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雪月心愛という丸ごとアイドル/2024.6.22雪月心愛ソロイベント「みぃあのとりこ」

雪月心愛さんのソロイベント「みぃあのとりこ」に参加して、アイドルとは? エンターテイメントとは? ということを少し考えました

とはいえ専門家でもないですし一人で考えていても埒が明かないので、とりあえずChatGPTに話しかけてみます

AIが言うにはエンターテイメントを考えるにあたっては「歴史的」「教育的」「文化的」「心理的」「経済的」な視点を持ち得るのではないかといいます

そうですね、今まさに考えたいのは「心理的な視点」です

で、もう一歩先の「心理的な視点でエンターテイメントを考えるにはどんなポイントを考慮できるか」についても聞いてみました

すると
・感情の共鳴
・ストレス解消
・社会的つながり
・アイデンティティと自己表現
・教育的効果
といった点から思考を深められるのではないかといいます

そうか
今日味わったエンターテイメントは、たしかに極上の「感情の共鳴」でした

2024年6月22日(土)
雪月心愛ソロイベント「みぃあのとりこ」
が2部制で行われました

雪月心愛さんという存在は人の心をつかむことに長けたアイドルであることに異論のある人はないと思います

ステージの高さなど存在しないかのように一人ひとりの目線に合わせて視線を届けるばかりではなく、ライブが行われるすべての瞬間で観客が幸せに過ごすために自分が何をすべきか。どうすればここにいる一人ひとりと幸福感をシェアできるのか。その命題にとことんまで向き合える、そんな天賦の才を持っている。そう感じさせてくれるスペシャルな存在です

そんな彼女がファンのことを思い企画してくれた「みぃあのとりこ」

1部1曲目の「うさみみ」から2部の最後の曲「トリセツ」、さらにラストのあいさつ、舞台を去るその瞬間に至るまで、つねに心がそこにあるイベントでした。心がそこにある……自分で書いておいてなんだけど、心があるとはなんなんでしょう?

先日の柏でのセンキューライブの記事で人間CROWN POPについて書いたけれど、みぃあちゃんの強みもまさにそこにあるように感じます
感情の豊かさと言ってもいいし、あたたかさでもいいかもしれない。アイドルとしてのかわいらしい容姿や歌、ダンスなどのパフォーマンス、ライブMCや配信などでのトーク。そういった我々の目や耳が受容する、はっきり「これ」と言いきれる情報だけではない、さらにその周縁部に広がっている余白のような何か。そのにじみのような部分に、彼女の心がつねにあふれていた、そんなイベントでした

みあちゃんの衣装替えをするタイミングで流れていた質問コーナーのVTR。2部に流れていた内容で、たしか好きな色は「パステルカラー」だって言ってましたね

まさに水彩パステルのような淡くて、滲むようなやさしい色合い。言葉にして意味に線を引いてしまえば魅力が減衰してしまうような、境界線のないやさしさ
言い方を変えれば、雪月心愛というアイドルを構成する要素のすべてが一体で、やさしくあたたかくて、心が和む時間を生み出してくれているのかなと思います

イベント内で設けられた撮影タイム
動画をSNSにアップしても大丈夫なようにCROWN POPの曲をBGMに、みんなが撮りやすいようにとステージ上をこちらからあちらへ、あちらからこちらへと移動するみぃあ
会場のすべての人と一回は目を合わせようとしているのではないかと思えるぐらいに、右へ左へ、手前へ奥へと視線を送り微笑みかけています

1部、2部で楽しそうに歌った「うさみみ」
みあちゃんを象徴する楽曲に心をこめて、まさにいじらしいという言葉がぴたりとはまるような雰囲気で、かわいらしく、表情豊かに、私たちを魅了します


以前から「ライブでは全員と一度は目を合わせたい」と話していたけれど、まさにその思いを体現するかのように、撮影時間も歌っているあいだもていねいに、みぃあは視線と心を我々に振りまいていきます

この数年「あざとい」という言葉が、かつてのネガティブな意味合いから変わり、かわいさを振りまく様子としてポジティブに使われるようになってきました。みあちゃんもときどきこの言葉を使いますね
たしかに「みぃあのとりこ」での彼女は、自分自身のかわいらしさを自覚しながら、それを積極的に一人ひとりと共有していこうとする、(良い意味の)あざとさあふれる前向きなアイドルだったなと思います

そんなかわいらしさに包まれつつ、撮影タイムやビンゴコーナーなどほのぼのとした時間もあり、イベントが進んでいく中、本人は特に強く言及はしていませんでしたが、実はチャレンジングな要素もいろいろとあったイベントだったのかななんてことも感じます
完全ソロは初めてということで、それ自体挑戦だったでしょうし、水(お茶)を口にしているあいだの静寂、一人しゃべり、カバー曲の数々、かっこよかったダンスコーナーなどなど。素人目にも、ここに向けて相当準備を頑張ってくれたんだろうなということが伝わってきます

見ているこちらは、そのすべてに満点をつけたいぐらい大満足ですが、もしかしたら本人は、もっとできた、もっと頑張れたと思う部分もあるのかもしれません。専門の人が見れば、技術的にもっと良くできる伸び代もあるのでしょう

けれど間違いなくみぃあが我々に届けてくれたのは、最高にかわいらしくて、最高にあたたかくて、最高にやさしくて、最高に美しいイベント
「誇り高きアイドル」が見せてくれた、紛れもない最上のエンターテイメントでした

1部の最後、高ぶる感情をどうにか押さえ込もうとしながら歌ってくれて「誇り高きアイドル」には次のような歌詞があります

バカにするやつは嫌いだ
見下されるのも嫌いだ
"アイドルなんか"という言葉を
見てもいないくせに言うな

HoneyWorks「誇り高きアイドル」

小さいころからアイドルが好きで、アイドルに憧れて、そしてアイドルとして我々の前に姿を見せてくれている雪月心愛さん
彼女が全身全霊をもって届けてくれる、決して要素になんか分解できない、分解しても意味がない、アイドルとしての、人としての尽きない魅力

それがやさしさとあたたかさをまとって我々の胸に直接届く。「みぃあのとりこ」はそんなイベントでした

CROWN POP解散以降も、浪江女子発組合の一員として活動を続けてくれるみあちゃん。個人でのイベントやライブ、配信なんかもあるのかな。あるといいな
これからもきっと、簡単には言葉にできないパステルカラーのような淡い魅力をもって、雪月心愛丸ごとで、我々にやさしい時間を届けてくれることと思います

素敵な時間をありがとう
大好きだよ(←甘やかしの一言


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