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理解されない病

私はずっと精神病(うつ病)である。
一緒にいる人は支えようとしてくれている。でもそれがまた辛いところでもある。支えようとしてもらおうとしてくれている、言い方を変えれば人の支えがないと生活も出来なくなってしまった。と言うことである。色んなことが気になって、バスに乗ればバスの開閉の音でさえ大きく感じてしまう。一緒にいる人というのはパートナーだが“気にしすぎなんだよ”と先日言われた。人の目が気になって、聴覚過敏にもなってしまっている私にとって1番言われたくなかった。気にしてしまう、なってしまうのがこの病気なのでは無いだろうかと感じる。そんなこと気にならなければ、もっとタフに生きられれば病気になってなっていない。最近、うつ病というワードは耳にする事が多くなったが本当に理解している人はそのうちのどのくらいだろうか。うつ病になって思う事は、うつ病の事を理解しようなんて思って貰いたくない。出来るはずがないから。だけれど、ちょっとした言葉遣いだったり、不安定な時は傍に居てくれるだけでいい。うつ病について知って欲しいと思う。朝が来たらまたなにも出来ない日が始まるのか、今日は動けるだろうか、何も無く涙が出るのはなんでだろうか、お風呂も炊事も食欲だってない。睡眠も薬を使っても取れていない。それを知った上で“気にしすぎている”のか。それを知らないからこそそう言えると感じる。外にでれば他の同僚同期は仕事に行っているのに何しているんだろう、私は今後どうなるんだろう。
酷い時には湯船に浸かっていて、このまま沈んで居たら楽になれるかなとも思った。死にたかったわけではないが楽になりたかった。なにも出来ない自分はもうコリゴリだった。ひとつひとつ、と色んな事を試すがなにも楽しいとは感じられない、淡々とこなすだけ。1個の事に集中すると何時間もそればかりしている事だってあるし、布団から出られない日だってある。個人差はあるが背中が重くて思うように動けない。薬だって何種類飲むんだ?何に効いているんだ?と疑問にさえ思う。昼夜逆転生活になってしまい、彼は夜勤が多いのでそれが当たり前のようになっているが“昼夜逆転生活になっちゃってるのかもね”と言われたのがとてつもなく傷ついた。あ、理解しようとしてくれてないんだと。まずうつ病というワードが広まっているだけで知った気になっているんだ。とショックを受けた。
私はなりたくてそうなった訳じゃない
勉強すれ、とはいわない。ただ色んな症状があり、こうすれば治るというような特効薬もないなかで薬を飲み続けて休養している身にもなってほしい

私のいまのただ一つの願いは仕事にいけるようになること。

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