語っており、経営だけでなく、英語の勉強にも最適。

ハーバード・ビジネス・スクールのケース・メソッド

ハーバード・ビジネス・スクールは「ケース・メソッド」で有名で、過去に実際にあったビジネスの「ケーススタディ」を使って講義する形を取る。これはその紹介動画で、教員と生徒それぞれが真剣に準備している様子が伺えて、これならば確かにうまく機能しそうだと思わせる。

イーロン・マスクが語る未来の展望

最後に紹介するのはイーロン・マスクの動画。Space Xの達成してきたこと、未来の展望などをあの独特の淡々とした口調で語る動画。非常に面白い。「イノベーションに何が必要ですか」と聞かれて、まずはハードワーク、次に物理、アナロジーでなく原理から考えるんだよ、と語ってるのも面白いところ。

 ぜひ楽しんで下さいませ!

注)この記事は別のブログに書いた記事を加筆・修正しました

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