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大学生の息子たちへ伝えたいこと 選択肢を持つ編

今月は、息子たちの20歳の誕生日でした。

成人年齢は18歳になりましたが、お酒と煙草と公営ギャンブルは20歳解禁です。

記念に、久しぶりに気の張るレストランに家族で食事に出かけました。


大阪駅近辺の高層階、夜景の見えるイタリアンレストラン。

テーブルの間隔は広めで、ゆったりとしたテーブル上にろうそくが揺らめきます。

落とされた照明に、優しく流れるピアノの音色。

ホールスタッフの流れるような動きに惚れ惚れいたします。


飲食店で働いている息子たちは、職場であるファミレスやラーメン屋さんとの雰囲気の違いに、最初目が点になっていました。

一人前のお値段、桁違うしね。

こういうところの特にディナーで、ホールでもキッチンででも働いてみたら色々勉強になると思います。


お料理は、前菜からデザートまで、本っ当っに、おいしかったです!

「生ハム、めちゃうま!」

「ウニのパスタ、すごいな!」

「お肉、人生で一番おいしい…」

と、著しく語彙力の低下した食事会になりました。

最近、飲みに行く時は居酒屋が定番だった私は、四半世紀ぶりにモスコミュールやカシスオレンジを頂きました。

息子たちは、おしゃれな飲み物に、「どれも美味しい!」と興奮していました。

ホールスタッフの方も、フレンドリーに息子たちに話しかけて下さり、ありがたかったです。


ファーストフードやファミレス、うどん屋さん、ラーメン屋さん、定食屋さん、カフェ。

リーズナブルでおいしく、気軽に利用することができるありがたい存在です。

でも、背筋をピンと伸ばして、ゆったりと一品一品を味わうこういう場もあると、知っていて欲しいなと思いました。


様々な選択肢を持っていて初めて、選ぶことができます。

大切な誰かの記念日に、スマートにこういうレストランにエスコートしているあなたたちを想像して、母はちょっぴり嬉しかったです♬


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