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大学生の息子たちへ伝えたいこと 演劇のススメ編

40代で、人生初、演劇をかじりました。

きっかけは、双子の子どもたちの小学校入学です。

小学校で、8時20分から30分までの朝時間、絵本の読み聞かせをするボランティアを募集していたので、応募しました。

月に2回、我が子のクラスの教壇に立って絵本や紙芝居をひとりで読みます。

彼らが小学校を卒業するまで、6年間続けました。


ボランティアを始めるにあたり、私は「読み聞かせ」について調べました。

読み聞かせ、朗読、朗読劇など、プロアマ問わず観に行きました。

スタイルもレベルも千差万別、同じ演目でも、演者によって全く違う作品になります。

まず、自分の声を鍛えようと思い、朗読講座、演劇講座、ボイストレーニングなどを受講しました。

講座の発表会やボランティアなどで、端役で舞台にあがったり、地域のラジオ局でパーソナリティ体験したり。

受け取ったギフトは、たくさんあります。


その中でも、一番のギフトは、かけがえのないひとりとして、全員が主体的にかかわりながら、ひとつのものを創り出す喜びを知ったこと。

プライベートであれば口もきかないような人とでも、舞台の上では親友のように抱き合うことができます。

心だけ没入する本や映画のひとりの世界より、心と身体を使ってみんなで共有する舞台は、より鮮烈でした。

その分、消費するエネルギーは大きく、立ちはだかる壁に打ちのめされることも多々ありましたが(^-^;

演劇を志す人は、皆さん心身共に非常にタフで、同時に大変繊細です。

10年間の演劇体験は、万華鏡のようにキラキラとした時間でした。


今でも、毎朝、発声練習をしています。

演劇で声をコントロールできるようになったおかげで、場と状況に合わせて声を使い分けることができるようになりました。

人前で話すときには、会場に応じたハリのある声で、楽しく話すことができます。

社会に出る前に、自分の声と向き合って、しっかり鍛えてみるのもアリかなと思います。

コミュニケーションツールとして、強力な武器になりますよ。

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