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インタラクティブwebsite Flashの記憶 〈monologue63〉

おはようございます。のりしろ太郎です。
写真整理していましたら一枚の写真が出てきました。それが建物が並んでいるこちらの画像です。これは私自身が2008年に制作した私のポートフォリオ・ウェブサイトです。今から16年も前に制作したんだと思うと随分と年月が経つって早いものだと感じてます。ちょっとのんびり過ごしていると、あっという間に一年が終わりますからね。

STEREOc ウェブサイト(2008年)

インタラクティブなwebsite Flash

皆さんFlash(フラッシュ)をご存知ですか?
今の時代、Flashを知らない方も多いのではないでしょうか。
Flashは、1996年にアメリカのソフトウェア会社「FutureWave Software(フューチャーウェーブ・ソフトウェア)」 が、アニメーションデータを作成するソフトと再生プラグインを開発。その後にMacromedia(マクロメディア)が買収しました。Flashは動画やゲームを扱うための規格で、さらに後にAdobeが買収して、Adobe Flash(アドビ・フラッシュ)の名称で親しまれました。ベクターイメージで描画可能でデータ量を小さくすることが可能で、スクリプトで制御することでアニメーションをしたり、音を鳴らしたり、動きのあるインタラクティブなウェブサイトの制作も可能でした。
私はゲームのようなエンターテイメント性の高いサイトを構築できるFlashに惹かれ、当時多くのサイトをFlashを用いて制作していました。
現在Flashは、Adobeが2020年12月31日をもってFlash Playerのサポートを終了したことを機にFlashの時代は幕を下ろしました。

Chat GPTによる解説「Adobe Flashとは」 
Adobe Flashは、1996年にMacromedia社によって開発されたマルチメディアソフトウェアです。主にアニメーション、リッチインターネットアプリケーション、ゲーム、広告などに使用され、ウェブブラウザ上で動作することで人気を博しました。Flashの特徴は、ベクターグラフィックスを使用しているため、データサイズが小さく、滑らかなアニメーションが可能な点です。また、ActionScriptというプログラミング言語を用いることで、インタラクティブなコンテンツを作成することができました。
2005年にAdobe Systemsは、Macromediaを34億ドルで買収し、Flashを自社製品としました。その後、FlashはAdobe Flash Professionalとしてリブランドされ、さらに開発が進められました。しかし、スマートフォンやタブレットの普及に伴い、Flashの性能やセキュリティの問題が露呈しました。特に、AppleがiPhoneやiPadでFlashをサポートしないことを決定したことで、Flashの使用は急速に減少しました。
最終的に、Adobeは2020年12月31日をもってFlash Playerのサポートを終了し、Flashの時代は幕を閉じました。現在では、HTML5やCSS3、JavaScriptといった技術がFlashに代わる標準として広く利用されています。これにより、ウェブコンテンツはより安全で高速、かつモバイルフレンドリーな形で提供されるようになりました。

*ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。

空想建築

当時私がFlashを用いて制作していたコンテンツのひとつに「空想建築」というシリーズがありました。サイトをクリックすると画面上のホワイトキャンパスを突き破りみるみるうち家が建ってしまう凝りに凝ったコンテンツでした。またこのデジタル上に存在する建物を賃貸物件として貸したり、売買できないかと、構想も持っていました。いわばデジタルの不動産です。結局は私の頭の中でこのアイデアはとどまり、賃貸や販売するまでには至りませんでした。

Flashを用いた空想建築。
真っ白なディプレイのキャンパスを突き破り造り出される建物が面白い
(自分で自分の作品を面白いって褒めてます)
かの有名なゲゲゲのついた妖怪漫画に登場しそうなツリーハウス。
私の考える空想建築は、なんだかんだ植物を絡めてしまう。
金沢のパトリックブランと呼んでいただきたい。


空想建築以外にもあります
Flashで制作したコンテンツ

こちらは「空想建築」ではなく「庭と雑草」。同じくFlashを用いたインタラクティブなサイト。私が庭の雑草のお手入れであまりにも疲れてしまい、この大変さを皆さんにも味わってもらおうと制作したサイト。もぐらたたきゲームみたいな単純なもので、放置している草がどんどん生えてくる。その草をクリックすれば除去できるが、時間と共に至る所から生えてきて、手に負えなくなる。
いわゆる梱包材プチプチをつぶすだけのウェブサイト。感触は楽しめないが、プチプチした音は楽しめる。いわゆる聴覚への刺激によって感じるASMR的な快感を得るサイト。
Flashはアニメーションも得意。ちょっとグロめのアニメも作ってました。

インタラクティブが消えた今

Flashが幕を下ろした今。
websiteはどのサイトもシンプルで洗練されて見やすくなりました。おしゃれに仕上がっていますし、UIも優れています。しかしながら、当時のFlashを用いたサイトも個性的で面白かったんですけどね。
今のサイトにはインタラクティブさはなくエンターテイメント性も薄くなり個性も薄くなりました。まぁ、時代の流れですね。websiteあるだけ良い方で、なくてもSNSあれば十分って言えば十分です。このnoteだってありますし。
黎明期のカオス感を経て、無駄が削ぎ落とされ今のシンプルなwebsiteに落ち着く。次の時代のwebってどうなるんでしょうかね。

OUCHI

こちらはFlashではなく実際にフィジカルな工作によるお家。その名も「OUCHI」です。
金沢21世紀美術館、金沢市民芸術村、広島市現代美術館をはじめ多数ワークショップを開催してきた人気企画。

Flashで制作したデジタル上のお家だけでなく、実際に紙で作ったお家をつくるワークショップ「OUCHI」をはじめ、ダンボールを材料に建築をする「ダンボール建築」などフィジカルな建築もたくさんつくってきました。いずれも私の企画したワークショップの中でもとても人気コンテンツです。

NFTやメタバース
そして、今後の展望

Flashの時代に成し遂げることができなかったことをNFTやメタバースを活用して実現できないかと考えています。まだまだ形にこそなっていませんが、皆さんがあっと驚くようなことを展開できないかなと考えています。ローンチできるように頑張ります。これからの展開にご期待ください。
それにしてもデジタルでもアナログでも、つくるって楽しいですね。本当にクリエイティブは面白い。それでは、またお会いしましょう。さようなら。のりしろ太郎でした。

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最後までお読みいただきありがとうございました。皆さんのスキ、コメント、フォローは執筆の励みになります。また私のnoteに足を運んでいただけたら幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いします。
のりしろ太郎の活動や取り組みは、十月のオクトパスwebsiteをご覧くださいね。


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