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不老長寿メソッド

鈴木祐

死ぬまで若いは武器になる

・多くの国における健康寿命が70歳そこそこのなかで、100歳になっても健やかに表を歩き回り、楽器の演奏やチェスのような頭を使う作業も難なくこなす「健康長寿」の数が、一般的な先進国の約10倍の数が暮らす国→イタリアのサルディーニャ島

アンチエイジングとはどのようにして起こるのか、という根本的な考え方を説明…正しい若返りのテクニックにはすべてに共通する「ある原則」が存在する

段階1 苦痛 自分の心と体へ意図的にダメージを与える

段階2 回復 心身が受けたダメージを徹底的に癒す

段階3 往復 苦痛と回復のフェーズを繰り返す

①段階1・・・苦痛

「私を滅ぼすに至らないすべてのことが、私を強くする」・・・ニーチェ

例)10代の部活で先輩に怒鳴られて忍耐力がついた・仕事で味わった苦労が転職に役立った

→適度な苦痛が私たちの能力を高める力を持つのは間違いない

解りやすい例として・・・運動

筋トレも筋肉に意図的に適度な苦痛を与えることによって、筋繊維を破壊→回復により、大きな筋肉がつく

サウナも同じ例

精神(メンタル)もまた「苦痛」によって成長する

→過去にネガティブな体験を味わった回数が多いほど、記憶力や注意のコントロール力が高い傾向がある…実験の結果

ほどほどに嫌な体験は逆に脳のしなやかさを鍛える一助になる

人生の逆境が自分の成長に役立つのは間違いない

嫌なことがあれば「私の脳は鍛えられている」と考える習慣をつける

②段階2・・・回復

ハードに訓練せよ。しかし、それ以上にハードに休憩せよ

→体を鍛えるには厳しいトレーニングが欠かせないが、それ以上に「回復」のフェーズが重要だという・・・経験則を言い表した言葉

若返りに効く運動法とは、運動=トレーニング+休憩

→脂肪燃焼に効くエクササイズや、正確なフォームなどの情報は集めるのに〝正しい休憩”について突き詰めて考えたことがある人は少ない

→天才やトップパフォーマーほどしっかりと休憩をとっているという事が研究によって分かっている。彼らは正しく休むことの重要性をしっかりと認識している

では、正しい休憩方法とは…

⑴休憩の目的を明確にする

⑵目的の達成に必要な休憩法を決める

⑶必ず決めたとおりに休む

例えば…

・筋肉が増えるための休息の時間を取る

・仕事のことを忘れる

・脳のひらめきを待つ

→「暇ができたら休もう」といった行き当たりばったりの休憩ではなく、あらかじめ決めた計画にもとづいて休むべきときは「徹底的に休む」

アンチエイジングにおいて、苦痛と回復の重要度は全く同じであり、どちらが欠けても心身の若返りはうまくいかない

1⃣「苦痛」は若返りのシステムを起動させる

2⃣「回復」は若返りのシステムを実行させる

苦痛の刺激で若返りシステムが立ち上がっても、それだけであなたの心身が強化されることは無い。続けて正しい回復をはさまねば、若返りシステムは働いてくれない。いわば「苦痛」と「回復」はアンチエイジングの両輪

→一方だけを重んじないように心がける

③サルディーニャの人々も、人生の苦痛に挑み続けることで彼らは驚くほど若い肉体を保ち続けている

あなたの心と体を若返らせるためには、適切な量の苦しみが必須であり、同時に徹底的な癒しが欠かせない。2つのフェーズの往復により、正のスパイラルが生まれ、老化のスピードは遅くなっていく。

→苦痛と回復には、どちらも適量が存在し、その範囲を外すと「ストレス過多」か「刺激不足」のどちらかに陥り、いずれの場合でも逆に肉体の老化スピードが速くなりかねない

ワイ敵は苦痛の量は個人のライフスタイルや遺伝子によっても大きく異なり、「この基準さえ守っておけばOK」といった完璧なものも存在しない。あなたにとってベストな苦痛と回復のレベルを見極める作業が必要

以上が、

・成長するときのメカニズム

・アンチエイジングの根本的なメカニズム

改めて、・正しい苦痛の与え方 ・正しい回復のプロセスへと続く…

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