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アガペー

スモークツリー

梅雨の時期にお花屋さんにはよくおいています。
もくもくと煙を上げてるようなスモークツリーです。

読んで字のごとく煙の木で、和名がハグマノ木と言われます。

ハグマからつくられる仏具「払子(ほっす)」のようである所からこの名前がつけられました。

払子とは、インドでお坊さんが蚊やはえなどの虫を追い払うための道具に使われていたそうです。


払子は無殺生の掟からつくられた道具でしたが、中国につたわってから、この道具に観念的役割が付随しました。虫を追い払う道具だけではなく、煩悩という虫を追い払う道具にもなったそうです。

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スモークツリーからこんな仏教の道具「払子」の事まで調べるとわかるので面白いものですね。

アガパンサス

花言葉は、「恋の訪れ」「実直」「知的な装い」です。ギリシャ語で「愛」という意味のアガペ―と「花」を意味するアンサスから由来しました。
別名 ムラサキクンシラン。原産地はアフリカ。
古代ギリシア文化で「愛」には三つの言葉があります。

「エロス」「フィリア」「アガペー」

3つの愛は、ギリシア文化とキリスト教文化では意味あいが違ってきます。


意味合いの違いは、キリスト教文化のほうが区分けがはっきりされているようですね。

「エロス」→世俗的な愛
「フィリア」→同性愛を除く友愛
「アガペ―」→無償の愛、神の愛


ギリシア文化の愛は、包括的です。

「エロス」→攻撃的で情熱的な愛
「フィリア」→友愛、家族愛、盲目的を除く恋、淡い恋心的な愛
「アガペー」
→家族への愛、恋人への愛、友人への愛など、一般的に使う愛。

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枯れた石化柳

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枝ぶりが好きで3年以上水にもつけずおいていました。大阪にいたときの作品です。枯れたものも雰囲気や趣、味がでますね。

別名は蛇竜柳。石化は帯化、綴化とも呼ばれます。
虫や細菌で生長点が傷つけられ、生じたものでもあるようです。

器が小さいから柳とのアンバランス感が僕は好きなんですね。
枝ものをドライにして水分の抜けきった状態は軽いのでこんなアンバランスのデザインが可能になりました。

1万円のフラワーサービス

今日は初めての1万円のフラワーサービスのご依頼分のお花を作らして頂きました。花製作のライブ配信を公開するのは15分。30分はご依頼主様だけに見ていただく形にするライブ配信です。とっても満足していただけてうれしかったですね。


市場で母の日に集める資材などを買いに行き花の調達を今日はしておりました。今日は1日冷房をかけて過ごしております。部屋の室温19度
体感温度はもっと寒いですね。部屋も狭いので。「めっちゃ寒い」
以前、バラを枯らしてしまったので、これぐらいやらないといけません。

なので、冬の服そう重ね着状態ですw防寒着のコートが必要かもと思う感じですねw言わずもがなという感じですが、花にとって居心地の良い室温は人間にとっては寒いのですw

さて、1万円のフラワーサービスの話に戻しましょう。お客様のヒアリングの結果、カスミ草と青いバラをつかいました。
お渡しするのはご依頼主様のお母さんにという事でした。

一回目のお会いしてヒアリングの際に、ご依頼主さまからは「母に渡すつもり。でもお花で女性を勇気づけたいなと思ってるの」ともおっしゃってました。また、また嬉しいのが「母の日前にノリティに作ってほしい。少しでもノリティのやってることも広まってほしいし、女性に少しでも元気を届けたいから」ということ。

こういう言葉はうれしいですね。

2回目はDMでのヒアリングです。
お花の思い出に関して、いろいろとシェアしていただき、「おばぁちゃんに渡せなかったお花」というのが印象的でした。

子供のころ、おばぁちゃんへのプレゼントでいとこが渡したプレゼントがとっても素敵で自分がプレゼントで買ってきたお花を渡せなかったご依頼主様。でもおばぁちゃんはわかっていたそうです。
とってもかわいらしいエピソードでした。

愛している孫に、プレゼントをもらう気持ちがうれしい。
子供の純粋で正直な気持ちも伝わって、とってもかわいいエピソードです。

お花は青いバラ

このステキなお話を聞いて作ったのはこちら

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ご依頼主様が子供のころ、おばぁちゃんにプレゼントしようとしたのは、青いバラの造花だったそうです。

そのエピソードを聞いて作ったアレンジ。
枯れても手元に一輪だけ置かれている状態がいいなとおもい青いバラのプリザーブドフラワーをアレンジに差し込む事を決めました。

実はこのご依頼主様のエピソードは母の日のお話だそうです。
おかぁさんがおばぁちゃんに母の日にプレゼントを贈るようにという習慣が彼女のおうちにはあるそうなんですね。ステキなお母さんです。

元気出してほしいし世の中の女性を少しでも元気にしたいという彼女の気持ちにこたえたかった。すごく喜んでいただけました。

ご近所さんなので、お礼にとっても嬉しい差し入れ迄いただけたので早速たべましたがとてもおいしくてごはん何杯あってもいけましたね。こんな感じで1万円のフラワーサービスのお花のお届けをしてきました!
ローストビーフは帰ってから早速いただきましたw

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また、コロナが落ち着いたらノリティお手製のカルボナーラをごちそうしなくてわ。

さっ!今から母の日の準備に取り掛かります☆
まだ追加でご注文あれば対応いたしますので是非是非に☆

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今からはリアルが価値のある時代。 コロナがいったん終息した時には、あなたとリアルにあってお話したいです。