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2018年12月の記事一覧

「企業変革の実務」を読む (2) 「マーケティング=広告・販促」という矮小化からいかに抜け出すか?

前回に引き続き「企業変革の実務」を読み進んでいきます。 まずは前回の内容を簡単にまとめてみます。 (前回のまとめ) ・不振起業は慢性的な不振に陥っており、「問題山積み」「複合汚染」「複雑骨折」の「三重苦」に悩まされている。 ・問題解決に課題が大きく、課題を把握・構造化し、解決策を実行していく体制ができておらず、結果的に課題が放置されたままになる。 今回は1章の「3. 経営と現場の乖離」から読んでいきましょう。まずは要約します。 事業拡大に伴って組織も拡大し、経営と現

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「企業変革の実務」を読む (1) 不振企業の特徴とはなにか?

1冊の本を丁寧に読みこんで、みんなで「ゼミ」をしてるような雰囲気で学んでいくのは面白いかもと思ったので始めてみます。今回選んだのは「企業変革の実務」です。マッキンゼー出身でアスキー、カネボウの変革をCEOとしてリードした小森哲郎氏による企業変革の「レシピ」を詳細に詰め込んだ一冊。とても良い本なので、まずは購入して手元に置いておくことをおすすめします。 「第1章 不振企業、冴えない起業の病巣」を読むこの本全体のテーマは「ターンアラウンド」、つまり不振企業をどう経営変革していく

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ビジネスプランを作る上で「リアルに」役立った3冊

最近新しい事業案を色々と考えてるんですが、参考になる良い本がたくさんあるので3冊ご紹介。 巻き込む力 支援を勝ち取る起業ストーリーのつくり方これは非常に面白い本で、資金調達で必要となる事業計画の立案からピッチの作成、投資家へのプレゼン、資金調達でのポイントなどをとてもわかりやすく説明した本。 特に役に立つのは、資金調達に成功した15社のピッチがそのまま載っているところ。 例えばこれは出会い系アプリのHinge社のピッチ。課題から解決策、競合・市場、そして製品までが分かり

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身近なことへの「情熱」からはじめてみよう

最近良く言われるのは、仕事においても「情熱」が重要、ということ。 これは本当にそうで、AIなどの導入でホワイトカラーの業務の自動化が進むと、いかに他の人と「差別化」して付加価値を出せるかが重要になる。 そして、そのエンジンは、対象への情熱だろうと思う。何かにのめり込むことが知識やスキルの習得を早めるし、なにより仕事で必ず訪れる困難を乗り越える上で、強い情熱はそこで諦めずに自分を支えてくれる。 ただ、「情熱が全て」といってもピンと来ない人も多いだろう。そんな情熱を傾けるよ

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