大学生の息子たちに伝えたいこと 今を基準に整える編
下の子の部屋には、無印のユニットシェルフがひとつあり、そこに、彼のトップスとボトム、靴下がすべて収まっています。
柄物は1、2枚で、ほぼ無地かワンポイント、色は白、茶、青、黒など。
スーツや礼服、冬物のコート類は、共用のクローゼットに入っています。
先日、彼のランドリーボックスに取り込んだ洋服たちを入れた時に、2日前の分が入ったままでした。
「あれ、なんで前の分、片付けてないの?珍しいね」と声を掛けました。
「あーなんか、この間、夏のトップス3枚買い足したら、ハンガー足りなくなってて」
「ふーん。なんで買い足したの?」
「高校の頃から着ていたのが、さすがにくたびれてきてて。ちょっと窮屈やなとも思ったし」
「なるほど。そしたら、この棚の洋服、1回全部出して、これから着たいかどうか一度見直してみたら?他にも、サイズアウトしたのや、くたびれたの、あるかもよ」
それから、下の子、1時間ほど全部出して、トップス、ボトム、靴下をひとつひとつ手に取って、要不要を仕分けていました。
中学生の頃に愛用していたSサイズのTシャツや、彼の好みでない半ズボンなど、不要なものが出るわ出るわ。
結局、トップス9枚、ボトムス5本、靴下6足が処分になりました。
「ハンガー空いたわ。よかった。余裕があると、洋服出し入れしやすくていいな。俺は気に入った服ばかり着るから、あんまりたくさんはいらんねんなー」
と、しみじみ。
自分の好みのスタイルも自覚できたようです。
「シンプルな服は、素材や作りがくっきりでるから、もう少し価格帯あげてもいいかもね。少ない枚数でヘビロテするならなおさら。1回、この辺のお店、のぞきに行ってみたら?今、夏のバーゲンでかなり買いやすいお値段になっているし」
と、彼の好みに合いそうなショップをいくつか勧めてみました。
理系の彼は、論理的で脳みそが疲れない環境を好みます。
それが洋服にも表れています。
ホントに、家族ですら、皆違うルールで生きています。
彼のクローゼットがこれからどんなふうに進化するのか、楽しみです。
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