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ミントチョコはお好き?

今日は朝から雨降り。陽が出てないから肌寒いかと思いきや、傘をさして1時間ほど歩き回っていたら、マスクのせいもあってかめちゃくちゃ蒸し暑い。

一刻も早く冷房の効いた部屋に飛び込みたくなるような真夏の暑さではなく、体内に熱がこもってしまい、早く冷たいものを飲んだり食べたりして体を中から冷やしたい気分。

家に着いて手洗いをすませたらすぐに冷凍庫を開けてアイスクリームを探す。4人家族の我が家には必ず「箱アイス」が常備されている。(これは小さめのアイスが5ー6個入ったファミリーパックの我が家での通称だ)

今日はミントチョコのアイスクリームの気分だったけれど残念ながらその買い置きはない。しかたなしに1本だけ残っているカルピス味のアイスキャンディーをかじる。

ミントチョコのアイスクリームなんて、ここ何年も食べていなかったのに最近時々食べたくなるのはなぜだろうと考える。

そしてこれはまさに私のヲタ活の影響だと思いいたる。

K-POPアイドル界隈では、よくミントチョコ味のアイスについて言及される。(ですよね?)

ファンからアイドルへの質問でよく出てくるのが「ミンチョ派ですか?アンチミンチョ派ですか?」というもの。ミントチョコ味は好きか嫌いかを尋ねる質問である。

それを聞かれたアイドルは、ミンチョ派であれば「はい!ミントチョコ大好きです!昨日も食べましたよ!」と笑顔で答え、アンチミンチョ派であれば、ミントチョコという言葉を聞くのも嫌だみたいな表情で、「嫌いです。歯磨き粉とチョコレートを一緒に食べてるみたいじゃないですか...」などと答える。

44歳の私は、このやり取りを初めは不思議に思っていた。なんで頻繁にこんなことを聞くのだろう。そしてなんでアイドルたちはこの質問にこうも真剣に答えるのだろうかと。

しかし、最近なんとなく、彼らがこの質問のやり取りを大切にする意味がわかった気がする。

ミントチョコ味は、他のアイスクリームのフレーバーと比べて、好き嫌いが大きく二分される。まあまあ好きとか、普通、という答えは返ってこない。推しの好き嫌いと自分の好き嫌いが一致するのか?そこをファンは知りたいのだ。(これはバランスゲームという、韓国でよくされている究極の選択系ゲームにも通じると思う。)

そして普段から表情管理がしっかりしているアイドルが、自分が嫌いなものに接するときの表情やコメントを見てみたい、聞いてみたいというファン心理。推しの笑顔はいつでも見られるけど、何かを嫌がる顔も見てみたいというちょっと恥ずかしい欲求。これをアイスクリームの味という無害でかわいいものの好き嫌いを尋ねることで満たそうとしているのではないだろうか。

こんなどうしようもない考察をしながらアイスキャンディーを食べ終えた。

やはりミントチョコ味が食べたかった。




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