仙人、集まれば無敵説
ノリと名前がついています。
今回みなさんと共有したいのはこちらの画像
『多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織』にある図です。本のタイトルからして難しそうです。
「凋落」って「ちょうらく」って読むんですね。知りませんでした。「超楽」みたい。
さて、この図が何を示しているのかというと、「集合知」の話です。
集合知とは、ざっくり言えば「三人寄れば文殊の知恵」のことです。
ひとりでできないことも考え方が違う人がいれば、よりできることが増えるという話です。
この考え方が違う人がいっぱいいる状態が、「多様性がある」状態で、図だと左上と左下になります。
反対に考えが同じ人がいっぱいいれば右下に、ひとりで全部考えていれば右上になります。
ぱっと見た感じ、左上の「賢い集団」が最強そうです。実際そうです。
ひとりひとりがカバーできる範囲が大きい上、あまり被ってもいません。
まさに「仙人、集まれば無敵説」です。
ですがこれは本当なのでしょうか。
仙人は集まれば無敵なのでしょうか。弱点はないのでしょうか。
そもそも集まることができるのでしょうか。
少し考えてみましょう。
と言いつつ、ブログの癖で結論から言うと、「仙人は集まれないから仙人」で、「集まったら無敵なのは仙人じゃない」ということです。
そもそも仙人は何なのかというと、ここでは「自分の成長を重視する賢い人」ということにしておきます。
まず、仙人は集まりません。
集まったら最強とかではなく、集まりません。
理由は、「自分の成長しか見えていないから」です。
他の人と協力することもありますが、それはあくまでも「自分の成長のため」です。
これはもうくどいくらい「自分の成長のため」なんです。
仙人は実は「自分への投資」と連呼する意識高い系の進化系なのかもしれません。
ここまで言っておいてなんですが、さらに実を言うと私が仙人です。
(賢くないじゃんという指摘は置いておいて)いくら考えても、自分ひとりで考えることはたかがしれています。
たとえば私の得意分野は「メンタル」「ゲーム」「ビジネス」ですが、苦手分野は「芸能」「ファッション」「ギャンブル」です。
苦手分野での自分の意見はよく言えばシンプル、わるく言えば思考停止で考える節があります。
いくら私が仮に仙人だとして、今さら苦手分野に取り組もうとはあまり思いませんし、取り組むとしても誰かの助けが必須になります。
そうして誰かの助けを借りるくらいならいいやとなるのも仙人だったりします。
無償で助けを借りれるならそうしたい(だから現代の仙人はインターネットと書籍が大好き)ですが、何か返さないといけないならその労力で別の成長を考えます。
ですから仙人は集まらないのです。
みなさんは仙人ですか、どうでしょう。
仙人は「山のような」インターネットと書籍、自分だけの思考にこもらず、時々でも村落降りて(誰かに発信することで)社会との接点を持った方がいいのでしょうね。
ということで仙人の方、いっしょにnoteをはじめましょう。
仙人が集まれるようなコミュニティ、需要があればつくります。最強かはこの際おいておきましょう。
おそらく多様性があれば仙人じゃなくていいのです。たまには山から降りてみるのが大切です。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
あなたの日々がよりよくなりますように。
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