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ライティング業界の未来はChatGPTに託される?その可能性とは

こんにちは!ノリです。

世界に衝撃を与え続けているChatGPT。
2000年代は想像の中にしかなかった未来的な21世紀が、4半世紀経って実現の可能性を大幅に高めてきました。
コンピュータやインターネットの発展と同じように、今後世界中のあらゆる場所、あらゆる業界に大きく影響を及ぼすと考えられています。

特に影響が大きいのがライティング業界で、ChatGPTの文章を入力して文章を出力するというその性質上、真っ先に変化が訪れる業界だと思っています。そこで今回は、ライティング業界に与える影響について考えていきます。

私自身ゲームブロガーとして300記事、合計30万字以上投稿しているライターで、フリーのライターとして活動していたこともあります。ちなみに現在はしがない介護士をしています。それはさておき、実際に業界に身を置いていたからこそライティング業界がどう変化していくのかについて詳しいことをお話しできると思っています。

ライターがChatGPTを活用する明るい未来

まずはライターがChatGPTを活用する未来について考えていきます。ChatGPTを使いこなすライターと、そうでないライターでは圧倒的な差が生まれます。

ライターの一般的な仕事の流れとしては、狙いたい検索ワードの選択→記事の構成とタイトルの作成→本文の執筆→サムネイル画像の作成→公開
となります。
しかし、これはざっくりとした仕事の流れで、正しくはこうです。
リサーチ→狙いたい検索ワードの選択→リサーチ→記事の構成とタイトルの作成→リサーチ→本文の執筆→サムネイル画像の作成→公開
先ほどと違う点は、各工程の間にリサーチがあるところです。

ライターにとって、このリサーチはほとんどの場合欠かすことができない工程です。ChatGPTを使用することで、このリサーチの時間を大幅に短縮することができます。

例えば、ChatGPTに複数の記事を入力して、それらを要約させれば、自分で全ての文章を読み込む必要がなくなります。
それまではインターネット上に存在する玉石混合の情報を片っ端から読んでいく必要がありましたが、要約を作成することでより自分に合った情報を手に入れることができます。
それ以前に、ある程度の情報であればChatGPT自体に要約をつくってもらうこともできます。

リサーチもどの工程で行うかによってやることが変わります。
狙いたい検索ワードの選択をするためのリサーチであればGoogleトレンドやラッコキーワードなどのツールを活用しますが、構成とタイトルの作成のためのリサーチではGoogle検索やアナリティクスなどを用います。

もちろんChatGPTに頼り切る必要はありません。
それでも自分が得意で、楽しいリサーチだけに取り組み、苦手で面倒なリサーチはChatGPTにお願いすることで効率的に記事を書くことができるようになります。

他にも類似記事を作成したり、海外の情報を翻訳させたり、SEO対策を任せたりと、自分が苦手なところはどんどんChatGPTを活用して時間短縮することが可能です。

本当に凄い時代になりましたね!
これまで自分で全部覚えてやらないといけなかった部分が、得意な部分や楽しい部分に集中できるようになるということです。

全ての人がChatGPTを使いこなせるわけではない点を考えると、完全自動のライティングができるまではChatGPTを活用するライターの需要が高まると思います。

ライターが消滅する未来の可能性はどれほどか

そもそも論として、ライター自体が消えてしまう職業に入っているという可能性もあります。

ChatGPTに直接そのことを聞くと、「そのような可能性はありません」との返答が返ってきますが、現実問題として、人々が検索をすることなくChatGPTを利用して情報収集をするのであれば、99%以上のライターが不要になりますよね。これはライターにとって恐ろしい未来でもあります。

可能性はないことはないです。しかしその可能性は低いと言わざると得ないでしょう。
確かに現在の日本で自動車を使わずに馬に乗って移動をする人は0%に限りなく近いです。
しかし、多くの場合完全に置き換わるということはなく、スマホがあっても仕事はパソコンを使用するように、電子書籍があっても紙の本を読むように、ChatGPTがあっても、人間のライターも存在するようになります。

それでも、自動車と馬やスマホと電子書籍と紙の本の関係と違う点があります。
それは、ChatGPTの書いた記事と人間の書いた記事はグラデーションになっていて、境界が曖昧な点にあります。
自動車は自動車であり、馬は馬です。馬であり自動車でもあるというモノは存在しません。エンジンで動く機会の馬なら実現できるかもしれませんが、車輪の方が効率的な以上、やっても普及しないでしょう。

電子書籍と紙の本両方で発売された本はありますが、同時に特徴を備えているわけではありません。
しかし、ChatGPTが書いて、人間も書いたという記事は存在することができます。
これはどちらかというとペンタブで絵描きツールを使うのと人間の関係にも似ています。
現在、世の中に存在する絵のほとんどはデジタルツールをいくつか使って描かれた絵であり、完全にアナログの絵の方が希少になっています。
例えば漫画家でもデジタルツールを全く使わないという漫画家は少数派であり、圧倒的多数が何らかのデジタルツールを用いて漫画を執筆しています。
ChatGPTも、デジタルツールという大きな括りで見れば、少なからずどこかではライターがChatGPTを使うようになるでしょう。
人によってその割合が変わるだけだと思います。

結論を言えば、ChatGPTによってライターが消滅する可能性は、「完全に消滅することはないが、ChatGPTを使いこなせないライターは多くの場合消えていく」ということになります。

ライターはどうやって生き残っていくか。

ぶっちゃけた話をします。
ChatGPTによって情報収集が完結するのであれば、ライターが書いた文章を読む必要すらなく、お金の流れが発生しなければライターは存在しなくてもいいことになります。


そんな中で生き残っていく可能性が高いライターはどんな存在でしょうか。それは、インタビューができるライターではないでしょうか。
人間は過去の経験を言葉にしきれないほど多く持っています。
インターネット上で完結する作業はChatGPTに任せて、人がいないとできないようなことをライターはしていく必要があります。

逆に言うと、インターネット上で完結できる文章の執筆や校正の能力はほとんど必要ありません。
そういう意味では、現在の編集者や記事の発注者のような役割をライター自身が担うようになるということでもあります。

となると、これまで本文の執筆だけをやっていた、構成の作成だけをやっていたライターは規模を縮小せざるを得ないでしょう。
なぜならそのような仕事はChatGPTに任せた方が早いからです。

今後は生き残ることができるライターか、職を追われるライターに二極化すると思います。
現在、多くの仕事が何らかの形でパソコンを使って仕事をしていて、全くパソコンが使うことができない、苦手という人は職業の選択肢が狭くなります。
同じように、ChatGPTに関しても使いこなすことができない人はライターとしての仕事が少ない中で奪い合いになることでしょう。

そもそも、ライターに仕事を任せなくても、発注者が自分で記事を書けるようになってしまえば、ライターの仕事はないことになります。
それは、「いらすとや」が町や村で簡単に絵を書いていた人たちを追い払ったように、仕事の減少につながります。

これは、人がそもそも記事を読む必要がなくなる未来よりもずっと早く訪れることになりそうです。
発注者はライターに頼むことなく自動的に記事を書くことができるようにChatGPTを使いこなすことができればいいのですから。

もっと言えば、ChatGPTを使いこなす必要すらないかもしれません。ChatGPTの仕組みを応用した記事の自動執筆ツールを開発すれば、短期間に大量の情報を生み出すことができます。

まとめ

ここまで、ChatGPTがライティング業界に与える影響について考えてきました。
ChatGPTはライターを完全に消滅させるわけではないですが、ChatGPTを使いこなせないライターは確実に規模を縮小することになります。

ライティングツールの登場までまだ日数がありますが、時間の問題だと思います。現に、「Catchy(キャッチ―)」というサービスは既に存在していて、記事作成の速度を飛躍的に高めることができます。

まだ記事を書いた経験のない素人がプロ並みに書けるようにはなっていませんが、それも近い将来訪れる未来だと思います。
ライターとして稼ぐという意味で生き残りたいのであれば、ChatGPTの活用は避けて通ることはできないのです。

そんなわけで私も効率化して、負担なく記事を投稿していこうと思います!!
これからもどうぞよろしくお願いします。


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