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コンテナ型もある! 器が面白い駅弁

今回のテーマは「器が面白い駅弁」です。

昨日、近所のイオンにお昼ごはんを買いに行ったら、ミニ駅弁大会をやってたんです。

「もしかして、あの駅弁あるかな?」と思ってみてみたら、ありました!

淡路屋さんの「JR貨物コンテナ弁当 神戸のすきやき編」。

今年の春に発売されたところ大人気で、なかなか手に入らない幻の駅弁・・・なのですが、まさかイオンで売っているなんて。

実物を見たのは初めてでしたから、これは買うしかないって事で、もちろんお買い上げ。

これの何がいいかというと、器がコンテナになっているんですね。

昨日食べたので中身はありませんが、フタをパカッと開けると半分よりちょっと上ぐらいの高さまで、ご飯と具が入っていました。


具材は牛肉のほかに、ねぎ、しらたき、にんじん、しいたけ、お豆腐。

ご飯は甘辛いタレがしみ込んだ味飯になっておりまして、いやあ、美味しかった~。ビールがないのは残念でした。

お値段は税込み1,420円。

高いとみるか、安いとみるかですけど、器のユニークさを考えると妥当かなと思いました。

新幹線などの車両の形をした弁当容器は珍しくないですが、貨物コンテナをモチーフにしたのが面白いですよね。

意外と今までになかったアイディアで、そこが鉄道ファンにウケたのでしょう。

まぁ、たいていの鉄道ファンは貨物コンテナグッズが大好きです。私も鉄道模型用品の収納に、コンテナデザインのオリコン(折りたたみコンテナ)を2種類持ってます。

たくさん食べて貨物駅をつくろう

探してもなかなか手に入らなかったコンテナ弁当ですが、イオンで売っているくらいですから、供給が安定してきたのでしょう。

新大阪駅や新神戸駅などでも売っているはずですが、人気駅弁なので売り切れ必至です。見つけたら迷わず購入しましょう!

ちなみに、コンテナ容器は積み重ねできるようにポッチが付いてまして、2段、3段と積み上げられます。

たくさん集めて貨物駅を作ろうと考える鉄道ファンも、きっといるんじゃないかな?(笑)

器がユニークな群馬の有名駅弁

コンテナ弁当のほかにも、面白いカタチの駅弁は各地にあります。

おそらく皆さんも、一つや二つ、ご存知じゃないでしょうか。

関東で言いますと、高崎駅のだるま弁当が有名ですね。達磨の顔が、器のフタになっています。

それだけでなく、達磨の口のところにコインが通るくらいの穴が開いていて、食べ終わったあとに貯金箱として使えるようにしてあるのも気が利いた仕掛けです。

だるまですから、コインが満杯になったら両目を入れてあげると面白いんじゃないかなと思います。

それから高崎駅でも扱っている、信越本線・横川駅の「峠の釜めし」は、陶器製の釜が有名です。

真冬の寒い日でも、あたたかいお弁当を提供できるようにということで、保温性に優れている益子焼の土釜を採用したそうです。

しっかりとしたお釜なので、捨てるのが惜しいからと、家に持ち帰っている人は多いんじゃないでしょうか。

小物入れにしたり、鉢植えにして植物を育てたりして、再利用されていると思います。

広島の人気駅弁はしゃもじ型

西日本では、広島駅の「しゃもじかきめし」を推します。

安芸の宮島の名産品であるしゃもじをモチーフにした器に、広島名物の牡蠣が入っている有名駅弁です。

私が食べたのはもうずいぶん前ですが、すごく美味しかった記憶があります。

もう一度食べたくて、広島へ行くたびに弁当屋をのぞくのですが、いつも売り切れ。

しゃもじじゃない「かきめし」ならあるんですけどね。

百貨店の駅弁大会で予約すれば買えるでしょうが、そこまでするつもりはなく、駅で偶然みかけたら買いたいなぁと思っております。

初見で困惑した「ますのすし」

ビックリするような形ではないですが、富山駅の名物「ますのすし」はインパクトありました。

私が初めて北陸旅行した時に、富山駅の弁当売り場に「ますのすし」がたくさん積んであるのを見たんです。

「ふーん、富山はますのすしが名物なんだー」と思って、試しに一つ買ってみました。

丸い木の器のなかに、笹に包まれたお寿司が入ってまして、笹を開くとややオレンジがかったピンク色のますのネタが敷き詰められていました。

「これ、どうやって食べるんだろう…。」

あ、なるほど。付いているプラスチックの小刀を使って、笹の上からザクザクと切って食べるのか。

で、食べてみたら、さすが美味しかったですね。

でも、押し寿司なのでご飯がギッシリで、小食の私はおなかがいっぱいになりました。

最近はコンビニでおにぎりサイズのますのすしが売ってますが、でもやっぱり、笹で包まれた「ますのすし」を、ホールケーキみたいに自分で切って食べるほうが気分が盛り上がります。

2人か3人でシェアして食べれば、ちょうどいい分量です。

ペットボトルのお茶がなかった時代

駅弁につきもののお茶も、歴史的な変遷があります。

昔は陶器の容器にお茶っ葉を入れて、駅弁売りのおじさんがお湯を注いでくれるのが普通でした。入れたてのあったかいお茶はおいしかったなあ。

その後、陶器ではなくてポリ容器になりましたけど、お茶っ葉を入れてお湯を入れるスタイルは続きました。

しかし、缶入りやペットボトルのお茶が普及して、入れたてのお茶は飲めなくなりました。

ペットボトルのお茶は、いつでもどこでも安定した味を楽しめますけど、ある意味、味気無いお茶だなと思ったりいたします。

ということで、今日は「器が面白い駅弁」というお話をいたしました。

皆さんがご存じの、器が面白い駅弁がございましたら、ぜひコメントしてください!

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鉄道趣味で人生を豊かにする活動をしています。乗りテツ旅行会の溝口駅長です。今回の記事はいかがでしたか? もしよかったら、サポートしていただけると嬉しいです。