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最好映画。220 「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」2022年。

観終わって、はて、とても楽しかったけど、これはいつまでも覚えている名画なんだろうか?って思ってたら、一緒に観ていた奥さんが「これはあれだね、贅沢なアトラクションだね!」って言い出して、ああなるほど!と膝を打ちました。3時間12分、全く暇な瞬間がないという濃密な映像。映像の隅から隅まで情報の嵐。目が忙しいな~と思うと、海中の美しい風景でホッとして、再び闘いに巻き込まれる頃には、映画の中を体験しているようです。全てが初めて観る世界の様子を見ているだけでも楽しいのに、さらにそれを48コマで左右に振り分けて3Dで作ってると考えると途方もない尽力に脱帽するしかありません。元々3D映画って苦手なんです。乱視のせいか、像が二重に見えてしまうことが多くて、迫り来る水しぶきとか弾丸だったら嫌だなとか思ってたんですけど、今回はスクリーンの向こう側を深く見せるために使われていて、全然目が混乱しませんでした。ジェームズ・キャメロン監督の作品はほぼ観てます。「ターミネーター2」以降は、観たあと一週間で内容を忘れてしまうという、不思議な監督です。前作の「アバター」のラストは覚えていても、あれ、仲間の中に敵な人いなかったっけ?とかうろ覚えです。それでも毎回見に行ってしまうのは、最初の最初にキャメロン作品を観た「ターミネーター」1984年(!)の影響です。観ている間の体感時間を目一杯ハラハラさせてくれて、これでもかと情報を注ぎ込んで、誰も想像しなかったラストへ連れて行ってくれるからです。「ターミネーター」「エイリアン2」「アビス」が大好きで忘れられないから観ちゃうんですよね(⌒▽⌒)映画を作るというよりは大企業を毎回作っているようです。ちょっと不安もあって、どう感じるのかな、と思っていたんですが、奥さんのおかげで氷解しました。これは、3時間の巨大なアトラクションで、それを体験しに行くという映画。2時間も並んで10分で終わっちゃうアトラクションと比べたら、ずいぶん贅沢です笑。3000円のIMAX 3Dで観て損はないと思います。そう思えば、3時間はあっという間です。お時間あればぜひ(⌒▽⌒)


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