体外受精前にAMH値の結果を聞く

体外受精にステップアップすることを決め
今周期からピルを飲んでいる

ピルによるものなのか生理中にいつも発生する
プツプツとした肌荒れがなくて少しうれしい
赤みはあるものの 化粧ノリがいいとそれだけで
1日がハッピーになるような気がする

先週血液検査をした
AMHの値を調べて今後の方針を決めるためのもの

AMHは簡単に言えば卵子がどの程度残っているかを
推測するための指標とされているホルモン
あくまで数の問題であって質には影響しないらしい

検査結果が書かれた紙を提示される
そこに記載された[1.88]という数字が
果たして良いのか悪いのか 何を表すのか分からない

先生が表を見せて説明してくれる
29~30歳の中央値は4~5.0くらいだということ
私の1.88は36-39歳くらいの数値であること
不安になる数値ではないものの 少なめであること

至って冷静にメモを取り 頷きながら説明を聞くものの
ああそうか 高プロラクチンだけじゃなく
ここにも原因があったんだなあ
そりゃ自然妊娠が難しいわけだよなあ
なるべくして今この状況になってるのだから
タイミング法も人工授精も早く切り上げればよかったな
なんて諦めにも似たせつない気持ちになった

先生が淡々と話してくれるのはきっと
私を不安にさせないためなのだと思うことにする

平均以下であるものの問題は無いとのことで
予定通りショート法で進めることになった

次の生理が来た日から服用する点鼻薬を処方された
これがまた1日3回 決まった時間に必ず
シュッとしなければならないというから
今からもうプレッシャーがすごい
仕事中に忘れずに 迷惑かけずにできるだろうか
万が一忘れてしまった時の罪悪感の大きさを想像すると
それだけで胸が苦しくなる

今日の待合室は妊婦さんがたくさんいた
お腹の大きな人
嬉しそうにエコー写真を見つめる人
母子手帳を読み込む人
ヒラヒラのマタニティマークを付けてる人
すべてが私の胸をえぐる
でもあれが私のなりたい姿

私もその一員になれるよう
ショックな検査結果も たくさんの通院も
たくさんの採血も薬も注射も手術も乗り越える
努力できることがあるから救われる
がんばろうと思える

そう思わないとやっていけないってのもある

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